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第一章 EXスキル本との出会い
第3話 混ぜるな危険!
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『【剣術】ランクDのスキルを混ぜ混ぜしちゃいますか?』という声が、脳内にどこからともなく響いたかと思うと、続けざまにこう問いかけてきた。
『【ファイア】のランクDと、混ぜ混ぜてしちゃいますか?混ぜると、危険なことになりますよ~!それでも...混ぜますか?』
その声はどこか期待に満ちていて、ワクワクしているようだ。
おしゃべりか!寂しがり屋か!期待に満ちたその声が、ますます俺を苛立たせる。
何だ、混ぜ混ぜってって?それに危険なことって?スキルを混ぜ合わせることで効果が無くなってしまうのか?あと、危険なことになるっていうワードが引っかかるな。
う~ん、分からん...。でも何だか妙に、気になるな...。
試しに一度ぐらい混ぜてみようかな...。どうせ黄金に輝くスキル本も、手元から消えちまったし...。
そう思った俺は、頭の中の問いかけに対して、「ああ、混ぜる。派手にやってくれ!」と答えた。
『了解です!混ぜ混ぜしちゃいますよ~!危険ですよ~!』と、どこか嬉しそうな返事が返って来た。
何だか無性に腹が立つ。俺の娼館での豪遊計画をパーにしたくせに。カトリーヌちゃんと久しぶりにウハウハしたかったのに...。
そんな意気消沈している俺をしり目に、ズタ袋の中から勝手にスキル本が飛び出してきた。そして、スキル本が次々と開き始め、ごちゃごちゃに混ざり合っていく。そして、それらの情報が一気に俺の脳内へと流れ込んできた!
な、何が起こっているんだ...!俺の身体で一体何が...⁉
そんな俺の動揺をよそに、明るい声色が脳内へと響き渡る。
『【EXスキル、【混ぜるな危険!】の効果によって、【剣術】ランクDのスキル本2冊と、【ファイア】のランクDのスキル本1冊が混ざり合い、【炎の剣使い】レベルDとなりました!』
な、何だ、【炎の剣使い】って?それにEXスキルって、まさかあのEX?最強ってこと?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
何だ、いきなり...何が起こっているんだ?
ど、どう言う事なんだ?スキル【混ぜるな危険!】の混ぜるって、スキルを混ぜることなのか?
それぞれのスキルが持つ特性や能力を組み合わせて、新たな危険なスキルを生み出す...。これがスキル【混ぜるな危険!】の力ってことなのか?
もし...これが本当なら、【混ぜるな危険!】は相当やばいスキルだぞ!
その瞬間、脳内に声が立て続けに響き渡った。
『【炎の剣使い】ランクCになるためには、あと【剣術】ランクDのスキル本を47冊、そして【ファイア】のランクDのスキル本が、49冊必要です!』
何だ⁉俺の身に何が起こったんだ?
俺は「ステータスオープン!」と少し慌てながら脳内で願う。その瞬間、頭の内に文字が浮かび上がった。あれ、取得スキル欄が変化している?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ステータス:
Lv.31 デニット・バロット (人族)
年齢: 45歳
体力 (HP)): 80 / 240
魔力 (MP)): 32 / 70
筋力 (STR): 42
防御力 (DFT): 62
賢さ (INT): 52
素早さ (AGI): 70
運 (LUK): 70
取得スキル
EXスキル(1/1): 【混ぜるな危険!】
EX波及スキル(1/15): 【炎の剣使い】(D)
取得スキル(1/3): 【回復】(D)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
取得スキル欄がやはり変化している。今までは取得スキルに【回復】(D)と【剣術】(D)しか記載されていなかったはずだ。
それが、どういうことだ?EXスキルやEX波及スキルという項目が現れている。そして、それぞれに”1/1”や”1/15”という表記がされているぞ?
それに、取得スキルの【剣術】が消えている。
思い返せば、さっき頭の中でこんな声が聞こえてきた。
『【炎の剣使い】ランクCになるためには、【剣術】ランクDのスキル本を47冊と【ファイア】のランクDのスキル本を49冊必要です!』と。
今日、このダンジョンで手に入れた【剣術】のスキル本は確か2冊だったよな...⁉ということは、もともと持っていた【剣術】のスキル本も、【炎の剣使い】のランクアップのために使われた、ってことか...⁉
まあ、そう言う事だろう。
あと、1/1や1/15は、所有できるスキルの数のことかな?取得スキル欄が1/3になっているしな。
いやぁ、すごいぞ!EX波及スキルを15も持てるなんて...ほぼ無敵状態じゃないか!
俺はランクSのスキル本に出会うことを夢見ながら、なんとなく冒険者を続けてきた。だけどまさか、Sの上にあるEXスキルと出会えるなんて!ラッキーとしか言いようがない!
カトリーヌちゃんとウハウハできない寂しさは、一瞬で吹き飛んだ。 そんなことより、早くEX波及スキル【炎の剣使い】を試してみたい!抑えきれない衝動が、胸の中で燃え上がっている!
やべぇ、すげぇ高揚感だ。カトリーヌちゃんとの一戦を超えるほどの胸の昂り。そんな気分をさらに煽るかのように、曲がり角から不意に影が飛び出してきた。
ゴブリンだ!
錆びついたナイフを振り下ろし、俺に襲いかかってくる。高揚感と緊張が入り混じり、久々に戦闘への興奮を感じる。
さあ、試させてもらうぞ!Ex波及スキル【炎の剣使い】の力を!
『【ファイア】のランクDと、混ぜ混ぜてしちゃいますか?混ぜると、危険なことになりますよ~!それでも...混ぜますか?』
その声はどこか期待に満ちていて、ワクワクしているようだ。
おしゃべりか!寂しがり屋か!期待に満ちたその声が、ますます俺を苛立たせる。
何だ、混ぜ混ぜってって?それに危険なことって?スキルを混ぜ合わせることで効果が無くなってしまうのか?あと、危険なことになるっていうワードが引っかかるな。
う~ん、分からん...。でも何だか妙に、気になるな...。
試しに一度ぐらい混ぜてみようかな...。どうせ黄金に輝くスキル本も、手元から消えちまったし...。
そう思った俺は、頭の中の問いかけに対して、「ああ、混ぜる。派手にやってくれ!」と答えた。
『了解です!混ぜ混ぜしちゃいますよ~!危険ですよ~!』と、どこか嬉しそうな返事が返って来た。
何だか無性に腹が立つ。俺の娼館での豪遊計画をパーにしたくせに。カトリーヌちゃんと久しぶりにウハウハしたかったのに...。
そんな意気消沈している俺をしり目に、ズタ袋の中から勝手にスキル本が飛び出してきた。そして、スキル本が次々と開き始め、ごちゃごちゃに混ざり合っていく。そして、それらの情報が一気に俺の脳内へと流れ込んできた!
な、何が起こっているんだ...!俺の身体で一体何が...⁉
そんな俺の動揺をよそに、明るい声色が脳内へと響き渡る。
『【EXスキル、【混ぜるな危険!】の効果によって、【剣術】ランクDのスキル本2冊と、【ファイア】のランクDのスキル本1冊が混ざり合い、【炎の剣使い】レベルDとなりました!』
な、何だ、【炎の剣使い】って?それにEXスキルって、まさかあのEX?最強ってこと?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
何だ、いきなり...何が起こっているんだ?
ど、どう言う事なんだ?スキル【混ぜるな危険!】の混ぜるって、スキルを混ぜることなのか?
それぞれのスキルが持つ特性や能力を組み合わせて、新たな危険なスキルを生み出す...。これがスキル【混ぜるな危険!】の力ってことなのか?
もし...これが本当なら、【混ぜるな危険!】は相当やばいスキルだぞ!
その瞬間、脳内に声が立て続けに響き渡った。
『【炎の剣使い】ランクCになるためには、あと【剣術】ランクDのスキル本を47冊、そして【ファイア】のランクDのスキル本が、49冊必要です!』
何だ⁉俺の身に何が起こったんだ?
俺は「ステータスオープン!」と少し慌てながら脳内で願う。その瞬間、頭の内に文字が浮かび上がった。あれ、取得スキル欄が変化している?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ステータス:
Lv.31 デニット・バロット (人族)
年齢: 45歳
体力 (HP)): 80 / 240
魔力 (MP)): 32 / 70
筋力 (STR): 42
防御力 (DFT): 62
賢さ (INT): 52
素早さ (AGI): 70
運 (LUK): 70
取得スキル
EXスキル(1/1): 【混ぜるな危険!】
EX波及スキル(1/15): 【炎の剣使い】(D)
取得スキル(1/3): 【回復】(D)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
取得スキル欄がやはり変化している。今までは取得スキルに【回復】(D)と【剣術】(D)しか記載されていなかったはずだ。
それが、どういうことだ?EXスキルやEX波及スキルという項目が現れている。そして、それぞれに”1/1”や”1/15”という表記がされているぞ?
それに、取得スキルの【剣術】が消えている。
思い返せば、さっき頭の中でこんな声が聞こえてきた。
『【炎の剣使い】ランクCになるためには、【剣術】ランクDのスキル本を47冊と【ファイア】のランクDのスキル本を49冊必要です!』と。
今日、このダンジョンで手に入れた【剣術】のスキル本は確か2冊だったよな...⁉ということは、もともと持っていた【剣術】のスキル本も、【炎の剣使い】のランクアップのために使われた、ってことか...⁉
まあ、そう言う事だろう。
あと、1/1や1/15は、所有できるスキルの数のことかな?取得スキル欄が1/3になっているしな。
いやぁ、すごいぞ!EX波及スキルを15も持てるなんて...ほぼ無敵状態じゃないか!
俺はランクSのスキル本に出会うことを夢見ながら、なんとなく冒険者を続けてきた。だけどまさか、Sの上にあるEXスキルと出会えるなんて!ラッキーとしか言いようがない!
カトリーヌちゃんとウハウハできない寂しさは、一瞬で吹き飛んだ。 そんなことより、早くEX波及スキル【炎の剣使い】を試してみたい!抑えきれない衝動が、胸の中で燃え上がっている!
やべぇ、すげぇ高揚感だ。カトリーヌちゃんとの一戦を超えるほどの胸の昂り。そんな気分をさらに煽るかのように、曲がり角から不意に影が飛び出してきた。
ゴブリンだ!
錆びついたナイフを振り下ろし、俺に襲いかかってくる。高揚感と緊張が入り混じり、久々に戦闘への興奮を感じる。
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