転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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鍛錬

偽り

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レーラはその結果に不服そうであった。
「あれ?ちょっと疲れてんのかな?」
だが、戻ってくる虎丸の頬をリョーは拳で殴った。
集まってたメンバーを巻き添えにしながら、虎丸は飛んだ。
「レーラへの恩返しのつもりか?」
虎丸は何故、殴られたか分かっていたが、今までどんな時も優しかったリョーの行動を受け入れられなかった。
メンバーは虎丸を抱きかかえながら、やりすぎだろという目で見ていた。
「主………なんで?そんなに悪い事した?」
虎丸は涙を溜めながら、訴えてきた。
「アンタ、自分は何もしないで。私が教育してあげる。」
レーラはリョーを指差しながら。
リョーはニヤリと笑い、側に立てかけてあった箒を手にした。
レーラがその行為に腹を立て、文句を言おうとしたが、それが声になる事はなかった。
一振りであった………約10M程あった距離をあっという間に詰め、レーラの腹部へと。
それからしばらくして、レーラは目覚めた。
リョーの一撃の後、リョーを取り囲み、殺気立ったが、ダートの一言で鎮まった。
目覚めたレーラは。
「一撃だったか。」
「すまなかった。だけど…。」
リョーは頭を下げると、それをレーラが制した。
「謝る事ないんでしょう。きっと虎丸だって、私より強いんでしょう。はっきり聞くわ……私は足手纏い?」
「それは分からないが、周りがレーラをフォローしてるのは確かだね。きっといつかキミを守って、命を落とす仲間を見る。その時、キミは自分を責めるはずだ。今のままでトラントヘ行くのに相応しい実力かと問われれば、NOとしか言えないだけだよ。それに余計な力が入ってるから、凄く疲れるだろ?基本からなってないって感じだな。今は身体能力で何とかしてるってだけだな。」
「本当に随分、はっきり言うね。でも、確かにそうかもね。他のメンバーがどう動いてるかなんて見てる余裕もなかった。あぁ、残念………私の初冒険はここまでか。」
レーラはスッキリした顔で、残念がった。
だが、そこにアリスがやってきて。
「レーラ、旅続ける名案があるんだけど。」
嫌な予感しかしません。
「どんな案?」
レーラは期待の眼差しをアリスに向けていた。
アリスの案はギルドを通して、依頼する事らしい。(ここではアリスが簡易的に処理)
数日前まで木剣を折りまくってた虎丸がそれなりに剣術を使いこなせてるので、レーラにも教えてくれるだろう。
それに躊躇もなく一撃を放つ冷酷なリョーなら、他みたいに甘やかさないだろうって。
最後のはレーラが言ったんだけど、やっぱり少しは根に持ってるのかな?
トラントまでの同行とレーラへの剣術修行のコミコミ依頼らしい。
まぁ、断る理由も無いし、断ると恨めしそうに見てる虎丸の機嫌も悪いだろ。
レーラを倒した後、虎丸にはコンコンと説明した。
レーラを思えば、あそこはボロボロにして、力不足を痛感させるべきであったと。


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