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第23話
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だんだんと理解できてきた。
おれは、自分がどうしていきなりこの異世界に来たのか分からなかった――しかし、それはこの女神様の采配だったらしい。
イオリナ様は、地球からこの異世界に転生してきた「チート能力」を持った男をどうにかしたい。
だが、イオリナ様自身が人間に直接的な干渉をすることはできない。そのため、その男への対抗策としておれをこの世界に呼んだ。
さらに、その「チート能力」を持った男の存在は、神父様の失踪にも絡んでいるらしい。
そんなことを聞かされれば、おれがイオリナ様に協力しない道理はない。
道理はないのだが……その「チート能力」というのはそもそも一体どういうものなんだ? おれの催眠で対抗できるものなんだろうか?
「その男が持つチート能力というのはどういうものなんですか?」
「どういうのも何も、ぜんぶよぜんぶ」
イオリナ様はふたたび呆れたように肩をすくめた。
「身体能力向上にくわえて、この世界における病気はすべて完全耐性持ちよ。魔法は中級魔法までをすべて使えるし、アイテムボックスっていう制限なしで無尽蔵に荷物が詰め込める魔法も持ってる。あとは、<ギアス>っていう固有スキルも持ってるわ。このスキルは一日に一回だけ使用できて、視線を合わせてスキル名を唱えるだけで、対象の人間を一定時間、自分の好きなように操れるの」
「……なんというか、ちょっと詰め込みすぎではないですか?」
「やっぱりそう思うわよね!?」
イオリナ様は半泣きになりながら、おれの手をがしりと掴んできた。
「私の苦労、分かってくれる? こんな危険な能力がてんこ盛りにされた人間が、いきなりこの世界に放り込まれたのよ!? 信じられないでしょ!?」
「心中お察しいたします……ですが、そんなトンデモ能力をもった男に、おれが対抗できるものでしょうか? いえ、神父様がその男に攫われたと分かった以上、是が非でもその男へ挑むつもりではあるのですが」
おれの質問に、イオリナ様はなにか含みのある微笑みを浮かべた。
「大丈夫、そのために貴方を選んだのだもの。貴方はあの男と違って、自分の力を過信せず、使いどころをよく分かっているわ。私利私欲のために濫用することもないし」
「ずいぶんとおれのことを買ってくれているんですね」
「それに、向こうは貴方の存在を知らないけれど、貴方は向こうの存在と能力を知っているのよ。これは大きな差ではなくて?」
「……ふむ」
どうやらイオリナ様は、おれが彼に勝つことを信じて疑っていないようだ。だが確かに、現時点でのおれと相手の認識の差は、大きなイニシアティブになるだろう。
そもそも、おれとしてはその男と対決しない理由がない。神父様を取り戻すと決めた以上は、その男との対決は避けられないだろう。
「その男は今はどこにいるんでしょうか?」
「それなんだけれど、残念ながら私が貴方にハッキリとした情報を伝えることはできないのよ。さっきも言った通り、私は生きている人間に干渉ができないの。あの男の情報をこれ以上漏らしたら、私がお咎めをくらっちゃうわ」
イオリナ様はすまなさそうな表情を浮かべた。
「ただ……これだけなら言えるわ。あの男は三日後に開かれる舞踏会に参加する予定よ」
「舞踏会、ですか」
「貴方が一緒にいるグレアム・バランなら、言えば舞踏会への招待状も手にいれられるでしょう。だから彼に頼んでみて?」
「うーん……」
今度はおれが困る番だった。
そりゃあ確かに、グレアムさんに言えば舞踏会とやらの招待状を手に入れることはできるだろうが……その理由をなんて説明すればいいのだろう?
正直に「大聖堂で祈りを捧げていたらイオリナ様が降臨されて、神父様を攫った男が舞踏会に参加するはずだと言われました!」と言ってもいいのだが、おれの頭がおかしくなったと思われないだろうか?
今でさえちょっと危険人物扱いされているのに、さらに拍車がかかってしまいそうだ。
「ああ、そっか。いきなり舞踏会に行きたいなんていっても、怪しまれちゃうわよね」
再びおれの心を読んだのだろうイオリナ様が、苦笑いを浮かべながらそう言った。
そして、おもむろに自分の右手首からアクセサリーを一つとると、それをおれに手渡してきた。
「イオリナ様、こちらは?」
「貴方にあげるわ。私が身に着けているのは聖白銀っていう金属のアクセサリーで、魔を払う力があるの。人間に直接的な干渉をすることはできないんだけれど、これは例外で、百年に一回だけ私の敬虔な信徒にこの聖白銀のアクセサリーを授けているの」
「いいんですか? こんな希少なものを頂いてしまって……」
「大丈夫よ、今まで貴方以外にもあげているし。前々回はネックレスをここの教王にあげたんだっけかな? ま、これを見せればグレアムもあなたの言うことを信じるはずよ」
……教王様というと、もしかしてこの総本山の中でも一番えらい人ではないだろうか?
本当にこれはおれが貰って大丈夫なものなんだろうか?
「大丈夫よ! 前回はこの国にいるラグラン侯爵家に指輪を授けたし、けっこういろんな人にあげてるもの。さほど貴重なものではないはずよ」
「そうなんですか? なら、ありがたく頂きます」
イオリナ様の言葉にホッとしながら、おれは頂いたアクセサリーを持って頭を下げた。
彼女は満足そうに微笑むと、腕を組んで頷いた。
「じゃあ、頑張ってちょうだい。貴方ならあの男を倒すことができると信じているわ。……あ、倒すといっても別に殺す必要はないのよ? 貴方の能力で彼の力に制限をかけるか、性格を矯正してくれればいいの。わかるわよね?」
「ええ、もとよりおれも人殺しをするつもりはありません。ご安心ください」
「良かったわ。もしも私にまた会いたいと思ったら、この大聖堂へ来て頂戴ね。貴方ならいつでも歓迎するわ。じゃあ、またね!」
イオリナ様は最後まで気さくな態度のまま、笑顔でおれに手を振った。
その瞬間、目の前にいたイオリナ様の姿がかき消えると、同時に、周囲にいた人々がいっせいに動き始める。
時間が停止していた世界が、もとに戻ったのだ。
おれは周囲をキョロキョロと見回して確認をしたが、どうやらまだグレアムさんは来ていないようだ。
ま、それも当たり前か。おれの体感だと三十分は経過しているが、周囲は時間が停まっていたのだ。なら、グレアムさんがここに来るのには時間がしばらくかかるだろう。
「ふう……よし、じゃあ後はグレアムさんが戻ってくるのを待って」
「き、君!」
手に持ったアクセサリーをしまおうかなと思った時、不意に、斜め前方の通路を歩いていた人から声をかけられた。
みれば、そこにいたのは老年の司祭様だった。白い衣服に緻密な刺繍がほどこされた司祭服を着ている。
その司祭様は、なんだか感極まった様子でおれの手にある聖白銀のアクセサリーを指さしている。
「どうかしましたか、司祭様?」
「い、今! 君の身体が光り輝いたと思ったら、突然その腕輪が現れたが……それはもしや聖白銀の腕輪では!? 君、まさかイオリナ女神の祝福を授かったのかね!?」
司祭様の大きな叫び声は大聖堂中に反響した。周囲の人々の視線がいっせいにおれに向けられる。
そして皆、おれの手の中にある聖白銀のアクセサリーを見ようと、一斉にこちらに近寄ってきた。
「――なに、今しがたイオリナ様の祝福が授けられたというのか!?」
「お兄ちゃん、本当にその腕輪が急に手の中にあらわれたのかい? 自分で持っていたものじゃなくて?」
「司祭様が実際に目の当たりにされたんだ、間違いない!」
「おお、神よ……! この奇跡に立ち会えたことを感謝いたします」
「ぜひともその聖白銀のアクセサリーの鑑定をさせてくれ!」
「君、ぜひ奇跡の話を聞きたい! 別室を案内するから、そちらに来てくれないか!?」
大人数にいっせいに詰め寄られて、おれは困惑した。
「あ、あの、皆さん? すこし落ち着いてください。これがまだ聖白銀のアクセサリーと決まったわけでもないですし、おれがイオリナ様の祝福を授かったと決まったわけでもありませんから、ね?」
「おお、若いのになんと謙虚な……! やはりイオリナ様の加護を授かるだけあって、清廉な心根をお持ちですな!」
にこにこと微笑む司祭様に、おれはとうとうどうすればいいのかますます分からなくなる。
こんなに人が大勢いては逃げるのも難しい。
というか、あの、イオリナ様? さっそくお話が違いませんか?
聖白銀のアクセサリーは、さほど珍しくもないというお話だったはずでは……!?
おれは、自分がどうしていきなりこの異世界に来たのか分からなかった――しかし、それはこの女神様の采配だったらしい。
イオリナ様は、地球からこの異世界に転生してきた「チート能力」を持った男をどうにかしたい。
だが、イオリナ様自身が人間に直接的な干渉をすることはできない。そのため、その男への対抗策としておれをこの世界に呼んだ。
さらに、その「チート能力」を持った男の存在は、神父様の失踪にも絡んでいるらしい。
そんなことを聞かされれば、おれがイオリナ様に協力しない道理はない。
道理はないのだが……その「チート能力」というのはそもそも一体どういうものなんだ? おれの催眠で対抗できるものなんだろうか?
「その男が持つチート能力というのはどういうものなんですか?」
「どういうのも何も、ぜんぶよぜんぶ」
イオリナ様はふたたび呆れたように肩をすくめた。
「身体能力向上にくわえて、この世界における病気はすべて完全耐性持ちよ。魔法は中級魔法までをすべて使えるし、アイテムボックスっていう制限なしで無尽蔵に荷物が詰め込める魔法も持ってる。あとは、<ギアス>っていう固有スキルも持ってるわ。このスキルは一日に一回だけ使用できて、視線を合わせてスキル名を唱えるだけで、対象の人間を一定時間、自分の好きなように操れるの」
「……なんというか、ちょっと詰め込みすぎではないですか?」
「やっぱりそう思うわよね!?」
イオリナ様は半泣きになりながら、おれの手をがしりと掴んできた。
「私の苦労、分かってくれる? こんな危険な能力がてんこ盛りにされた人間が、いきなりこの世界に放り込まれたのよ!? 信じられないでしょ!?」
「心中お察しいたします……ですが、そんなトンデモ能力をもった男に、おれが対抗できるものでしょうか? いえ、神父様がその男に攫われたと分かった以上、是が非でもその男へ挑むつもりではあるのですが」
おれの質問に、イオリナ様はなにか含みのある微笑みを浮かべた。
「大丈夫、そのために貴方を選んだのだもの。貴方はあの男と違って、自分の力を過信せず、使いどころをよく分かっているわ。私利私欲のために濫用することもないし」
「ずいぶんとおれのことを買ってくれているんですね」
「それに、向こうは貴方の存在を知らないけれど、貴方は向こうの存在と能力を知っているのよ。これは大きな差ではなくて?」
「……ふむ」
どうやらイオリナ様は、おれが彼に勝つことを信じて疑っていないようだ。だが確かに、現時点でのおれと相手の認識の差は、大きなイニシアティブになるだろう。
そもそも、おれとしてはその男と対決しない理由がない。神父様を取り戻すと決めた以上は、その男との対決は避けられないだろう。
「その男は今はどこにいるんでしょうか?」
「それなんだけれど、残念ながら私が貴方にハッキリとした情報を伝えることはできないのよ。さっきも言った通り、私は生きている人間に干渉ができないの。あの男の情報をこれ以上漏らしたら、私がお咎めをくらっちゃうわ」
イオリナ様はすまなさそうな表情を浮かべた。
「ただ……これだけなら言えるわ。あの男は三日後に開かれる舞踏会に参加する予定よ」
「舞踏会、ですか」
「貴方が一緒にいるグレアム・バランなら、言えば舞踏会への招待状も手にいれられるでしょう。だから彼に頼んでみて?」
「うーん……」
今度はおれが困る番だった。
そりゃあ確かに、グレアムさんに言えば舞踏会とやらの招待状を手に入れることはできるだろうが……その理由をなんて説明すればいいのだろう?
正直に「大聖堂で祈りを捧げていたらイオリナ様が降臨されて、神父様を攫った男が舞踏会に参加するはずだと言われました!」と言ってもいいのだが、おれの頭がおかしくなったと思われないだろうか?
今でさえちょっと危険人物扱いされているのに、さらに拍車がかかってしまいそうだ。
「ああ、そっか。いきなり舞踏会に行きたいなんていっても、怪しまれちゃうわよね」
再びおれの心を読んだのだろうイオリナ様が、苦笑いを浮かべながらそう言った。
そして、おもむろに自分の右手首からアクセサリーを一つとると、それをおれに手渡してきた。
「イオリナ様、こちらは?」
「貴方にあげるわ。私が身に着けているのは聖白銀っていう金属のアクセサリーで、魔を払う力があるの。人間に直接的な干渉をすることはできないんだけれど、これは例外で、百年に一回だけ私の敬虔な信徒にこの聖白銀のアクセサリーを授けているの」
「いいんですか? こんな希少なものを頂いてしまって……」
「大丈夫よ、今まで貴方以外にもあげているし。前々回はネックレスをここの教王にあげたんだっけかな? ま、これを見せればグレアムもあなたの言うことを信じるはずよ」
……教王様というと、もしかしてこの総本山の中でも一番えらい人ではないだろうか?
本当にこれはおれが貰って大丈夫なものなんだろうか?
「大丈夫よ! 前回はこの国にいるラグラン侯爵家に指輪を授けたし、けっこういろんな人にあげてるもの。さほど貴重なものではないはずよ」
「そうなんですか? なら、ありがたく頂きます」
イオリナ様の言葉にホッとしながら、おれは頂いたアクセサリーを持って頭を下げた。
彼女は満足そうに微笑むと、腕を組んで頷いた。
「じゃあ、頑張ってちょうだい。貴方ならあの男を倒すことができると信じているわ。……あ、倒すといっても別に殺す必要はないのよ? 貴方の能力で彼の力に制限をかけるか、性格を矯正してくれればいいの。わかるわよね?」
「ええ、もとよりおれも人殺しをするつもりはありません。ご安心ください」
「良かったわ。もしも私にまた会いたいと思ったら、この大聖堂へ来て頂戴ね。貴方ならいつでも歓迎するわ。じゃあ、またね!」
イオリナ様は最後まで気さくな態度のまま、笑顔でおれに手を振った。
その瞬間、目の前にいたイオリナ様の姿がかき消えると、同時に、周囲にいた人々がいっせいに動き始める。
時間が停止していた世界が、もとに戻ったのだ。
おれは周囲をキョロキョロと見回して確認をしたが、どうやらまだグレアムさんは来ていないようだ。
ま、それも当たり前か。おれの体感だと三十分は経過しているが、周囲は時間が停まっていたのだ。なら、グレアムさんがここに来るのには時間がしばらくかかるだろう。
「ふう……よし、じゃあ後はグレアムさんが戻ってくるのを待って」
「き、君!」
手に持ったアクセサリーをしまおうかなと思った時、不意に、斜め前方の通路を歩いていた人から声をかけられた。
みれば、そこにいたのは老年の司祭様だった。白い衣服に緻密な刺繍がほどこされた司祭服を着ている。
その司祭様は、なんだか感極まった様子でおれの手にある聖白銀のアクセサリーを指さしている。
「どうかしましたか、司祭様?」
「い、今! 君の身体が光り輝いたと思ったら、突然その腕輪が現れたが……それはもしや聖白銀の腕輪では!? 君、まさかイオリナ女神の祝福を授かったのかね!?」
司祭様の大きな叫び声は大聖堂中に反響した。周囲の人々の視線がいっせいにおれに向けられる。
そして皆、おれの手の中にある聖白銀のアクセサリーを見ようと、一斉にこちらに近寄ってきた。
「――なに、今しがたイオリナ様の祝福が授けられたというのか!?」
「お兄ちゃん、本当にその腕輪が急に手の中にあらわれたのかい? 自分で持っていたものじゃなくて?」
「司祭様が実際に目の当たりにされたんだ、間違いない!」
「おお、神よ……! この奇跡に立ち会えたことを感謝いたします」
「ぜひともその聖白銀のアクセサリーの鑑定をさせてくれ!」
「君、ぜひ奇跡の話を聞きたい! 別室を案内するから、そちらに来てくれないか!?」
大人数にいっせいに詰め寄られて、おれは困惑した。
「あ、あの、皆さん? すこし落ち着いてください。これがまだ聖白銀のアクセサリーと決まったわけでもないですし、おれがイオリナ様の祝福を授かったと決まったわけでもありませんから、ね?」
「おお、若いのになんと謙虚な……! やはりイオリナ様の加護を授かるだけあって、清廉な心根をお持ちですな!」
にこにこと微笑む司祭様に、おれはとうとうどうすればいいのかますます分からなくなる。
こんなに人が大勢いては逃げるのも難しい。
というか、あの、イオリナ様? さっそくお話が違いませんか?
聖白銀のアクセサリーは、さほど珍しくもないというお話だったはずでは……!?
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