転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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調査

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コボルトと共に依頼書にもあった湖へと向かいながら、気になってた事を聞いてみた。
「やっぱ……コボルトって、あのグランには少ないの?」
こっちを見て、頷いた。
「お嬢さんがコボルト嫌いになって…そしたら、ボスがコボルトを中心としたグランを別に作れって……殆どがそっちに行った。」
その表情は暗かった。
これ以上、聞いたら気まずくなりそうなので、聞くのをやめた。

湖近くの森に近づいてくると、コボルトは偵察してくるから、此処で待ってる様に指示してきた。
とりあえず頬をはたいてみた。
コボルトは驚いた顔で見てきたので。
「何でお前が仕切ってるんだよ。」
コボルトは腰袋からプレートを取り出そうとしている。
つまり言いたい事はお前より俺の方がランク上なんだから、リーダーはオレだろって事なんだろ。
「何だ、それ。悪いが、抜けるわ。」
コボルトを残し、来た道を帰ろうとして瞬間、何かの気配を感じ、木の影に身を隠した。
「お前、こんな所で何してんだ?もしかして、なんか探りに来たのか?」
覗くと、半透明なジェル状の塊にコボルトは捕まっていた。
声はその塊より遠くからしていた。

コボルトは焦ってるのか、それを振り払おうとしていた。
だが、腰に差した剣を抜こうとせずに、ただ腕をぶんぶん振り回していた。
そうしてる間にジェル状のモノがコボルトの口を塞ぐように。
流石にほっとくわけにもいかず、そのジェル状のモノを削ぐ為にナイフを片手に近づいた。
ジェル状のモノを削ぐと、涙目になりながら、コボルトは抱きついてきた。
やっぱりコイツの方がランクが上なのは納得出来ない。
「な、仲間か?変な真似したら、命はないぞ。」
声のする方を見ると、1mあるかどうかの魚人が槍を構えてた。
しかも、若干震えてる。
戦うべきなんだよなって思いながら、ナイフを握り直した。
その行動にビクッと身体をさせながら。
「や、やる気なのか?声を出せば、仲間が飛んでくるんだぞ。」
もうセリフがやられキャラっぽい。
そういうやりとりをしてると、ようやく息も整ったコボルトが腰の剣を抜いた。
コボルトとミニ魚人の泥仕合が始まった。
二人共、武器に振り回されてる感が。
互角の勝負をしていたが、それも突然終わりを迎えた。
コボルトの肩に何かが突き刺さった。
「戻って来ねぇと思ったら、何遊んでるんだよ。」
魚人の後方から投げナイフを片手にした如何にも賊らしき2人組が現われた。
「お前ら、コイツらが……。形勢逆転したが、どうする?」
魚人はニヤけながら、こちらを見ている。
賊の二人はダルそうにこちらを見ている。
コボルトは肩に刺さったナイフを抜きながら、こちらを見ている。

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