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ヒーナの暴挙
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*おバカ視点
「なによう!ヒーナつまんない!」
いつも通りに生徒会室でバカ王子を誘惑してみたのに、彼のモノがちっとも屹立しない。床上手の自信がガラガラと崩れたわ。手練手管はもちろん、元娼婦のお母様直伝の技が通じないなんて!
アノ技コノ技を使ってみたけどやっぱりダメでイチモツはピクリともしなかった。ただでさえ普段から早打ちだった王子に不満が爆発したわ。
「す、済まない。ここのところ不眠気味でね」
「あらそう?良く効くマムシ酒でも分けてあげましょうかぁ?」
「マムシ!?」
蛇の精力剤と聞いたビビリの王子はガクガク震えちゃった。
あぁ嫌だ、身分以外なんの価値もない男がヒーナの夫になるなんて……しかもアッチは下手だし早漏ときたもんだ。
王太子妃に納まったらイケメンの愛人をたくさん作って遊んでやるんだから!
私の美貌は誰にも負けない自信があるわ、胸が大きく腰のくびれはもちろん、白い柔肌。そして愛らしい顔をしている。
ちょっと愛想を振り撒けば単純な男達はコロリと落ちた。
元婚約者のフランシスだってそうよ、とある夜会で出会った時、豊かな胸をプルンとさせて近寄ったら翌日には求婚してきたのだもの。
あぁ勿体ない。なかなかの美形でお金持ちだったのに、優良物件が他所の女に流れるのが腹立たしいわ。
でも修復は無理みたいだし、諦めましょう。慰謝料を請求されちゃったけど王子が払ったから我が家に憂いはない。
それから気になることがある。
邪魔者ナディア・ルフィンス・リフレートの姿を見なくなったのよ、生意気にも公爵令嬢だなんて高い身分にいるのも苛立つわ。
「まぁ矜持が山のように高い彼女のことだもの、私たちのイチャイチャを目にしたくないんでしょうね」
私はひとり生徒会室でどんな風に貶めてやろうか作戦を練った。
本人がいようがいまいが冤罪は作り放題だわ。
先ずは私の持ち物を適当に壊して一番目立つゴミ箱へ捨てた、そこで待機して誰かが通りかかるのを見計らう。
そして「ああ~!酷い失くしたと思ってた教科書とハンカチがこぉんな所にぃシクシク……」大袈裟に嘆いていれば生徒らが「何事だ」と勝手に騒いでくれたわ。
この調子でどんどん行きましょう!
王子にも手伝って欲しかったけど最近つれないのよね。後で餌を与えなきゃならないわ。
私物を壊し、適当に転んで痣を作った。
最後の仕上げは王子に協力させるしかない、階段落ちばかりは独り芝居は難儀だもの。
「さあ、やるわよ!ここの階段は適度に人が通るから都合がいいもの」
はりきる私に対してどこか上の空な王子、さすがに頭にきて怒ったらやっと動いた。
階段を上った先はナディアの教室がある、そして階下は職員室と低学年の教室が並んでいる。恰好の場所だわ。
私は打合せ通りに2段上から転げ落ちる、渾身の力で絶叫する私と「ナディアよぉぅ!なぁんてことをするんどおぁぁ!」と王子が台詞を言う。若干棒読みの大根な王子だったけれど職員室へはちゃんと届いたようだ。
教師が幾人か飛び出してきて、騒ぎを聞きつけた生徒らもワラワラと物見遊山に集まった。
やったわ!
断罪の材料はすべて集めた、待っていないさいナディア!
「なによう!ヒーナつまんない!」
いつも通りに生徒会室でバカ王子を誘惑してみたのに、彼のモノがちっとも屹立しない。床上手の自信がガラガラと崩れたわ。手練手管はもちろん、元娼婦のお母様直伝の技が通じないなんて!
アノ技コノ技を使ってみたけどやっぱりダメでイチモツはピクリともしなかった。ただでさえ普段から早打ちだった王子に不満が爆発したわ。
「す、済まない。ここのところ不眠気味でね」
「あらそう?良く効くマムシ酒でも分けてあげましょうかぁ?」
「マムシ!?」
蛇の精力剤と聞いたビビリの王子はガクガク震えちゃった。
あぁ嫌だ、身分以外なんの価値もない男がヒーナの夫になるなんて……しかもアッチは下手だし早漏ときたもんだ。
王太子妃に納まったらイケメンの愛人をたくさん作って遊んでやるんだから!
私の美貌は誰にも負けない自信があるわ、胸が大きく腰のくびれはもちろん、白い柔肌。そして愛らしい顔をしている。
ちょっと愛想を振り撒けば単純な男達はコロリと落ちた。
元婚約者のフランシスだってそうよ、とある夜会で出会った時、豊かな胸をプルンとさせて近寄ったら翌日には求婚してきたのだもの。
あぁ勿体ない。なかなかの美形でお金持ちだったのに、優良物件が他所の女に流れるのが腹立たしいわ。
でも修復は無理みたいだし、諦めましょう。慰謝料を請求されちゃったけど王子が払ったから我が家に憂いはない。
それから気になることがある。
邪魔者ナディア・ルフィンス・リフレートの姿を見なくなったのよ、生意気にも公爵令嬢だなんて高い身分にいるのも苛立つわ。
「まぁ矜持が山のように高い彼女のことだもの、私たちのイチャイチャを目にしたくないんでしょうね」
私はひとり生徒会室でどんな風に貶めてやろうか作戦を練った。
本人がいようがいまいが冤罪は作り放題だわ。
先ずは私の持ち物を適当に壊して一番目立つゴミ箱へ捨てた、そこで待機して誰かが通りかかるのを見計らう。
そして「ああ~!酷い失くしたと思ってた教科書とハンカチがこぉんな所にぃシクシク……」大袈裟に嘆いていれば生徒らが「何事だ」と勝手に騒いでくれたわ。
この調子でどんどん行きましょう!
王子にも手伝って欲しかったけど最近つれないのよね。後で餌を与えなきゃならないわ。
私物を壊し、適当に転んで痣を作った。
最後の仕上げは王子に協力させるしかない、階段落ちばかりは独り芝居は難儀だもの。
「さあ、やるわよ!ここの階段は適度に人が通るから都合がいいもの」
はりきる私に対してどこか上の空な王子、さすがに頭にきて怒ったらやっと動いた。
階段を上った先はナディアの教室がある、そして階下は職員室と低学年の教室が並んでいる。恰好の場所だわ。
私は打合せ通りに2段上から転げ落ちる、渾身の力で絶叫する私と「ナディアよぉぅ!なぁんてことをするんどおぁぁ!」と王子が台詞を言う。若干棒読みの大根な王子だったけれど職員室へはちゃんと届いたようだ。
教師が幾人か飛び出してきて、騒ぎを聞きつけた生徒らもワラワラと物見遊山に集まった。
やったわ!
断罪の材料はすべて集めた、待っていないさいナディア!
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