転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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再建

目覚め

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その光が白から赤に変わると、虎丸の身体がビクンと一度、跳ね上がった。
二人の手首の光が消えると、虎丸は眠そうに目を擦りながら。
「あれ?寝てた?ん~?確か主に倒されて………。あっ、これはヤバいなって思ってたら、そのまま。」
そんな虎丸をリョーは思わずギュッと抱きしめて。
「あ゛る゛じ、ぐる゛じぃ……。」
そう言いながら、虎丸はリョーの背中をタップした。
リョーは虎丸を離すと、虎丸はリョーの前に正座して、頭を下げた。
「主、ごめんなさい。主を舐めてました。全力出したら、主より強いと過信してました。」
リョーは苦笑いを浮かべながら見ていた。
「同じ事思ってたよ。」
毛玉はピョンピョンと跳ねながら、呆れた風に。
「主従関係って、基本的にある程度の差がないと結べへんから。余程の大怪我とかせぇへん限りは逆転なんてないから。」
虎丸は俯いたままで猛省していた。
そんな虎丸の髪をクシャクシャっと撫でながら。
「まぁ、お互いにこれで良かったんだよ。本契約も出来たし。」
虎丸は驚いた表情でリョーを見た。
だが、毛玉は何食わぬ顔で。
「出来てへんで。こんな仮の姿でそんな大層な仕事、無理やわ。前が仮契約なら、今回は本契約の仮契約や。」
その言葉にいくつものハテナが浮かんでしまったが、毛玉は素知らぬ顔で。
「今日はなかなか楽しかったわ。また今度会う事もあると思うわ。」
立ち去ろうとする毛玉に質問をぶつけようとすると、毛玉はこちらを向き。
「自分らが本契約するには…何個か条件があるんよ。まぁ、それにはもう少し自分のチカラに耐えれる様にならんとな。後、いつかホンマの姿で会える日が来るから。古の約束も有るし。」
そう言うと、毛玉は今までに見た事のない速度で跳ね出し、煙の様に消えた。
毛玉が消えると、ニッカは直ぐにとんできた。
「何なんだよ、あの生き物は。………それよりも大丈夫なのか?」
先程、虎丸は匙を投げられた。
回復の手段はもうないと、そういうサインであった。
それが今、普通に会話してるし、先程のダメージなどない風に見えた。
更に少し遅れて、一人に肩を借りた状態の二人組が近付いてきた。
「ボス………虎丸。こんなの見せられるのはこれっきりにしてくださいよ。」
そういうルドラに肩を借り、少し辛そうに呼吸しているクルルも。
「心配したんだからね。」
虎丸はクルルを心配そうに見つめながら。
「ごめんね、大丈夫?ボクのせいで。」
クルルは虎丸のアタマをポンポンとして。
「アンタのせいじゃない。それに寧ろ感謝してる。私はアイツを許す……好きにはなれないだろうけど。」
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