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第28話
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グレアム・バランは、バラン伯爵家の四男として生を受けた。
バラン伯爵家は古い貴族家であり、武勇に優れた人材を多く輩出してきた。ドラング王国には中央騎士団と竜騎士団の二つが存在しているが、バラン伯爵家に生まれた男児は成人した後、中央騎士団に所属するのが習わしだった。
バラン伯爵家は武勲の誉れ高い名家だったが――しかし、家庭としてはあたたかみのあるものとはいいがたかった。
それというのも、バラン伯爵とその妻のジョゼフィーヌの仲がすっかり冷え切っていたためだ。騎士らしく厳格で冷徹なバラン伯爵と、すこし夢見がちなところのある楽天家のジョゼフィーヌの性格はあまりにも正反対であった。両家の政治的な思惑から結婚をした二人は、お互いのことをよく知らず、お互いに歩み寄ようともしなかった。
そんな夫婦の仲がますますこじれたのは、グレアムが十三歳になった頃だった。
発端は、ジョゼフィーヌの両親が旅行先にて食中毒にかかり、そのまま旅先から帰らぬ人となるという不幸な事故が起きたことだ。
一度に両親を失ったジョゼフィーヌは悲嘆に暮れたが、バラン伯爵はそんな妻を慰めようともしなかった。
悲しみと孤独感にうちひしがれたジョゼフィーヌは、心の寄る辺を家庭とは別の場所に求めた。
当時、貴族の女性たちの間では、占星術が流行っていた。もともと夢見がちなところのあるジョゼフィーヌもすっかり占星術に傾倒していたおり、お気に入りの占星術師のパトロンにさえなっていた。ジョゼフィーヌは、すぐに占星術師に自分の両親が死んだ理由を占わせた。
占星術師はこう告げた。
「ジョゼフィーヌの両親が亡くなったのは、バラン伯爵家が代々にわたって人を殺めているため、神の天秤による裁きがくだったのだ」
驚くジョゼフィーヌに、占星術師はさらに続けた。
「バラン伯爵家から人殺しの罪を濯がないかぎり、これからもジョゼフィーヌの血縁にあたるものが裁きを受ける。バラン伯爵家の罪を濯ぐには、子どもたちの一人を神学校にいれる他ない」
ジョゼフィーヌはすっかりこれを信じた。そして家に帰るなり、末子であるグレアムを神学校へ入れて神の道を歩ませると、夫であるバラン伯爵に断言したのである。
バラン伯爵は、馬鹿なことを、と吐き捨てて、ジョゼフィーヌの訴えを跳ねのけた。だが、ジョゼフィーヌの勢いはすさまじかった。
この時のことは、グレアムは今でもよく覚えている。最初、自分の母親は悪霊にでも取りつかれたのかと思ったほどだった。
連日、ずっと父に怒鳴り続け、叫び、かと思えば大泣きをしながら自分や兄たちを抱きしめる。夜中にいきなり屋敷中に響き渡るような大きな叫び声をあげ、飛び起きることも珍しくはなかった。
今思えば、一度に両親を失い、それなのに誰にも寄り添ってもらえなかった母は、心の病にかかっていたのだろう。
日ごと激しさを増すジョゼフィーヌに、とうとうバラン伯爵の方が折れた。
末子であるグレアムを「三年間だけ」という約束で神学校へ行かせることにしたのだ。
もちろんグレアムは行きたくはなかった。本当は騎士団のための士官学校に入りたかったが、しぶしぶ承諾した。承諾せざるを得なかった。
父も、三人の兄も、ジョゼフィーヌの激しさに疲弊し、鬱陶しがっていた。このまま母の要望を突っぱね続けても、父や兄たちに無理やりに神学校へ放り込まれるだろうというのが彼らの態度で分かった。
いやでいやで仕方がなかった神学校だったが、通ってみれば、グレアムにとってはさほど悪いところでもなかった。家族仲の冷え切った伯爵家より、神学校の神父や司祭たちの方がグレアムにずっと優しく親身であったし、なにより、エルトンという名の気の合う友人も出来た。
そうして三年の月日が流れた。
三年の間に、ジョゼフィーヌの鬱もずいぶんと落ち着いた。夫婦間の仲は冷え切ったままであったが、ジョゼフィーヌは一人で舞踏会や社交場へと出かけるようになっていて、他者との人付き合いを広げていた。それが功を奏したのだろう。
グレアムは当初の父との約束通り、神学校をやめて、騎士団入団のための士官学校へと移ることになった。
だが、この三年の間で、グレアムの心の中には変化が生じていた。
代々、バラン伯爵家の男は中央騎士団に所属するのが通例だった。だが、母に寄り添おうともせず、自分を神学校へ無理やりに進ませた父や兄たちと同じ中央騎士団に所属する気にはなれなかった。
そこで、グレアムは竜騎士団へ入る道を選んだ。
中央騎士団が王都の護衛は主な騎士団であるのに対し、竜騎士団は竜に騎乗し、各地を回って戦う騎士団だ。歴代のバラン伯爵家の人間の中で、竜騎士団に入ったものは一人もいない。
だが、グレアムにはどうやら竜騎士の才能があったらしく、士官学校に移り、竜騎士団に入団してから素晴らしい戦歴を収めた。
竜騎士として武功を挙げたグレアムは、とうとう竜騎士団の第一部隊隊長に上り詰め、誓約竜が与えられることになった。
誓約竜というのは、竜騎士団の一定以上の地位の者だけに与えられる竜だ。
一般の竜騎士は、竜の中でも小型で緑色の鱗をもつワイバーン種に騎乗する。この竜は比較的、人になれやすく、調教をすればどんな人間でも背中に乗せるようになる。
だが、誓約竜は違う。
大型飛竜であるグレイプニル種の竜は、赤い鱗と黄金の瞳を持ち、ワイバーン種よりもはるかに巨大な体躯を持っている。この竜は決して人になつくことはない。
しかし、ドラング王国には古くから『竜の誓約』という秘伝の儀式がある。この儀式を行って誓約を交わしたグレイプニル種の竜は、主たる人間の命に従うようになるのだ。
儀式に必要なものは、グレイプニル種の竜の卵と、主たる人間の血だ。王宮の秘匿施設にある魔法陣の上にこの卵を設置し、その後、一年間、一日も欠かさずに一人の人間の生き血を与え続ける。
この儀式を踏んで一年後に孵った竜が『誓約竜』となる。誓約竜となったグレイプニル種の竜は、血の持ち主である人間のみに服従し、命令を聞くようになるのだ。
こうしてグレアムも、一匹のグレイプニル種の竜を、自身の誓約竜として手に入れることに成功した。
竜はグレアムによく懐き、グレアムも竜を可愛がった。
だが――今から半年前、グレアムはこの竜を手放さざるを得なくなった。
ある日のことだった。グレアムが不在にしていた時に、竜騎士団の竜舎にいたグレアムの誓約竜が突然暴れだしたのだ。
なんとか竜騎士団の団員たちが竜をおさえつけ、急いで戻ったグレアムが竜を沈静化させることに成功したものの、騎士団の建物や人員に少なくない被害が出てしまった。
さらにタイミングの悪いことに、負傷をしたのは竜騎士団の者だけではなかった。その時に、ちょうど竜騎士団へ視察に訪れていた中央騎士団の騎士団長が小さくない怪我を負った。
その男こそ、リンド・ルクサール伯爵だった。
リンド・ルクサールは、グレアムとは同格の伯爵家の貴族だが、グレアムが伯爵家の四男であるのに対し、相手は伯爵家当主だ。グレアムの方が立場が弱い上に、中央騎士団と竜騎士団は仲が良い間柄とは言い難い。
普段から、中央騎士団の騎士は「竜騎士団なぞ竜の威を借るだけで、剣の振り方もろくに知らない連中」といってはばからなかったし、対する竜騎士団も「中央騎士団なぞ、王都の城壁の中でふんぞり返っているだけでろくに実戦を経験していないお飾りだ」といって鼻で笑っていた。
そのため誰もが、中央騎士団はグレアムに重い処罰を求めるだろうと考えていた。少なくとも、竜の世話係だった騎士たちは騎士団退団を、隊長であるグレアムは降格処分となるに違いないと予想していた。
しかし、意外なことにリンド・ルクサールは「我らはドラング王国を守護する騎士であり仲間なのだから」といって、破格の条件を申し出てきたのである。
一年間、グレアムの誓約竜を中央騎士団で預かり、管理をする。
それ以上の処分を求めはしない、と告げてきたのだ。
この申し出に、グレアムは非常に驚いた。
というのも、リンド・ルクサールこそが「竜騎士団なぞトカゲの上にのってふんぞり返っている連中」と言ってはばからない男だったからだ。貴族の社交場に出たグレアムに対し、同様の言葉を正面から堂々と言い放ったことさえある。
あまりにも怪しい申し出に、グレアムは疑念を抱き、リンド・ルクサールの真意を探るために部下に調査を命じた。
だが、ここで意外な邪魔者が入った。グレアムの母親のジョゼフィーヌである。
一連の騒動が耳に入ったジョゼフィーヌが「やはりグレアムは神の道に進めさせるべきだった。誓約を結んだはずの竜が暴れるなんて、今からでも竜騎士団を退団させるべきでは」と再び鬱状態になってしまったのだ。
実家の父と兄から「なんとかしろ」という連絡と、母から「竜騎士団を退団しろ」という連絡が、連日、怒涛のように交互にくる。
くわえて、竜騎士団の大将たちからも「中央騎士団に早く了承の返事をしろ」とせっつかれてしまい、とうとうグレアムはリンド・ルクサールの申し出を了承せざるを得なくなってしまった。
こうしてグレアムは、自身の竜を手放すことになったのである。
バラン伯爵家は古い貴族家であり、武勇に優れた人材を多く輩出してきた。ドラング王国には中央騎士団と竜騎士団の二つが存在しているが、バラン伯爵家に生まれた男児は成人した後、中央騎士団に所属するのが習わしだった。
バラン伯爵家は武勲の誉れ高い名家だったが――しかし、家庭としてはあたたかみのあるものとはいいがたかった。
それというのも、バラン伯爵とその妻のジョゼフィーヌの仲がすっかり冷え切っていたためだ。騎士らしく厳格で冷徹なバラン伯爵と、すこし夢見がちなところのある楽天家のジョゼフィーヌの性格はあまりにも正反対であった。両家の政治的な思惑から結婚をした二人は、お互いのことをよく知らず、お互いに歩み寄ようともしなかった。
そんな夫婦の仲がますますこじれたのは、グレアムが十三歳になった頃だった。
発端は、ジョゼフィーヌの両親が旅行先にて食中毒にかかり、そのまま旅先から帰らぬ人となるという不幸な事故が起きたことだ。
一度に両親を失ったジョゼフィーヌは悲嘆に暮れたが、バラン伯爵はそんな妻を慰めようともしなかった。
悲しみと孤独感にうちひしがれたジョゼフィーヌは、心の寄る辺を家庭とは別の場所に求めた。
当時、貴族の女性たちの間では、占星術が流行っていた。もともと夢見がちなところのあるジョゼフィーヌもすっかり占星術に傾倒していたおり、お気に入りの占星術師のパトロンにさえなっていた。ジョゼフィーヌは、すぐに占星術師に自分の両親が死んだ理由を占わせた。
占星術師はこう告げた。
「ジョゼフィーヌの両親が亡くなったのは、バラン伯爵家が代々にわたって人を殺めているため、神の天秤による裁きがくだったのだ」
驚くジョゼフィーヌに、占星術師はさらに続けた。
「バラン伯爵家から人殺しの罪を濯がないかぎり、これからもジョゼフィーヌの血縁にあたるものが裁きを受ける。バラン伯爵家の罪を濯ぐには、子どもたちの一人を神学校にいれる他ない」
ジョゼフィーヌはすっかりこれを信じた。そして家に帰るなり、末子であるグレアムを神学校へ入れて神の道を歩ませると、夫であるバラン伯爵に断言したのである。
バラン伯爵は、馬鹿なことを、と吐き捨てて、ジョゼフィーヌの訴えを跳ねのけた。だが、ジョゼフィーヌの勢いはすさまじかった。
この時のことは、グレアムは今でもよく覚えている。最初、自分の母親は悪霊にでも取りつかれたのかと思ったほどだった。
連日、ずっと父に怒鳴り続け、叫び、かと思えば大泣きをしながら自分や兄たちを抱きしめる。夜中にいきなり屋敷中に響き渡るような大きな叫び声をあげ、飛び起きることも珍しくはなかった。
今思えば、一度に両親を失い、それなのに誰にも寄り添ってもらえなかった母は、心の病にかかっていたのだろう。
日ごと激しさを増すジョゼフィーヌに、とうとうバラン伯爵の方が折れた。
末子であるグレアムを「三年間だけ」という約束で神学校へ行かせることにしたのだ。
もちろんグレアムは行きたくはなかった。本当は騎士団のための士官学校に入りたかったが、しぶしぶ承諾した。承諾せざるを得なかった。
父も、三人の兄も、ジョゼフィーヌの激しさに疲弊し、鬱陶しがっていた。このまま母の要望を突っぱね続けても、父や兄たちに無理やりに神学校へ放り込まれるだろうというのが彼らの態度で分かった。
いやでいやで仕方がなかった神学校だったが、通ってみれば、グレアムにとってはさほど悪いところでもなかった。家族仲の冷え切った伯爵家より、神学校の神父や司祭たちの方がグレアムにずっと優しく親身であったし、なにより、エルトンという名の気の合う友人も出来た。
そうして三年の月日が流れた。
三年の間に、ジョゼフィーヌの鬱もずいぶんと落ち着いた。夫婦間の仲は冷え切ったままであったが、ジョゼフィーヌは一人で舞踏会や社交場へと出かけるようになっていて、他者との人付き合いを広げていた。それが功を奏したのだろう。
グレアムは当初の父との約束通り、神学校をやめて、騎士団入団のための士官学校へと移ることになった。
だが、この三年の間で、グレアムの心の中には変化が生じていた。
代々、バラン伯爵家の男は中央騎士団に所属するのが通例だった。だが、母に寄り添おうともせず、自分を神学校へ無理やりに進ませた父や兄たちと同じ中央騎士団に所属する気にはなれなかった。
そこで、グレアムは竜騎士団へ入る道を選んだ。
中央騎士団が王都の護衛は主な騎士団であるのに対し、竜騎士団は竜に騎乗し、各地を回って戦う騎士団だ。歴代のバラン伯爵家の人間の中で、竜騎士団に入ったものは一人もいない。
だが、グレアムにはどうやら竜騎士の才能があったらしく、士官学校に移り、竜騎士団に入団してから素晴らしい戦歴を収めた。
竜騎士として武功を挙げたグレアムは、とうとう竜騎士団の第一部隊隊長に上り詰め、誓約竜が与えられることになった。
誓約竜というのは、竜騎士団の一定以上の地位の者だけに与えられる竜だ。
一般の竜騎士は、竜の中でも小型で緑色の鱗をもつワイバーン種に騎乗する。この竜は比較的、人になれやすく、調教をすればどんな人間でも背中に乗せるようになる。
だが、誓約竜は違う。
大型飛竜であるグレイプニル種の竜は、赤い鱗と黄金の瞳を持ち、ワイバーン種よりもはるかに巨大な体躯を持っている。この竜は決して人になつくことはない。
しかし、ドラング王国には古くから『竜の誓約』という秘伝の儀式がある。この儀式を行って誓約を交わしたグレイプニル種の竜は、主たる人間の命に従うようになるのだ。
儀式に必要なものは、グレイプニル種の竜の卵と、主たる人間の血だ。王宮の秘匿施設にある魔法陣の上にこの卵を設置し、その後、一年間、一日も欠かさずに一人の人間の生き血を与え続ける。
この儀式を踏んで一年後に孵った竜が『誓約竜』となる。誓約竜となったグレイプニル種の竜は、血の持ち主である人間のみに服従し、命令を聞くようになるのだ。
こうしてグレアムも、一匹のグレイプニル種の竜を、自身の誓約竜として手に入れることに成功した。
竜はグレアムによく懐き、グレアムも竜を可愛がった。
だが――今から半年前、グレアムはこの竜を手放さざるを得なくなった。
ある日のことだった。グレアムが不在にしていた時に、竜騎士団の竜舎にいたグレアムの誓約竜が突然暴れだしたのだ。
なんとか竜騎士団の団員たちが竜をおさえつけ、急いで戻ったグレアムが竜を沈静化させることに成功したものの、騎士団の建物や人員に少なくない被害が出てしまった。
さらにタイミングの悪いことに、負傷をしたのは竜騎士団の者だけではなかった。その時に、ちょうど竜騎士団へ視察に訪れていた中央騎士団の騎士団長が小さくない怪我を負った。
その男こそ、リンド・ルクサール伯爵だった。
リンド・ルクサールは、グレアムとは同格の伯爵家の貴族だが、グレアムが伯爵家の四男であるのに対し、相手は伯爵家当主だ。グレアムの方が立場が弱い上に、中央騎士団と竜騎士団は仲が良い間柄とは言い難い。
普段から、中央騎士団の騎士は「竜騎士団なぞ竜の威を借るだけで、剣の振り方もろくに知らない連中」といってはばからなかったし、対する竜騎士団も「中央騎士団なぞ、王都の城壁の中でふんぞり返っているだけでろくに実戦を経験していないお飾りだ」といって鼻で笑っていた。
そのため誰もが、中央騎士団はグレアムに重い処罰を求めるだろうと考えていた。少なくとも、竜の世話係だった騎士たちは騎士団退団を、隊長であるグレアムは降格処分となるに違いないと予想していた。
しかし、意外なことにリンド・ルクサールは「我らはドラング王国を守護する騎士であり仲間なのだから」といって、破格の条件を申し出てきたのである。
一年間、グレアムの誓約竜を中央騎士団で預かり、管理をする。
それ以上の処分を求めはしない、と告げてきたのだ。
この申し出に、グレアムは非常に驚いた。
というのも、リンド・ルクサールこそが「竜騎士団なぞトカゲの上にのってふんぞり返っている連中」と言ってはばからない男だったからだ。貴族の社交場に出たグレアムに対し、同様の言葉を正面から堂々と言い放ったことさえある。
あまりにも怪しい申し出に、グレアムは疑念を抱き、リンド・ルクサールの真意を探るために部下に調査を命じた。
だが、ここで意外な邪魔者が入った。グレアムの母親のジョゼフィーヌである。
一連の騒動が耳に入ったジョゼフィーヌが「やはりグレアムは神の道に進めさせるべきだった。誓約を結んだはずの竜が暴れるなんて、今からでも竜騎士団を退団させるべきでは」と再び鬱状態になってしまったのだ。
実家の父と兄から「なんとかしろ」という連絡と、母から「竜騎士団を退団しろ」という連絡が、連日、怒涛のように交互にくる。
くわえて、竜騎士団の大将たちからも「中央騎士団に早く了承の返事をしろ」とせっつかれてしまい、とうとうグレアムはリンド・ルクサールの申し出を了承せざるを得なくなってしまった。
こうしてグレアムは、自身の竜を手放すことになったのである。
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