転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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依頼

グランの扱い

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まだ何か言いたそうなゼンに対して、シュラルは。
「既に先程と同じ事を文書で五芒星の各主家には通達済みだ。もし、まだ何か異論があるなら、爵位を失う覚悟はあるのか?」
ゼンは唇を噛みしめ、出ていった。
「リョー殿、申し訳なかった。だが、何故あの様な依頼を受けられた?あの依頼に裏がある事くらい分からぬとは思えぬが。」
リョーはしばらく何かを考え込んだ後。
「裏があると思ったから、それが何なのか知りたくなっただけ。それにこの国にとっても、せっかくの転換期だから、一気に変わるのもいいかなって。」
シュラルは少し呆れた表情で。
「つまりは我々が思惑通りに動かされただけなのか。」
「迷惑かけて、申し訳ない。」
リョーは少し罪悪感を感じ、頭を下げた。
「まぁ……確かにこちらとしても、五芒星の力を削ぐ理由が出来たから、謝る必要はない。」
今回の事はお互いにそれなりのメリットがあったという事で………こちらとしてはこれからが本番であった。
部屋を後にすると、今にも掴みかからんばかりの勢いでこちらを見てる視線が………それも幾つも。
その一つであろうダートがゆっくりと近付いてきた。
だが、ダートはリョーの前に膝をつき、アタマを床に付けた。
「………今回の件、申し訳なかった。」
その姿にレーラを筆頭に一瞬、言葉を失ったが、直ぐにその行為を非難し始めた。
その声にダートは鋭い眼光を向け。
「黙れ、これはグランマスターとしてのプライドの問題だ。」
その威圧感に黙らざるを得なかった。
「良ければ、場所を変えて話しませんか?」
リョーの提案にダートは了承し、一行は近くの飯屋で話をする事にした。
レーラ以下数名は納得していなかったが、先程のダートを見て、あからさまに口にはしなかった。
「グランのメンバーが殺されたと聞いて、ついカッとなってしまったが、そんな事しても坊主には何の得にもならんのにな。きっと………うちのグランに見切りをつけて、甘い言葉でも言われたんだろうな。やっぱり……これがいいきっかけなのかもしれないな。」
レーラはその言葉に。
「解散はさせないから。」
またこの流れだ……。
「させないって、活動出来ないんだぞ。そんなグランを継続させて、なんの意味があるのだ。」
確かにそれが以前とは大きく違っていた。
他国に行けば、活動出来る可能性もあるが、今のグラン全てで移住する事なんて到底不可能であった。
それでも、レーラは頑なに解散を拒もうとしていた。
虎丸は隣でこちらをじーっと見ていた。
継続させる手段はあるし、それの方法も既に聞いていた。
でも、今の段階では何のメリットもない。
虎丸による無言の圧力は更に増していった。
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