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運命のアルファを探す俺
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文化祭が無事に終わり、再び普段の日常が戻っていた。
泰昌が亮に気があるかもしれないという事は、あれから話題にする事もなかったし、そもそも泰昌と2人になることもなかったので、俺は特に気にしない事にした。
そして俺は自分の事に、運命のアルファを探すの事に毎日必死になっていた。
ホームを歩いている時に近くにいるとして、乗り換えの駅に降りるまでは同じ電車に乗っているはずなのだ。
俺は毎日順番に車両を変えては、さりげなく周りを確認するようになっていた。
なっていたのだが・・・見つからない!
改札を出る近くまでは首筋に疼きがあるのだが、改札を出るまでの数分って短過ぎる。
しかも実際は首筋が疼くだけで、相手の顔を見たら運命のアルファだと分かるかと言われれば・・・自信がない!
あーどうしたら良いんだろうか・・・すぐ近くにいるというのに!!!
放課後、再び教室で机に項垂れる俺に、珍しく亮から話しかけてくれる。
「蓮、相手のアルファってどんな人物なんだろうな?
思ったんだけれど、すごく年上だったらどうする?守備範囲大丈夫か?」
「なんて事を言っちゃうんだ!・・・本当だ、相手のアルファって男か女か、年齢も分からないんだ。
え? 俺どうしたらいい? 運命のアルファが好みじゃないとか・・・そんな事・・・ある?」
「運命のアルファだと言うくらいだ、まあ、うん」
「答えになってないな!!!
え、会うのすごく怖くなってきたんですけど!?!?!」
「まあ、会ってから考えれば・・・でも、そんなに心配いらないんじゃないか?運命のアルファだろ?」
「誰だよ運命のアルファとか言っちゃったやつ・・・あー・・・俺だよー・・・」
「でも、本当に蓮の言うアルファがどんな人物か気になるな。
もう近くにいる事は間違いないだろうし、出会うのは時間の問題だろ」
そう言い終わると、ちょうど帰宅する時間になっていたので、時計を見た亮が席から立ち上がった。
俺も亮に続いて立ち上がり、少しの不安を抱えながら、明日の出会いに向けて家へと帰っていった。
泰昌が亮に気があるかもしれないという事は、あれから話題にする事もなかったし、そもそも泰昌と2人になることもなかったので、俺は特に気にしない事にした。
そして俺は自分の事に、運命のアルファを探すの事に毎日必死になっていた。
ホームを歩いている時に近くにいるとして、乗り換えの駅に降りるまでは同じ電車に乗っているはずなのだ。
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なっていたのだが・・・見つからない!
改札を出る近くまでは首筋に疼きがあるのだが、改札を出るまでの数分って短過ぎる。
しかも実際は首筋が疼くだけで、相手の顔を見たら運命のアルファだと分かるかと言われれば・・・自信がない!
あーどうしたら良いんだろうか・・・すぐ近くにいるというのに!!!
放課後、再び教室で机に項垂れる俺に、珍しく亮から話しかけてくれる。
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「なんて事を言っちゃうんだ!・・・本当だ、相手のアルファって男か女か、年齢も分からないんだ。
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え、会うのすごく怖くなってきたんですけど!?!?!」
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「誰だよ運命のアルファとか言っちゃったやつ・・・あー・・・俺だよー・・・」
「でも、本当に蓮の言うアルファがどんな人物か気になるな。
もう近くにいる事は間違いないだろうし、出会うのは時間の問題だろ」
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