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鍛錬
冷たい一言
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翌朝、目を覚ました二人を問い詰めると、答えは意外なモノであった。
「なんで置いていったか……逆にその理由を聞きたい?それに昨日、ここに戻ってきて、何してたの?」
レーラも返答は分かっていた。
多分、足手纏いだと言われるか、それとも変に優しく言い訳されるんだろうなって。
だが、その次の質問の意味が分からなかった。
「何って、特には何もしてないけど。」
リョーは何も言わずに冷たい眼差しでレーラを一瞥した。
寝起きの虎丸はすこぶる体調が悪そうだった。
そんなのお構いなしでレーラは詰問し始めた。
あの後、何をしてたかと言えば、あの蚯蚓を倒しに行ったらしい。
結構、手こずったが、片割れは何とか倒したらしい。
残りの方は見逃したらしい。
敵意もないのに、こちらが攻撃したのが
悪いだけで罪は無い。
それにいい鍛錬させてもらったから。
元々、蚯蚓は土を耕してくれる良い生物であるという理由らしい。
それに一匹で結構な量採れたからという理由が大きいらしい。
続け様にリョーの冷たい一瞥について聞いてみた。
すると、虎丸はため息混じりに。
「それで強くなれるの?1から全て教えてる時間はないよ。何より実戦は毎回違うんだから、考える力は自分で磨かないと………って、主が伝えといてって。主、自分で言えばいいのに。」
レーラはリョーの背中を睨みながらも、予め読まれてた自分の言動や行動に苛立っていた。
だが、レーラの苛立ちはまだまだこれからが本番であった。
昨日までとは一転して、レーラの動きに逐一、リョーの口出しが入った。
そして、戦いの後はレーラの行動の全てに関して問いが入った。
そして、褒める事はほとんどなく、ダメ出しが連発された。
何度もレーラはコブシを硬く握りしめたが、何とか耐えた。
虎丸やテッドが必死に落ち着けようとしてた事も大きな要因であった。
だが、それも昼を過ぎまでは持たなかった。
ついに昼の休憩を終えた後、レーラの苛立ちは爆発した。
そんなレーラを見ながら、リョーはある一言を告げた。
「………昨日までとは違って、疲れてないだろ?」
そう言われてみると、昨日までは昼を過ぎる頃には少し身体に疲れが溜まってきていた。
かと言って、戦いの量が減ってるかと言えば……逆に増えてるくらいであった。
「これからは何も言わないから、自分で思う様にしたらいいよ。」
その言葉通り、リョーはフォローはするが、何か言ったり、指示はしなくなった。
その日の目的地が近付く頃には前日までと同じ様に疲れてきていた。
何とか目的地に着くと、リョーは振り返りもせずに。
「今からは個々の自由な時間だ。また明日……。」
「なんで置いていったか……逆にその理由を聞きたい?それに昨日、ここに戻ってきて、何してたの?」
レーラも返答は分かっていた。
多分、足手纏いだと言われるか、それとも変に優しく言い訳されるんだろうなって。
だが、その次の質問の意味が分からなかった。
「何って、特には何もしてないけど。」
リョーは何も言わずに冷たい眼差しでレーラを一瞥した。
寝起きの虎丸はすこぶる体調が悪そうだった。
そんなのお構いなしでレーラは詰問し始めた。
あの後、何をしてたかと言えば、あの蚯蚓を倒しに行ったらしい。
結構、手こずったが、片割れは何とか倒したらしい。
残りの方は見逃したらしい。
敵意もないのに、こちらが攻撃したのが
悪いだけで罪は無い。
それにいい鍛錬させてもらったから。
元々、蚯蚓は土を耕してくれる良い生物であるという理由らしい。
それに一匹で結構な量採れたからという理由が大きいらしい。
続け様にリョーの冷たい一瞥について聞いてみた。
すると、虎丸はため息混じりに。
「それで強くなれるの?1から全て教えてる時間はないよ。何より実戦は毎回違うんだから、考える力は自分で磨かないと………って、主が伝えといてって。主、自分で言えばいいのに。」
レーラはリョーの背中を睨みながらも、予め読まれてた自分の言動や行動に苛立っていた。
だが、レーラの苛立ちはまだまだこれからが本番であった。
昨日までとは一転して、レーラの動きに逐一、リョーの口出しが入った。
そして、戦いの後はレーラの行動の全てに関して問いが入った。
そして、褒める事はほとんどなく、ダメ出しが連発された。
何度もレーラはコブシを硬く握りしめたが、何とか耐えた。
虎丸やテッドが必死に落ち着けようとしてた事も大きな要因であった。
だが、それも昼を過ぎまでは持たなかった。
ついに昼の休憩を終えた後、レーラの苛立ちは爆発した。
そんなレーラを見ながら、リョーはある一言を告げた。
「………昨日までとは違って、疲れてないだろ?」
そう言われてみると、昨日までは昼を過ぎる頃には少し身体に疲れが溜まってきていた。
かと言って、戦いの量が減ってるかと言えば……逆に増えてるくらいであった。
「これからは何も言わないから、自分で思う様にしたらいいよ。」
その言葉通り、リョーはフォローはするが、何か言ったり、指示はしなくなった。
その日の目的地が近付く頃には前日までと同じ様に疲れてきていた。
何とか目的地に着くと、リョーは振り返りもせずに。
「今からは個々の自由な時間だ。また明日……。」
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