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獣王国篇
病の原因
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フラの後を追ってレオ達が見舞いにやってきた。
急に賑やかになったことで、ふせっていたリケット婦人は嬉しそうに微笑む。だが顔色は良くないまま。
「バーバ……」
「らしくないねぇフラ?いつものように笑ってごらん」
オレンジ色の耳をピクリとさせてリケット婦人は孫娘の頭を撫でる。
その手が僅かに痙攣して見えたレオが声を掛けた。
「横から失礼します、ご婦人。病気になったのは最近ですか?手足が痙攣したり嘔吐してますか?」
「え?ええそうね、先週から体調が崩れてきたわ。食事をしても吐いてしまうの、でもどうして?」
レオは少し考えこみ口を開く。
「よく似た症状を俺は過去に見たことがあるんです……、貴女の身体を鑑定しても良いですか?」
「え!?」
狼狽えるリケット婦人と従者たち。
だがフラが割って入る。
「婆バ、レオは生物鑑定ができるの。もしかしたら病気の原因が見えるかもしれないよ!」
「……そう、フラがそういうなら信頼しましょう」
婦人はお願いしますと頭を下げた。
「はい、見るだけですのですぐ終わります。緊張せずそのままで」
レオはひさしぶりに【どないや?】を使った。
それから数秒後、やっぱりと呟いた。
「ご婦人のは病原菌が原因ではないですね、中毒症状です」
「中毒ですって!?」
レオは申し訳なさそうな面持ちで、以前飼っていた犬の話を始め説明する。
ついウッカリある食材がペットの食事に混入した結果、犬が中毒を起こして大騒ぎになった経緯を語った。
「最初は家族もわからなくて寒さで震えてると勘違いしたんですよ、あれは失態だった」
「まぁ、そんなことが……ではこの痺れは治るのね!また元気に歩けるのね?」
レオは飼い犬と婦人を比べてしまった事を詫びた。
「いいえ、原因がそれとわかったならすぐ解決しますわ、ありがとうレオ様」
それからすぐにティルによる浄化魔法で婦人から原因となる物質の除去がされた。
数刻後にはすっかり元気になった婦人が立ち上がって、いつも以上に働き元気になり過ぎだと従者が諌言するほどに回復した。
「それにしても、まさか玉葱が原因で動けなくなるなんてねぇ。わたしも食べてたよ?」
フラが一番驚いていた。
「個体差じゃないかな?いくら犬と狐が近しい種だとしても獣人は別種なんだから。でも人間も食物アレルギーで死ぬことあるから気をつけなきゃ……」
「あら、こわいですのね。気を付けないと……ねぇジェイラ?」
「な!なんでわたしに言うの!?ペットだからって犬扱いはひどいわ!」
ところでリケット婦人がどうして玉葱を食べるようになったかというと。
「これね、人間が著者の健康本を参考にしていたの。玉葱で血液サラサラ……うっかりしたわ。嫌いな玉葱を健康のためならと食べたばっかりに逆効果だったわぁ」
呑気に話す婦人にレオは苦笑いを返すのだった。
急に賑やかになったことで、ふせっていたリケット婦人は嬉しそうに微笑む。だが顔色は良くないまま。
「バーバ……」
「らしくないねぇフラ?いつものように笑ってごらん」
オレンジ色の耳をピクリとさせてリケット婦人は孫娘の頭を撫でる。
その手が僅かに痙攣して見えたレオが声を掛けた。
「横から失礼します、ご婦人。病気になったのは最近ですか?手足が痙攣したり嘔吐してますか?」
「え?ええそうね、先週から体調が崩れてきたわ。食事をしても吐いてしまうの、でもどうして?」
レオは少し考えこみ口を開く。
「よく似た症状を俺は過去に見たことがあるんです……、貴女の身体を鑑定しても良いですか?」
「え!?」
狼狽えるリケット婦人と従者たち。
だがフラが割って入る。
「婆バ、レオは生物鑑定ができるの。もしかしたら病気の原因が見えるかもしれないよ!」
「……そう、フラがそういうなら信頼しましょう」
婦人はお願いしますと頭を下げた。
「はい、見るだけですのですぐ終わります。緊張せずそのままで」
レオはひさしぶりに【どないや?】を使った。
それから数秒後、やっぱりと呟いた。
「ご婦人のは病原菌が原因ではないですね、中毒症状です」
「中毒ですって!?」
レオは申し訳なさそうな面持ちで、以前飼っていた犬の話を始め説明する。
ついウッカリある食材がペットの食事に混入した結果、犬が中毒を起こして大騒ぎになった経緯を語った。
「最初は家族もわからなくて寒さで震えてると勘違いしたんですよ、あれは失態だった」
「まぁ、そんなことが……ではこの痺れは治るのね!また元気に歩けるのね?」
レオは飼い犬と婦人を比べてしまった事を詫びた。
「いいえ、原因がそれとわかったならすぐ解決しますわ、ありがとうレオ様」
それからすぐにティルによる浄化魔法で婦人から原因となる物質の除去がされた。
数刻後にはすっかり元気になった婦人が立ち上がって、いつも以上に働き元気になり過ぎだと従者が諌言するほどに回復した。
「それにしても、まさか玉葱が原因で動けなくなるなんてねぇ。わたしも食べてたよ?」
フラが一番驚いていた。
「個体差じゃないかな?いくら犬と狐が近しい種だとしても獣人は別種なんだから。でも人間も食物アレルギーで死ぬことあるから気をつけなきゃ……」
「あら、こわいですのね。気を付けないと……ねぇジェイラ?」
「な!なんでわたしに言うの!?ペットだからって犬扱いはひどいわ!」
ところでリケット婦人がどうして玉葱を食べるようになったかというと。
「これね、人間が著者の健康本を参考にしていたの。玉葱で血液サラサラ……うっかりしたわ。嫌いな玉葱を健康のためならと食べたばっかりに逆効果だったわぁ」
呑気に話す婦人にレオは苦笑いを返すのだった。
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