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王女リリアと西の魔王
城への侵入
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「あれがお城?」
私たちの行く道の先に、おどろおどろしいデザインの城が見えてきた。
山の中に建っているとは思えないほど巨大で、立派だ。
ポッツンケップの王城よりも遥かに大きい。
城の上空には、小型のドラゴンが飛び回っている。
下手に近づけば、あいつらに見つかってえらいことになるのは間違いない。
「たしかに、あそこに正面から近づくのは大変そうね」
私が言うと、ジョージが地図を見ながら、
「魔族の奴の残した地図によると、この少し先にある細い道を行けって話だんべ」
と言う。
少し道を歩くと、たしかに、知らなければ見落としそうな細い道があった。
細い道を下っていくと、やがて、洞窟に出る。
「この洞窟が、秘密の通路ですか?」
ホルスが聞き、
「んだな」
ジョージがうなずいた。
「入りましょ。ジョージ、松明つけてね」
ジョージに松明をつけてもらい、私は剣を構えて、小さな洞窟に入った。
狭く曲がりくねった洞窟を、ゆっくりと歩く。
「本当に、こんな洞窟がお城につながってるのかしら?」
うんざりしてきた私がつぶやくと、
「『堪え性のない人間どもにはイライラするかもしれないが、ずっと歩けば着くはずさ』って地図に書いてあるだ」
「まったく、死ぬ前だってのに、余計な一言を残す余裕はあるんだから」
あの場ではなんとかこっちが勝ったとはいえ、こんな一言を残す余裕があったかと思うと、なんだか悔しい気がしてくる。
私たちは、まがりくねる道をずっと歩いた。
やがて、一個の石造りのドアにたどり着く。
押してみたが、開きそうもない。
するとジョージが、
「『鍵と合言葉があるが、それについては秘密にしておこう』って書いてあるだ」
と、読み上げた。
ちぇっ。
私たちを行き止まりに行き当たらせて、面白がるつもりだったのかしら。
「ま、いいわ。こんなとこで立ち止まってらんないもの」
私は、シンメリルの剣を脱いて、扉を斬った。
たちまちに石造りの扉はバラバラになり、先への道が開かれる。
「ひょえー、強引なもんだべ」
ジョージが言うと、ホルスが、
「大胆って言うべきだよ、ジョージさん」
と、言った。
……ホルスにこう言われると、なんかちょっと嬉しい。
とにかく、こうして秘密の洞窟を抜けた私たちは、いよいよ、西の魔王の城に入り込んだのである。
私たちの行く道の先に、おどろおどろしいデザインの城が見えてきた。
山の中に建っているとは思えないほど巨大で、立派だ。
ポッツンケップの王城よりも遥かに大きい。
城の上空には、小型のドラゴンが飛び回っている。
下手に近づけば、あいつらに見つかってえらいことになるのは間違いない。
「たしかに、あそこに正面から近づくのは大変そうね」
私が言うと、ジョージが地図を見ながら、
「魔族の奴の残した地図によると、この少し先にある細い道を行けって話だんべ」
と言う。
少し道を歩くと、たしかに、知らなければ見落としそうな細い道があった。
細い道を下っていくと、やがて、洞窟に出る。
「この洞窟が、秘密の通路ですか?」
ホルスが聞き、
「んだな」
ジョージがうなずいた。
「入りましょ。ジョージ、松明つけてね」
ジョージに松明をつけてもらい、私は剣を構えて、小さな洞窟に入った。
狭く曲がりくねった洞窟を、ゆっくりと歩く。
「本当に、こんな洞窟がお城につながってるのかしら?」
うんざりしてきた私がつぶやくと、
「『堪え性のない人間どもにはイライラするかもしれないが、ずっと歩けば着くはずさ』って地図に書いてあるだ」
「まったく、死ぬ前だってのに、余計な一言を残す余裕はあるんだから」
あの場ではなんとかこっちが勝ったとはいえ、こんな一言を残す余裕があったかと思うと、なんだか悔しい気がしてくる。
私たちは、まがりくねる道をずっと歩いた。
やがて、一個の石造りのドアにたどり着く。
押してみたが、開きそうもない。
するとジョージが、
「『鍵と合言葉があるが、それについては秘密にしておこう』って書いてあるだ」
と、読み上げた。
ちぇっ。
私たちを行き止まりに行き当たらせて、面白がるつもりだったのかしら。
「ま、いいわ。こんなとこで立ち止まってらんないもの」
私は、シンメリルの剣を脱いて、扉を斬った。
たちまちに石造りの扉はバラバラになり、先への道が開かれる。
「ひょえー、強引なもんだべ」
ジョージが言うと、ホルスが、
「大胆って言うべきだよ、ジョージさん」
と、言った。
……ホルスにこう言われると、なんかちょっと嬉しい。
とにかく、こうして秘密の洞窟を抜けた私たちは、いよいよ、西の魔王の城に入り込んだのである。
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