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王子の決意
パーティーの準備
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私は一人、廊下に立ちすくんでいた。
目の前には大きな扉。手には一式のティーセット。
やるべきことはわかっている。
なのにその扉を開けることができない。
この扉の向こうの人物はどんな表情をしているだろう。
「失礼します」
「もうこんな時間なのね。いつもありがとうスピカ」
人形のように美しい彼女はいつもより明るい笑顔をしていた。
その笑顔で私は今日の話し合いの結果を知った。
「隣国の王子と結婚が決まったのですね」
彼女は子供のように無邪気な笑顔で頷いた。
**************
時間は少し遡る。
今日、この国には隣国のご一行がお見えになっていた。
星の降る夜から一週間。私はいつこの日が来てしまうのかと悲しみに押しつぶされそうな日々を過ごしていた。
ルークと女王様の婚約会議。
正式な婚約が決定される日だった。
ここでルークが婚約に反対しなければ具体的な式の日程やその後のことが話し合われる、将来を左右する会議であった。
そして、私にとっては遅すぎる恋心に終止符が打たれる日であった。
心の隅で、ルークが婚約を破棄してくれないかと願っていた。しかしそんな恋愛ドラマみたいな展開あるはずもない。現に今、その結果を聞いたところだ。
「今日はミルクティーなのね。いい香りだわ」
女王様は出会った頃のように優しい目をしていた。私の心中に気づくことはないだろう。
私は慣れた手つきで紅茶を注ぐ。もう何十回と繰り返してきた動作だ。もし今元の世界に戻れたらカフェにでも就職しよう。いや、いっそメイド喫茶にでも就職しようかな。
現実逃避をしようと次から次にどうでもいいことを考えてしまう。
「スピカ、今日は婚約祝いのパーティーを行うのでしょう?大変だろうけど、準備よろしくね」
「はい」
私は紅茶を注ぎ終えると足早に部屋を後にした。
今日の夜、婚約祝いのパーティーが行われる。女王様とルークが主役のパーティー。一体誰がこんなものを計画したのだろう。私にとっては苦でしかない。しかし、もし私が自分の気持ちに気がついていなかったら、きっと自分からパーティーしましょう!なんて言っていたかもしれない。
知らぬが仏。
そんな言葉があったな。
私は夕日の差す廊下を足早に進んでいった。
**************
「スピカさん!そっちの火加減みてください!」
「わかった!」
厨房は大忙しだった。
パーティーというだけあって料理の品数は増え、その上隣国の方々の人数分、量も増えている。早くから調理が始まっていたとはいえ、メイド達は手一杯の状態だった。
「スーピーカーさーん!」
「はあ?!こんな時に誰?!」
「口が悪いですよスピカさん…」
アマリリスに注意されたがこんな忙しい時に呼ぶなんて頭がどうかしていると思う。
振り向くと例の衛兵がこちらに手を振っていた。
うん。頭がどうかしているやつだった。
私は渋々やっていたことを中断し、衛兵の元へ向かった。
「何?私今忙しいんだけど」
「わかってますよ。でも女王様に頼まれまして…」
「女王様に?」
「はい」
女王様が指示したことなら何か重要なことなんだろう。仕方ない。聞いといてやるか。
「女王様が自分の部屋の掃除をしてほしいと…」
「はああ?!」
私は思わず大声を出した。厨房にいる全員の視線が集まるが、そんなの気にならない。
それよりもあの女王様は自分の部屋ひとつ掃除できないのか。
それとも王族故になのか。
「でもなんでまた私?別に掃除係のメイドいたでしょ」
現在、お城のメイド達は料理係と清掃係で分かれている。わざわざなぜ料理係の私を呼び出すのか。いや、確かに私は料理係より清掃係の方があっているのだけれど。
「それが女王様が、自分のプライバシーに関わる場所なので一番信用しているメイドに任せたいと」
「わかった!任せて!」
一番信用しているという言葉を聞いて、私はあっさりと承諾した。つくづく単純な性格である。
「アマリリス、私女王様の部屋の掃除に行ってくる。代わりのメイドをこの衛兵くんが連れて来てくれるから、ごめんだけどよろしく」
「え?!ちょ、スピカさん?!」
「メイドちゃんと仲良くなるチャンスでしょ。暇そうなメイドに声かけてきなさい」
私はまるでお母さんのように衛兵にそう言った。衛兵はとほほ…といった表情で清掃係のメイドを探しに行った。
「さてと、私も女王様の部屋へ向かいますか…」
先ほど訪れたばかりの部屋に私は足を進めた。
**************
「失礼します」
扉を開けると中には誰もいなかった。掃除を頼んだくらいだから女王様はどこかで時間を潰しているのだろう。書物部屋かな?
改めて見ると女王様の部屋はとても広い。そんなに散らかっているようには見えないが、近づいてみると棚や窓の桟に埃が溜まっていた。
私は窓を開け、早速掃除に取り掛かった。
**************
それから数分後。女王様の机を整理している時だった。
机の引き出しがひとつ、ちゃんと閉まっていないのに気がついた。
「?」
他の引き出しは几帳面なくらいきっちり閉められているのにそこだけがとても不自然だった。
閉めようと引き出しに手をかけるが、何かが奥に詰まっているようでその引き出しはそれ以上閉めることができなかった。
仕方なくその詰まっているものを取り除くため、私は下の段を一度引き出し、手を奥に突っ込んだ。
その詰まっていたものは想像していたよりも簡単に取り出すことができた。
「これって…日記手帳?」
長い年月放置されていたようなそれは、傷だらけで黄ばんでいた。しかし薄れた赤い表紙に小さく名前らしい文字が書かれている。
「カ…イル?」
どうやらカイルという人の日記らしい。
私はいけないと思いながらも好奇心に負け、その日記を開いた。
…日記にはこの国の歴史が綴られていた。
目の前には大きな扉。手には一式のティーセット。
やるべきことはわかっている。
なのにその扉を開けることができない。
この扉の向こうの人物はどんな表情をしているだろう。
「失礼します」
「もうこんな時間なのね。いつもありがとうスピカ」
人形のように美しい彼女はいつもより明るい笑顔をしていた。
その笑顔で私は今日の話し合いの結果を知った。
「隣国の王子と結婚が決まったのですね」
彼女は子供のように無邪気な笑顔で頷いた。
**************
時間は少し遡る。
今日、この国には隣国のご一行がお見えになっていた。
星の降る夜から一週間。私はいつこの日が来てしまうのかと悲しみに押しつぶされそうな日々を過ごしていた。
ルークと女王様の婚約会議。
正式な婚約が決定される日だった。
ここでルークが婚約に反対しなければ具体的な式の日程やその後のことが話し合われる、将来を左右する会議であった。
そして、私にとっては遅すぎる恋心に終止符が打たれる日であった。
心の隅で、ルークが婚約を破棄してくれないかと願っていた。しかしそんな恋愛ドラマみたいな展開あるはずもない。現に今、その結果を聞いたところだ。
「今日はミルクティーなのね。いい香りだわ」
女王様は出会った頃のように優しい目をしていた。私の心中に気づくことはないだろう。
私は慣れた手つきで紅茶を注ぐ。もう何十回と繰り返してきた動作だ。もし今元の世界に戻れたらカフェにでも就職しよう。いや、いっそメイド喫茶にでも就職しようかな。
現実逃避をしようと次から次にどうでもいいことを考えてしまう。
「スピカ、今日は婚約祝いのパーティーを行うのでしょう?大変だろうけど、準備よろしくね」
「はい」
私は紅茶を注ぎ終えると足早に部屋を後にした。
今日の夜、婚約祝いのパーティーが行われる。女王様とルークが主役のパーティー。一体誰がこんなものを計画したのだろう。私にとっては苦でしかない。しかし、もし私が自分の気持ちに気がついていなかったら、きっと自分からパーティーしましょう!なんて言っていたかもしれない。
知らぬが仏。
そんな言葉があったな。
私は夕日の差す廊下を足早に進んでいった。
**************
「スピカさん!そっちの火加減みてください!」
「わかった!」
厨房は大忙しだった。
パーティーというだけあって料理の品数は増え、その上隣国の方々の人数分、量も増えている。早くから調理が始まっていたとはいえ、メイド達は手一杯の状態だった。
「スーピーカーさーん!」
「はあ?!こんな時に誰?!」
「口が悪いですよスピカさん…」
アマリリスに注意されたがこんな忙しい時に呼ぶなんて頭がどうかしていると思う。
振り向くと例の衛兵がこちらに手を振っていた。
うん。頭がどうかしているやつだった。
私は渋々やっていたことを中断し、衛兵の元へ向かった。
「何?私今忙しいんだけど」
「わかってますよ。でも女王様に頼まれまして…」
「女王様に?」
「はい」
女王様が指示したことなら何か重要なことなんだろう。仕方ない。聞いといてやるか。
「女王様が自分の部屋の掃除をしてほしいと…」
「はああ?!」
私は思わず大声を出した。厨房にいる全員の視線が集まるが、そんなの気にならない。
それよりもあの女王様は自分の部屋ひとつ掃除できないのか。
それとも王族故になのか。
「でもなんでまた私?別に掃除係のメイドいたでしょ」
現在、お城のメイド達は料理係と清掃係で分かれている。わざわざなぜ料理係の私を呼び出すのか。いや、確かに私は料理係より清掃係の方があっているのだけれど。
「それが女王様が、自分のプライバシーに関わる場所なので一番信用しているメイドに任せたいと」
「わかった!任せて!」
一番信用しているという言葉を聞いて、私はあっさりと承諾した。つくづく単純な性格である。
「アマリリス、私女王様の部屋の掃除に行ってくる。代わりのメイドをこの衛兵くんが連れて来てくれるから、ごめんだけどよろしく」
「え?!ちょ、スピカさん?!」
「メイドちゃんと仲良くなるチャンスでしょ。暇そうなメイドに声かけてきなさい」
私はまるでお母さんのように衛兵にそう言った。衛兵はとほほ…といった表情で清掃係のメイドを探しに行った。
「さてと、私も女王様の部屋へ向かいますか…」
先ほど訪れたばかりの部屋に私は足を進めた。
**************
「失礼します」
扉を開けると中には誰もいなかった。掃除を頼んだくらいだから女王様はどこかで時間を潰しているのだろう。書物部屋かな?
改めて見ると女王様の部屋はとても広い。そんなに散らかっているようには見えないが、近づいてみると棚や窓の桟に埃が溜まっていた。
私は窓を開け、早速掃除に取り掛かった。
**************
それから数分後。女王様の机を整理している時だった。
机の引き出しがひとつ、ちゃんと閉まっていないのに気がついた。
「?」
他の引き出しは几帳面なくらいきっちり閉められているのにそこだけがとても不自然だった。
閉めようと引き出しに手をかけるが、何かが奥に詰まっているようでその引き出しはそれ以上閉めることができなかった。
仕方なくその詰まっているものを取り除くため、私は下の段を一度引き出し、手を奥に突っ込んだ。
その詰まっていたものは想像していたよりも簡単に取り出すことができた。
「これって…日記手帳?」
長い年月放置されていたようなそれは、傷だらけで黄ばんでいた。しかし薄れた赤い表紙に小さく名前らしい文字が書かれている。
「カ…イル?」
どうやらカイルという人の日記らしい。
私はいけないと思いながらも好奇心に負け、その日記を開いた。
…日記にはこの国の歴史が綴られていた。
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