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【二人目】レイジ・D・カリヤ(犬獣人、37歳男) ②
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「ふむ、やはり上半身の筋肉のつき方がわれわれ獣人と微妙に異なるんだな……手に触ってもいいかい? ありがとう、指の関節は……こちらは私と同じだな。けれど爪はすごく薄いし、やわらかいんだな」
さて。おれは今、レイジさんに通された客室のソファに座っている。
レイジさんとソファに横並びに座っているのはさっきと一緒だけれど、一つ違う点は、おれが服を脱いで上半身裸の状態でいることだろう。
そしてレイジさんはそんなおれの手の甲や腕に触れて、しげしげとおれの身体を観察している最中だ。
「この爪は普段はどういった用途で使っているんだい? もっと鋭く尖らせたら紙を切ったり布を裂いたりできるのかな?」
「いえ、それは無理ですね。ちなみに素手で土を掘るとかも難しいです、途中で爪が折れて皮膚が裂けると思います」
「そうなのか……なるほど、そのかわりに細かい作業が得意なんだね。ふむ、肉球はないがそれでも手のひらはすごくやわらかい。猿系獣人と似ているようで少し違うな……」
レイジさんは最初こそ、遠慮がちにおれの身体に触れていたが、だんだんと遠慮がなくなっていたるところにペタペタと触ってくるようになっていた。今はうたうような調子で独り言をつぶやきながら、おれの手のひらを指先でぷにぷにとつついている最中だ。
なお、部屋の中はオフホワイトの絨毯と壁紙に、黒いベッドシーツや黒いブラインドといったモノトーンで統一されていて非常に居心地のよさそうな空間だ。壁には、客間にあったのとは違う画家の人物画が飾られている。どうやらレイジさんは、風景画や静物画よりは人間が描かれたものがお好きみたいだ。
なお、先ほど聞いたところによると、レイジさんはこの家にお一人で住まわれているらしい。
家事や掃除はアシスタントAIロボットに任せているから問題ないとのこと。
「今度は腕を触らせてもらってもいいかな? ふむ……毛皮がないのはともかく、体毛自体がほとんどないんだな。それに獣人とくらべて皮膚も薄いし……おや? ここの腕の赤くなっている部分はどうしたんだい?」
「あ、これですか? この前、釘が飛び出てたところにひっかけちゃったんですよね」
「なんと。それだけでこんな風に赤くなってしまうのかい?」
レイジさんは驚いたように目を見開く。同時に、おれの二の腕に触れていた指の力がほんの少し力が弱まった。
「じゃあ注意して触れないといけないな……いや、もちろん最初からそのつもりだったけれどね。ところで、暑さや寒さに対してはどうかな?」
「獣人さんと比べたら、暑さにも寒さにも弱いですね。前にニュースで熊獣人さんがブリザードの中を上半身裸で駆け回っているのを見ましたが、同じことを人間がやったらほとんどの人は凍傷になるかと」
「そうなのか!? ああ、だからか……前に人間たちがスケートをしている絵画を見たんだが、みんな分厚い洋服を着て丸々としていたのが不思議だったんだ。もっと薄着の方が滑りやすいんじゃないかと思っていたんだが、そういうことか……」
「厚着をしているのは防寒対策もありますが、怪我の対策もあると思いますよ? スケートリンクで転んだ場合、場合によっては骨折するでしょうし」
「骨折!? その程度で!? あ、いや、すまない、君たち人間を馬鹿にしているわけじゃないんだが……」
「あはは、気にしてないので大丈夫ですよ」
種にもよるけれど、人間と比べると獣人さんたちは身体の造りも頑丈だし、暑さや寒さの環境変化にとても強い。そもそもの遺伝子変化プロジェクトにおけるコンセプトが「過酷な自然環境に耐えうることのできる新人類」だったからだ。
ちなみにおれは獣人の母と人間の父から生まれたハーフなので、純粋な純血の人間とくらべると身体は頑丈なほうだ。ちなみに本来なら、人間と獣人のハーフの場合は獣人側の特徴を受け継ぐものなのだが、おれの場合は偶然にも外見的な特徴を受け継がなかった。
とはいえ、おれの身体が頑丈というのはあくまでも“人間”と比べてであって、獣人たちよりは劣る。
部屋の中は暖房がきいているとはいえ、長い間、上半身裸の状態でいたのですこし肌寒くなってきた。思わずふるりと身体を震わせると、レイジさんがハッとしたような表情になった。
「すまない、このくらいにしておこう。今日は私のわがままに付き合ってくれて本当にありがとう。おかげで研究の新しい切り口が掴めそうだよ」
「もういいんですか? おれならまだ大丈夫ですし、お時間もまだ残っていますよ」
レイジさんが予約したのは八時間コースだ。
おれがここに来て、まだ一時間ちょっとしか経っていない。
「いや、本当にもう充分だよ。帰りの自動タクシーは手配済みかい? もしも足がないのならこのままうちに泊まってもらってもかまわないし、それとも――」
ソファから立ち上がろうとするレイジさん。おれは反射的にそのシャツのすそうを掴んで彼を引き留めた。
「……セイくん? どうかしたかい?」
あ、初めて名前で呼んでくれた。
「レイジさん。添い寝はいらないって言ってましたけれど、せっかくだからしてみませんか? それにベッドの中ならおれも寒くないですから、もっとお話できますし」
「…………」
思い切って提案をしてみる。
しかし、レイジさんは一気に難しい表情になって、そのまま黙りこくってしまった。あからさまに芳しくない反応の彼に、おれは慌ててシャツを掴んでいた手を離す。
「すみません、無理強いするつもりはなかったんです。えっと、おれもう帰りますね。今日はありがとうございました」
傍らにたたんであったシャツを手に取り、袖を通す。しかし、今度はレイジさんがそんなおれの手首を掴んだ。先ほど触れてきた時とは比べ物にならないくらいに、力強く。
「っ、レイジさん?」
「違うんだ、嫌なわけじゃなくて……すまない、驚いて言葉に詰まってしまって。その、君と添い寝するのが嫌なわけではないんだ。それ自体にはすごく興味があるし、実はもともとそのつもりで君をうちに呼んだわけで」
しどろもどろになって説明を続けるレイジさん。
この慌てっぷりを見るに、確かにおれとの添い寝が嫌というわけではなさそうだ。
というか、レイジさんはもともと添い寝してもらうつもりでおれを呼んだのか。でも、確かに人間の身体の観察がしたいだけならわざわざ高い料金を払って八時間コースで申し込む必要はないよな。せいぜい二時間コースで充分だ。
それならどうして、レイジさんは途中で気が変わったんだろう?
人間との添い寝はともかく、おれ個人がいやだ、という話になるともはやどうしようもないけれど……この様子を見るにそういうわけじゃなさそうだし。
「じゃあどうして、さっきは『添い寝が目的じゃない』なんて言ったんですか?」
「……その……君が、思ったよりも小さかったから」
「はい?」
思わずきょとんと首をかしげる。
だって、小さいといわれても全然ピンとこない。さっきも言った通り、おれは獣人と人間のハーフだから一般的な男性の平均以上には身長も筋肉もついているはずだ。
あっけにとられているおれに対し、レイジさんは焦ったように言葉をつづけた。
「いや、だって君の会社のキャスト紹介欄には『19歳』と記載があったじゃないか! うちのゼミの学生たちと同じ年だ! なのに、ここにきた君は私よりも頭二つ分は小さいし身体もこんなに薄いし……! 私と添い寝なんかさせたらケガをさせそうで怖くて……!」
「あー……」
確かに、同世代の獣人と比べたらおれは小さいといえなくもない。
あと、うちの母親もよくレイジさんと同じことを言ってたな。
おれが子供の頃は『人間の子供ってこんなに小さいものなの!? どんなにご飯食べさせても全然大きくならないんだけど!?』と言って大騒ぎして、父になだめられていたものだ。おかげさまで小学生の頃のおれはかなりふくよかな体形だった。
「あはは、それうちの母親も言ってましたね。ぷちっと潰しそうで怖い、とか。でも、おれはこう見えてけっこう頑丈なんで、添い寝くらいなら全然大丈夫ですよ」
「し、しかし……」
それでもレイジさんは決心がつかない様子で言葉を濁した。
決めあぐねているようだが、心の天秤は添い寝コースにだいぶ傾きかけているようだ。その証拠に、彼の視線はちらちらとおれの顔と身体を交互に行き来している。
おれは彼の天秤を傾けるため、一石を投じることにした。
「ちなみにレイジさんが希望するなら、ハグや腕枕しながらの添い寝もできますよ! さっきみたいに指で触るだけじゃなくて、もっとしっかり人間の身体を確認できるチャンスだと思いますが!」
「――ぜひお願いしたい」
よし、落ちた!
ミッションコンプリート……!
いや、ミッション自体はこれから始まるんだけれどね。
そういうわけで今夜はもともとの予定通り、犬獣人のレイジさんとの添い寝となった。
ティモシーさんとはどう違うのかさっそく楽しみだ。
さて。おれは今、レイジさんに通された客室のソファに座っている。
レイジさんとソファに横並びに座っているのはさっきと一緒だけれど、一つ違う点は、おれが服を脱いで上半身裸の状態でいることだろう。
そしてレイジさんはそんなおれの手の甲や腕に触れて、しげしげとおれの身体を観察している最中だ。
「この爪は普段はどういった用途で使っているんだい? もっと鋭く尖らせたら紙を切ったり布を裂いたりできるのかな?」
「いえ、それは無理ですね。ちなみに素手で土を掘るとかも難しいです、途中で爪が折れて皮膚が裂けると思います」
「そうなのか……なるほど、そのかわりに細かい作業が得意なんだね。ふむ、肉球はないがそれでも手のひらはすごくやわらかい。猿系獣人と似ているようで少し違うな……」
レイジさんは最初こそ、遠慮がちにおれの身体に触れていたが、だんだんと遠慮がなくなっていたるところにペタペタと触ってくるようになっていた。今はうたうような調子で独り言をつぶやきながら、おれの手のひらを指先でぷにぷにとつついている最中だ。
なお、部屋の中はオフホワイトの絨毯と壁紙に、黒いベッドシーツや黒いブラインドといったモノトーンで統一されていて非常に居心地のよさそうな空間だ。壁には、客間にあったのとは違う画家の人物画が飾られている。どうやらレイジさんは、風景画や静物画よりは人間が描かれたものがお好きみたいだ。
なお、先ほど聞いたところによると、レイジさんはこの家にお一人で住まわれているらしい。
家事や掃除はアシスタントAIロボットに任せているから問題ないとのこと。
「今度は腕を触らせてもらってもいいかな? ふむ……毛皮がないのはともかく、体毛自体がほとんどないんだな。それに獣人とくらべて皮膚も薄いし……おや? ここの腕の赤くなっている部分はどうしたんだい?」
「あ、これですか? この前、釘が飛び出てたところにひっかけちゃったんですよね」
「なんと。それだけでこんな風に赤くなってしまうのかい?」
レイジさんは驚いたように目を見開く。同時に、おれの二の腕に触れていた指の力がほんの少し力が弱まった。
「じゃあ注意して触れないといけないな……いや、もちろん最初からそのつもりだったけれどね。ところで、暑さや寒さに対してはどうかな?」
「獣人さんと比べたら、暑さにも寒さにも弱いですね。前にニュースで熊獣人さんがブリザードの中を上半身裸で駆け回っているのを見ましたが、同じことを人間がやったらほとんどの人は凍傷になるかと」
「そうなのか!? ああ、だからか……前に人間たちがスケートをしている絵画を見たんだが、みんな分厚い洋服を着て丸々としていたのが不思議だったんだ。もっと薄着の方が滑りやすいんじゃないかと思っていたんだが、そういうことか……」
「厚着をしているのは防寒対策もありますが、怪我の対策もあると思いますよ? スケートリンクで転んだ場合、場合によっては骨折するでしょうし」
「骨折!? その程度で!? あ、いや、すまない、君たち人間を馬鹿にしているわけじゃないんだが……」
「あはは、気にしてないので大丈夫ですよ」
種にもよるけれど、人間と比べると獣人さんたちは身体の造りも頑丈だし、暑さや寒さの環境変化にとても強い。そもそもの遺伝子変化プロジェクトにおけるコンセプトが「過酷な自然環境に耐えうることのできる新人類」だったからだ。
ちなみにおれは獣人の母と人間の父から生まれたハーフなので、純粋な純血の人間とくらべると身体は頑丈なほうだ。ちなみに本来なら、人間と獣人のハーフの場合は獣人側の特徴を受け継ぐものなのだが、おれの場合は偶然にも外見的な特徴を受け継がなかった。
とはいえ、おれの身体が頑丈というのはあくまでも“人間”と比べてであって、獣人たちよりは劣る。
部屋の中は暖房がきいているとはいえ、長い間、上半身裸の状態でいたのですこし肌寒くなってきた。思わずふるりと身体を震わせると、レイジさんがハッとしたような表情になった。
「すまない、このくらいにしておこう。今日は私のわがままに付き合ってくれて本当にありがとう。おかげで研究の新しい切り口が掴めそうだよ」
「もういいんですか? おれならまだ大丈夫ですし、お時間もまだ残っていますよ」
レイジさんが予約したのは八時間コースだ。
おれがここに来て、まだ一時間ちょっとしか経っていない。
「いや、本当にもう充分だよ。帰りの自動タクシーは手配済みかい? もしも足がないのならこのままうちに泊まってもらってもかまわないし、それとも――」
ソファから立ち上がろうとするレイジさん。おれは反射的にそのシャツのすそうを掴んで彼を引き留めた。
「……セイくん? どうかしたかい?」
あ、初めて名前で呼んでくれた。
「レイジさん。添い寝はいらないって言ってましたけれど、せっかくだからしてみませんか? それにベッドの中ならおれも寒くないですから、もっとお話できますし」
「…………」
思い切って提案をしてみる。
しかし、レイジさんは一気に難しい表情になって、そのまま黙りこくってしまった。あからさまに芳しくない反応の彼に、おれは慌ててシャツを掴んでいた手を離す。
「すみません、無理強いするつもりはなかったんです。えっと、おれもう帰りますね。今日はありがとうございました」
傍らにたたんであったシャツを手に取り、袖を通す。しかし、今度はレイジさんがそんなおれの手首を掴んだ。先ほど触れてきた時とは比べ物にならないくらいに、力強く。
「っ、レイジさん?」
「違うんだ、嫌なわけじゃなくて……すまない、驚いて言葉に詰まってしまって。その、君と添い寝するのが嫌なわけではないんだ。それ自体にはすごく興味があるし、実はもともとそのつもりで君をうちに呼んだわけで」
しどろもどろになって説明を続けるレイジさん。
この慌てっぷりを見るに、確かにおれとの添い寝が嫌というわけではなさそうだ。
というか、レイジさんはもともと添い寝してもらうつもりでおれを呼んだのか。でも、確かに人間の身体の観察がしたいだけならわざわざ高い料金を払って八時間コースで申し込む必要はないよな。せいぜい二時間コースで充分だ。
それならどうして、レイジさんは途中で気が変わったんだろう?
人間との添い寝はともかく、おれ個人がいやだ、という話になるともはやどうしようもないけれど……この様子を見るにそういうわけじゃなさそうだし。
「じゃあどうして、さっきは『添い寝が目的じゃない』なんて言ったんですか?」
「……その……君が、思ったよりも小さかったから」
「はい?」
思わずきょとんと首をかしげる。
だって、小さいといわれても全然ピンとこない。さっきも言った通り、おれは獣人と人間のハーフだから一般的な男性の平均以上には身長も筋肉もついているはずだ。
あっけにとられているおれに対し、レイジさんは焦ったように言葉をつづけた。
「いや、だって君の会社のキャスト紹介欄には『19歳』と記載があったじゃないか! うちのゼミの学生たちと同じ年だ! なのに、ここにきた君は私よりも頭二つ分は小さいし身体もこんなに薄いし……! 私と添い寝なんかさせたらケガをさせそうで怖くて……!」
「あー……」
確かに、同世代の獣人と比べたらおれは小さいといえなくもない。
あと、うちの母親もよくレイジさんと同じことを言ってたな。
おれが子供の頃は『人間の子供ってこんなに小さいものなの!? どんなにご飯食べさせても全然大きくならないんだけど!?』と言って大騒ぎして、父になだめられていたものだ。おかげさまで小学生の頃のおれはかなりふくよかな体形だった。
「あはは、それうちの母親も言ってましたね。ぷちっと潰しそうで怖い、とか。でも、おれはこう見えてけっこう頑丈なんで、添い寝くらいなら全然大丈夫ですよ」
「し、しかし……」
それでもレイジさんは決心がつかない様子で言葉を濁した。
決めあぐねているようだが、心の天秤は添い寝コースにだいぶ傾きかけているようだ。その証拠に、彼の視線はちらちらとおれの顔と身体を交互に行き来している。
おれは彼の天秤を傾けるため、一石を投じることにした。
「ちなみにレイジさんが希望するなら、ハグや腕枕しながらの添い寝もできますよ! さっきみたいに指で触るだけじゃなくて、もっとしっかり人間の身体を確認できるチャンスだと思いますが!」
「――ぜひお願いしたい」
よし、落ちた!
ミッションコンプリート……!
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