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武者修行
王都脱出
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明朝とか言わずに直ぐに発つべきだった様だ。
夜中、複数の気配で目が覚めた。
寝室の前に抑えてはいるのだろうが、零れてくる殺気を感じながら。
人影は8つ…。
虎丸は残念ながら、改装中の馬小屋で眠っている。
選択の余地は既になく、仕方なしにショートソードを手にして、ベッドから跳ね起きた。
その瞬間、部屋のドアは開き、一気になだれ込んできた。
しかし、寝ていると思ってた対象者が起きて、
しかも、武器を構えているのに、一瞬の間が出来てしまったようだ。
無警戒に入ってきた二人を払うように斬り付け、後続の障害にする為に蹴りつけた。
策としてはなかなかだと思ったのだが、最後方に居た3人は明らかに別格のようで
物ともせずに部屋の中へ進んできた。
「お前らは下がっていろ。ワシ等でカタを付ける。」
明らかに賊の一味であろう出で立ちに嫌悪感を感じながら。
3人はいい距離を取りながら、徐々に部屋の隅へと追い込もうとしているのが分かった。
少し脳裏にヤバいかなって考えがよぎったが、こんな所でやられる訳にもいかないしなって思い、策を練った。
多分、個々にだったら勝てない相手ではない風に感じた。
だが、今は個々に撃破しようとすれば、他の二人がその隙に襲い掛かってくることは目に見えていた。
連係を取る相手と戦うことがほどんどなかったので、戸惑った。
そんなことを考えてる間に左右から追い込んできていた二人が飛んできた。
前に行けば、残り一人が待ち構えている。
普通の相手なら、自分の体を多少犠牲にでもして、勝機を見出そうって言う考えもあるんだろうが…。
相手は賊、武器に何か塗られてないとは限らない…多分、塗られてると考えた方が賢明であろう。
相手は寝込みを襲って来たんだから、命を奪うことが目的なんだろう。
だが、冷静になってみると、そんなに難しい局面ではないのかもしれない。
1度、左右からの剣を受け流し、一歩後退し……
呼吸をゆっくりと整えながら。
………吹き乱れろ風刃
再び、飛び掛ろうとした二人の体に無数の傷が出来、勢いよく血しぶきが上がった。
先程まで余裕を浮かべていた正面の一人も何が起こったのか理解できず、一瞬の隙が見えた。
その隙を見逃す訳もなく、武器を喉元に一気に突き刺した。
ウグッと短い声を上げ、そのまま崩れ落ちた。
部屋の外で様子を見ていた3人は腰を抜かし、座り込んだまま、必死で逃げだそうとしていた。
しかし、逃がす訳にも行かず、心で詫びながら、水平に首をはねた。
翌朝、セリに涙目になりそうなくらいな剣幕で説教された。
部屋から廊下にかけ、血で真っ赤に汚れていた。
血は落ちづらいんだよねって、辺りを見ながら呟いていた。
セリの説教を聞き終えると、ようやく旅に出ようという雰囲気になってきた。
目的地は隣国との国境近くである。
だが、どの隣国とも未だ決まっていない。
相変わらず無計画である。
虎丸は久々に遠くに行けると分かって、尻尾を激しく振っている。
夜中、複数の気配で目が覚めた。
寝室の前に抑えてはいるのだろうが、零れてくる殺気を感じながら。
人影は8つ…。
虎丸は残念ながら、改装中の馬小屋で眠っている。
選択の余地は既になく、仕方なしにショートソードを手にして、ベッドから跳ね起きた。
その瞬間、部屋のドアは開き、一気になだれ込んできた。
しかし、寝ていると思ってた対象者が起きて、
しかも、武器を構えているのに、一瞬の間が出来てしまったようだ。
無警戒に入ってきた二人を払うように斬り付け、後続の障害にする為に蹴りつけた。
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物ともせずに部屋の中へ進んできた。
「お前らは下がっていろ。ワシ等でカタを付ける。」
明らかに賊の一味であろう出で立ちに嫌悪感を感じながら。
3人はいい距離を取りながら、徐々に部屋の隅へと追い込もうとしているのが分かった。
少し脳裏にヤバいかなって考えがよぎったが、こんな所でやられる訳にもいかないしなって思い、策を練った。
多分、個々にだったら勝てない相手ではない風に感じた。
だが、今は個々に撃破しようとすれば、他の二人がその隙に襲い掛かってくることは目に見えていた。
連係を取る相手と戦うことがほどんどなかったので、戸惑った。
そんなことを考えてる間に左右から追い込んできていた二人が飛んできた。
前に行けば、残り一人が待ち構えている。
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相手は賊、武器に何か塗られてないとは限らない…多分、塗られてると考えた方が賢明であろう。
相手は寝込みを襲って来たんだから、命を奪うことが目的なんだろう。
だが、冷静になってみると、そんなに難しい局面ではないのかもしれない。
1度、左右からの剣を受け流し、一歩後退し……
呼吸をゆっくりと整えながら。
………吹き乱れろ風刃
再び、飛び掛ろうとした二人の体に無数の傷が出来、勢いよく血しぶきが上がった。
先程まで余裕を浮かべていた正面の一人も何が起こったのか理解できず、一瞬の隙が見えた。
その隙を見逃す訳もなく、武器を喉元に一気に突き刺した。
ウグッと短い声を上げ、そのまま崩れ落ちた。
部屋の外で様子を見ていた3人は腰を抜かし、座り込んだまま、必死で逃げだそうとしていた。
しかし、逃がす訳にも行かず、心で詫びながら、水平に首をはねた。
翌朝、セリに涙目になりそうなくらいな剣幕で説教された。
部屋から廊下にかけ、血で真っ赤に汚れていた。
血は落ちづらいんだよねって、辺りを見ながら呟いていた。
セリの説教を聞き終えると、ようやく旅に出ようという雰囲気になってきた。
目的地は隣国との国境近くである。
だが、どの隣国とも未だ決まっていない。
相変わらず無計画である。
虎丸は久々に遠くに行けると分かって、尻尾を激しく振っている。
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