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第1章
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城に戻ってから、マーカスは魔物退治に参加した者たちと共に、国王からの宴に招待されていた。国王が自ら直々に、今回の魔物退治への感謝を示したいということだった。
「マーカス殿、ディルクから話は聞いている。貴殿の働きは実に素晴らしいものだった。
今回の魔物の発生は異常であったと聞いていたが…貴殿のおかげで、誰一人怪我もなく無事帰還する事ができた。心から感謝する。
さぁ、今日は遠慮なく食べて過ごしてくれ」
「どうも」
国王の隣にいるディルクも、マーカスを労う。
「君がひとりで森へ向かったと聞いた時は驚いたが…あれほどの実力があるなら納得だ。本当に君の力は素晴らしい。ぜひ今後も、この国の力になってほしい」
「お役に立てることがあれば喜んで」
マーカスは国王やディルクをはじめ様々な人々から称賛を受けていたが、適当に返事をしながらずっと横目でフィリップを気にしていた。
フィリップは魔物退治を終えてからずっと黙りこんだままで、今もマーカスに視線を合わすことなく、ひとり静かに食事を続けている。
やがて食事を終えたフィリップが席を立ち、誰に呼び止められることもなく広間を出て行ってしまった。
マーカスはフィリップが出て行ったのを見て、次々に話しかけてくる人々の隙を見ては席を立ち、フィリップの後を追いかけて行った。
広間を出たマーカスは、機嫌よく歩きながら魔物退治を終えた時の事を思い出していた。フィリップの驚いた表情や、名前を呼ばせた事を思い出してはにやけていたが、マーカスは自分がそんな表情になっていることに気づいていない。
やがてたどり着いた庭園でマーカスは足を止めた。
庭園を眺めると、その中心にある噴水にひとり腰掛けている人物がいる。
マーカスはその人物を見つけると、先ほどよりもより一層顔がにやけてしまっていた。そしてゆっくり歩きながら、その人物の所へと近づいて行った。
「おーい、フィリップ。ここに居たんだな」
マーカスは上機嫌でフィリップの隣に座る。フィリップは相変わらず無言のままだったが、マーカスは構わず続ける。
「魔物退治のお礼って、別にわざわざ宴を開くほどの事でもないのにな。
それよりフィリップ、俺が本当に魔物を一掃して、まだ驚いているのか?」
「…そうだな。…あんなにも実力のある魔法使いだとは思っていなかった…」
「まぁ、あの時の魔法は色々な条件が整っていたんだけれどな。
全部が俺の実力じゃなくてーーー」
得意げに語り始めるマーカスに対し、フィリップは感情なく呟く。
「私のためというよりも…あれではまるでーーー」
マーカスの話が聞こえていないかのように、再びフィリップが黙り込んでしまう。
そんなフィリップの横顔をマーカスが覗き込む。
「おい、フィリップ?どうしたんだ?もしかして、どこか体の調子でも悪いのか?」
「…」
「おーい。俺と会話する気がないのか?」
フィリップはようやくマーカスを見たが、その目はどこか悲しそうな様子をしていた。
「…私はお前を召喚した。けれど、あれほどの実力があるのなら…国のために役に立つのは間違いない…。
やはり私の召喚は、国の繁栄のために間違ってはいなかったんだな…。お前が現れたのはこの国のため…つまりは兄上のためなんだ…。お前はこの国にとって役に立つ魔法使いになる。
つまり…兄上のために…。私のためじゃ…なかったんだ…」
「…おい、カエル王子!」
パシっと乾いた音が庭園に響く。
マーカスが両手でフィリップの顔を挟み撃ちしていた。そしてフィリップの顔をぐっと自分に近づける。
フィリップは何が起きたか分からず、驚いてマーカスを見た。マーカスは両手でフィリップの顔を抑えたまま、少し笑いながら優しく睨む。
「あの召喚がディルクのためだって?そんな訳ないだろ。この国も、お前の兄も全く関係ない。
俺が召喚されたのはただの手違いだって。俺は誰かの言う事を素直に聞くつもりなんてないし、この国の魔法使いになるつもりもない。
ほらフィリップ、そんなにふさぎ込むなって。俺が契約を解除してやるからさ。もう少し待ってくれ。解除してから、お前は本当の花嫁と幸せに暮らしたらいい」
「…いひゃい」
「あ、ちょっと力入れすぎたな」
少し申し訳ない気持ちになりながら、マーカスがフィリップの両頬から手を離そうとする。すると、フィリップが素早くその手を掴んだ。
マーカスが驚いてフィリップを見る。
「おい、どうしたーーー」
「確かにお前は、人の言う事を素直に聞く奴ではないな…。では…どうして私の言う事は聞くんだ?」
「えっ?聞いていたか?そんなつもりはーーー」
急な質問にマーカスは焦った様子を見せたが、フィリップはそんなマーカスの様子をじっと見つめる。
マーカスはフィリップの探るような視線を受け、背中に冷や汗が流れるのを感じた。
「あー…ほら、魔物退治は、ここでの滞在費だって言っただろ?」
「今回の事だけではない。そういえば…お前はいつも、文句を言いながらも私の言う事に従っているな?」
「…勘違いだ。おい、カエル王子。手を離せ」
「フィリップだ」
「俺だって、マーカスだって言ってーーー」
マーカスは強気な姿勢を見せようとしたが、フィリップの鋭い視線に耐えられず、思わず目をそらしてしまった。
…まずい。このままでは、バレてしまうーーー。
「マーカス…私を見ろ」
フィリップがそう言うと、マーカスは何か見えない力に抵抗しているかのような様子を見せたが、結局は抗う事が出来ず、小さく震えながらも、ゆっくりとフィリップを見た。
マーカスの震えは、手を握っているフィリップにも伝わっている。
「ひょっとするとマーカスは…私の言う事に逆らえないのか?」
「…っ」
マーカスは何も言えずに黙ってしまう。
どれくらい時間が経ったか分からない。他に誰もいない庭園で、二人はじっと動かずに、ただ互いを見つめ合っていた。
「…マーカス」
やがて、フィリップが握っていた手を放し、静かにマーカスの名を呼んだ。先ほどの鋭い視線が和らぎ、何かを試すかのように、そっと呟いた。
「私に…口づけしろーーー」
フィリップがそう言うと、マーカスは驚いて目を見開いた。
マーカスの表情には驚きと困惑が浮かんでいて、とてもそんな事が出来るはずがないと言っている。けれど、マーカスの意志に反して体はゆっくりと動きだす。
マーカスの両手が、フィリップの赤くなった両頬に、震えながらもそっと添えられる。
「…」
「…っ」
やがて、マーカスがフィリップに体を寄せ、ゆっくりと顔を近づけていった。
「マーカス殿、ディルクから話は聞いている。貴殿の働きは実に素晴らしいものだった。
今回の魔物の発生は異常であったと聞いていたが…貴殿のおかげで、誰一人怪我もなく無事帰還する事ができた。心から感謝する。
さぁ、今日は遠慮なく食べて過ごしてくれ」
「どうも」
国王の隣にいるディルクも、マーカスを労う。
「君がひとりで森へ向かったと聞いた時は驚いたが…あれほどの実力があるなら納得だ。本当に君の力は素晴らしい。ぜひ今後も、この国の力になってほしい」
「お役に立てることがあれば喜んで」
マーカスは国王やディルクをはじめ様々な人々から称賛を受けていたが、適当に返事をしながらずっと横目でフィリップを気にしていた。
フィリップは魔物退治を終えてからずっと黙りこんだままで、今もマーカスに視線を合わすことなく、ひとり静かに食事を続けている。
やがて食事を終えたフィリップが席を立ち、誰に呼び止められることもなく広間を出て行ってしまった。
マーカスはフィリップが出て行ったのを見て、次々に話しかけてくる人々の隙を見ては席を立ち、フィリップの後を追いかけて行った。
広間を出たマーカスは、機嫌よく歩きながら魔物退治を終えた時の事を思い出していた。フィリップの驚いた表情や、名前を呼ばせた事を思い出してはにやけていたが、マーカスは自分がそんな表情になっていることに気づいていない。
やがてたどり着いた庭園でマーカスは足を止めた。
庭園を眺めると、その中心にある噴水にひとり腰掛けている人物がいる。
マーカスはその人物を見つけると、先ほどよりもより一層顔がにやけてしまっていた。そしてゆっくり歩きながら、その人物の所へと近づいて行った。
「おーい、フィリップ。ここに居たんだな」
マーカスは上機嫌でフィリップの隣に座る。フィリップは相変わらず無言のままだったが、マーカスは構わず続ける。
「魔物退治のお礼って、別にわざわざ宴を開くほどの事でもないのにな。
それよりフィリップ、俺が本当に魔物を一掃して、まだ驚いているのか?」
「…そうだな。…あんなにも実力のある魔法使いだとは思っていなかった…」
「まぁ、あの時の魔法は色々な条件が整っていたんだけれどな。
全部が俺の実力じゃなくてーーー」
得意げに語り始めるマーカスに対し、フィリップは感情なく呟く。
「私のためというよりも…あれではまるでーーー」
マーカスの話が聞こえていないかのように、再びフィリップが黙り込んでしまう。
そんなフィリップの横顔をマーカスが覗き込む。
「おい、フィリップ?どうしたんだ?もしかして、どこか体の調子でも悪いのか?」
「…」
「おーい。俺と会話する気がないのか?」
フィリップはようやくマーカスを見たが、その目はどこか悲しそうな様子をしていた。
「…私はお前を召喚した。けれど、あれほどの実力があるのなら…国のために役に立つのは間違いない…。
やはり私の召喚は、国の繁栄のために間違ってはいなかったんだな…。お前が現れたのはこの国のため…つまりは兄上のためなんだ…。お前はこの国にとって役に立つ魔法使いになる。
つまり…兄上のために…。私のためじゃ…なかったんだ…」
「…おい、カエル王子!」
パシっと乾いた音が庭園に響く。
マーカスが両手でフィリップの顔を挟み撃ちしていた。そしてフィリップの顔をぐっと自分に近づける。
フィリップは何が起きたか分からず、驚いてマーカスを見た。マーカスは両手でフィリップの顔を抑えたまま、少し笑いながら優しく睨む。
「あの召喚がディルクのためだって?そんな訳ないだろ。この国も、お前の兄も全く関係ない。
俺が召喚されたのはただの手違いだって。俺は誰かの言う事を素直に聞くつもりなんてないし、この国の魔法使いになるつもりもない。
ほらフィリップ、そんなにふさぎ込むなって。俺が契約を解除してやるからさ。もう少し待ってくれ。解除してから、お前は本当の花嫁と幸せに暮らしたらいい」
「…いひゃい」
「あ、ちょっと力入れすぎたな」
少し申し訳ない気持ちになりながら、マーカスがフィリップの両頬から手を離そうとする。すると、フィリップが素早くその手を掴んだ。
マーカスが驚いてフィリップを見る。
「おい、どうしたーーー」
「確かにお前は、人の言う事を素直に聞く奴ではないな…。では…どうして私の言う事は聞くんだ?」
「えっ?聞いていたか?そんなつもりはーーー」
急な質問にマーカスは焦った様子を見せたが、フィリップはそんなマーカスの様子をじっと見つめる。
マーカスはフィリップの探るような視線を受け、背中に冷や汗が流れるのを感じた。
「あー…ほら、魔物退治は、ここでの滞在費だって言っただろ?」
「今回の事だけではない。そういえば…お前はいつも、文句を言いながらも私の言う事に従っているな?」
「…勘違いだ。おい、カエル王子。手を離せ」
「フィリップだ」
「俺だって、マーカスだって言ってーーー」
マーカスは強気な姿勢を見せようとしたが、フィリップの鋭い視線に耐えられず、思わず目をそらしてしまった。
…まずい。このままでは、バレてしまうーーー。
「マーカス…私を見ろ」
フィリップがそう言うと、マーカスは何か見えない力に抵抗しているかのような様子を見せたが、結局は抗う事が出来ず、小さく震えながらも、ゆっくりとフィリップを見た。
マーカスの震えは、手を握っているフィリップにも伝わっている。
「ひょっとするとマーカスは…私の言う事に逆らえないのか?」
「…っ」
マーカスは何も言えずに黙ってしまう。
どれくらい時間が経ったか分からない。他に誰もいない庭園で、二人はじっと動かずに、ただ互いを見つめ合っていた。
「…マーカス」
やがて、フィリップが握っていた手を放し、静かにマーカスの名を呼んだ。先ほどの鋭い視線が和らぎ、何かを試すかのように、そっと呟いた。
「私に…口づけしろーーー」
フィリップがそう言うと、マーカスは驚いて目を見開いた。
マーカスの表情には驚きと困惑が浮かんでいて、とてもそんな事が出来るはずがないと言っている。けれど、マーカスの意志に反して体はゆっくりと動きだす。
マーカスの両手が、フィリップの赤くなった両頬に、震えながらもそっと添えられる。
「…」
「…っ」
やがて、マーカスがフィリップに体を寄せ、ゆっくりと顔を近づけていった。
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※
タイトル及びあらすじ変更しました。(2/10)
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