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第八章 異世界での新たな出会い
第108話 洋服の店”ホルン”
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峠の宿”カエン”に行く前に、奴隷着のままのシュリンが、「洋服屋に行きたい!」と言ってきた。そりゃそうだと思い、王宮から10kmほど東に離れた場所にある、商店街のような一角へ向かうことにした。
いきなり数体のドラゴンが上空から舞い降りたら、さすがに驚かれるだろうと思い、商店街の近くにある空き地を選んで静かに着地した。
そんな心配をよそに、「王宮を破壊してくれた人たちだね! ヒメールを倒してくれてありがとう!」や「息子の仇を討ってくれてありがとう!」といった声が次々と上がり、多くの住民が俺たちの周囲に集まってきた。思いがけず、熱烈な歓迎を受けることとなった。
この辺り一帯は、”ガイメール”と呼ばれているらしく、洋服屋、道具屋、武器屋、ギルド、防具屋、治療院、飲み屋、食料品や酒屋など、さまざまな店が軒を連ね、日々商いが営まれているようだ。
都市というよりも、どこか懐かしい日本の商店街を思わせる場所で、家族連れが買い物を楽しみ、子供たちが元気に駆け回る姿も見られる。
上野のアメ横や、昔の柳ケ瀬風雅商店街を思い出すような、そんな空気感のある場所、それがガイメールだった。
だが、このガイメール一帯からも、多くの者が徴兵されていたようだ。
戦地で貴族や国のために無理やり働かされた経験がある。そのため、住民たちは同じ境遇だった獣人や奴隷に対して、親しみを込めて接することが多い。
第二、第三の都市に比べると、この地では奴隷や獣人に対して好意的な空気がある。獣人だから、奴隷だからといった偏見めいたものは、殆ど感じられない。
このためジュードを中心とした”大量のお酒や野菜、つまみなどの食材買い出しチーム”と、シュリンを中心とした、”私たちは洋服を選びましょうチーム”、そして”自由がいいわという自由行動チーム”の三つに分かれることになった。
男性用の服も数点購入するため、メンバーの中で一番センスが良いと評判の、山羊族の獣人、キルスが選ばれた。
ちなみに、食材や洋服の購入資金は、もちろん流さんの働きによるものだ。
流さんに一言断りを入れたうえで、換金所でルビーやダイヤ、サファイアなどを貨幣に替え、軍資金を得た。
「流さん、ごちになります!」と皆でお礼を言うと、流さんは嬉しそうに身体をポヨンポヨンと弾ませた。
俺としては、できれば買い出しチームに入りたかったのだが、シュリンとカレン、そしてなぜかメリシーから「太郎様は!」「店長は!」と強引に引き込まれ、”私たちは洋服を選びましょうチーム”に参加することになってしまった。
顔ぶれは、シュリン、カレン、メリシー、人狼族のラン、ハイエナ族のアル、キリン族のスレン、山羊族のキルス、コルティー、そして俺の九人に、源さんを加えたものだった。
クラシアルは「身一つで勝負だ!」と息巻き、「洋服屋などに行く必要はない」と言い残して、ミノタウロスやオークの狩りに出向いてくれた。コルティーは、「人族の衣装にも興味があります」と言って付いてきた。
なお、リュウレイを含む数名は、それぞれの用事や見たい場所があるとのことで、自由行動を選んだ。
女性の洋服選びは長いからな...。
重たい足取りで、シュリン達の洋服チームの一番後ろから、のろのろと付いて行った。
同じ男性のキルスも、さぞ気が重たいだろうと彼に視線を移すと...他の女性たちと、にこやかに話していた。
...う~ん、リア充!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
洋服屋に着くと、皆が我先にと店内へ駆け込んでいった。店の広さは、コンビニの1.5倍ほど。所狭しと、子供からお年寄りまでの洋服が並べられている。
ちなみに、洋服屋の名前は”洋服の店ホルン”。店主のおかみさんが、娘の名前から取ったらしい。
店内には、新品の服と中古の服が両方並べられているようだ。
ちなみにこっちの世界では、洋服屋に限らず防具屋や武器屋でも、新品と中古の両方を扱っているようだ。
しかし古着といっても、日本のように”まだまだ全然着れる”という感じではない。本当に古びた衣類だった。よれよれで、ボロボロ。
それでも、それが当たり前らしく、うちの者以外のお客さんたちは古着コーナーで、一枚一枚を念入りにチェックしている。それだけ、洋服が貴重なものなのだ。
扱っている服の殆どは女性用であった。どこの世界でも、女性はお洒落が大好きだ。
そして...すぐには決まらない。万国共通だなぁと思いながら、店内を眺めていた。
それにしても俺が知っている洋服とは少し違う。地味で、デザイン性に乏しい。そして縫い目が見えようがお構いなし。丈夫さを追求している。
それでも、服は飛ぶように売れていた。地球から安価な衣類を大量に仕入れて、こっちの世界で売れば儲かるかもしれない。地球には、リサイクルコーナーが道端に設置されている。 俺の住んでいる辺りなんて、リサイクルコーナーに溢れんばかりの服が詰め込まれている。
持ってきて売れば、ぼろもうけだよなぁ...。そんなことを考えながら、何点か手に取って眺めていた。
でも、俺の思いとは裏腹に”私たちは洋服を選びましょうチーム”の皆さんは、熱心に洋服を選んでいる。特に「古着から選べ」とは言っていない。むしろ、「新品から選ぶように」と伝えてある。
豊富な財力にものを言わせて、最低でも下着は四着、上着やスカート、ズボンなどは三点ずつ買うようにと指示してある。ここにいない者の分も、同様に選んであげて欲しいと告げてある。
ただし、俺の国の洋服はもっとおしゃれで奇抜だ。素材の肌触りなども、まるで違う。
「皆の服を大量に向こうの国で購入する予定だから、あまりこちらで買いすぎない様にね」
そう、皆に伝えてある。
みんな楽しそうだ。特にカレンは、たくさんの洋服に囲まれて幸せそうで、少し前まで人生に絶望していたとは思えないほどだ。どんどん楽しんで欲しいと思う。
ただ俺を捕まえては、「これはどうですか?私に似合いますか?」と、いちいち聞いてくる。 ただでさえ、べっぴんさんだ。何を着ても似合う。
それでも、一生懸命に俺の好みに合わせようとしてくれるカレンの姿に、俺も触発された。だからこそ、細かいところまでちゃんと見て、向き合うように心がけた。
その姿勢がよほど嬉しかったのか、カレンは満開の笑顔で「次の服を持ってきますね♡」と嬉しそうに言い、ファッションショーが止まらなくなってしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
そんな中、メリシーも俺の元にやって来ては、「どう、太郎様?私に似合うと思う?」と、同じように尋ねてくる。
メリシーは獣人とはいえ、耳と尻尾以外は人族とほとんど変わらない。
しかも、獣人特有のしなやかな体つきをしている。ボディラインがはっきりとわかる服を身にまとって見せに来るものだから、思わずドキッとしてしまう。
俺がドキドキする姿を見て、メリシーは「多少は...興味を持ってくれているみたいだな...」と、小さく呟いた。
シュリンは、察しの通りガンガン来る。試着室に俺を呼びよせ、スケスケやバックレス系の、肌の露出の多い下着を身に着けて、俺に見せて来る。
外見が俺の好み100%だから、何を着ても似合ってしまう。絶対、俺がドキドキする姿を楽しんでいるな。
しかもそれって、このお店のモノじゃなくて、ドリウス奴隷商会においてあったヤツでしょ?それも、下着ばっかり。
「頼むから早く、洋服を選ぼうね」
そう言って、試着室のカーテンを閉める。
しかし...何で下着に関しては、地球といい勝負をするモノが出回っているのだろう?やっぱり、需要と供給ってやつかなぁ?
そんなシュリンに対する俺の態度を見たカレンが、やきもちを焼いて、もっとすごい下着をどこからか取り出し、試着室でそれを身につけて、俺に見せようとする。
ここは一般のお店です。静かにしましょう。
とはいえ、洋服屋の女将さんには申し訳ないけど、置いてある服はどれも地味で、正直センスがいいとは言い難い。なのにシュリンやカレン、そしてメリシーは、そんな服でも見事にお洒落に着こなしてしまう。
やはり、素材が皆いいんだな...と、つくづく感心してしまう。日本のファッションショップに連れて行ったら、いったいどんな騒ぎになるんだろう?
変な連中に絡まれないといいのだが...。
それはさておき、店のおかみさんはおおらかで気さくな方で、「あらあら、お兄さん大変だね~」と笑って許してくれている。本当にありがたい。
でも、俺がこれ以上ここにいると、騒ぎが大きくなりそうだったので、店の裏に逃げて、置いてあったベンチで休憩を取ることにした。
あー、疲れた。少し休憩、休憩っと。早く皆の洋服が選び終わらないかなぁ...。そうぼやきながら、傾きかけたお天道様を見上げた。
...だが、この時の俺はまだ知らない。
この静かな裏庭で、思いがけない出会いが待っていることを。
新たな仲間...いや、未来の嫁さんがまた一人、俺の人生に加わる...なんてことを。
いきなり数体のドラゴンが上空から舞い降りたら、さすがに驚かれるだろうと思い、商店街の近くにある空き地を選んで静かに着地した。
そんな心配をよそに、「王宮を破壊してくれた人たちだね! ヒメールを倒してくれてありがとう!」や「息子の仇を討ってくれてありがとう!」といった声が次々と上がり、多くの住民が俺たちの周囲に集まってきた。思いがけず、熱烈な歓迎を受けることとなった。
この辺り一帯は、”ガイメール”と呼ばれているらしく、洋服屋、道具屋、武器屋、ギルド、防具屋、治療院、飲み屋、食料品や酒屋など、さまざまな店が軒を連ね、日々商いが営まれているようだ。
都市というよりも、どこか懐かしい日本の商店街を思わせる場所で、家族連れが買い物を楽しみ、子供たちが元気に駆け回る姿も見られる。
上野のアメ横や、昔の柳ケ瀬風雅商店街を思い出すような、そんな空気感のある場所、それがガイメールだった。
だが、このガイメール一帯からも、多くの者が徴兵されていたようだ。
戦地で貴族や国のために無理やり働かされた経験がある。そのため、住民たちは同じ境遇だった獣人や奴隷に対して、親しみを込めて接することが多い。
第二、第三の都市に比べると、この地では奴隷や獣人に対して好意的な空気がある。獣人だから、奴隷だからといった偏見めいたものは、殆ど感じられない。
このためジュードを中心とした”大量のお酒や野菜、つまみなどの食材買い出しチーム”と、シュリンを中心とした、”私たちは洋服を選びましょうチーム”、そして”自由がいいわという自由行動チーム”の三つに分かれることになった。
男性用の服も数点購入するため、メンバーの中で一番センスが良いと評判の、山羊族の獣人、キルスが選ばれた。
ちなみに、食材や洋服の購入資金は、もちろん流さんの働きによるものだ。
流さんに一言断りを入れたうえで、換金所でルビーやダイヤ、サファイアなどを貨幣に替え、軍資金を得た。
「流さん、ごちになります!」と皆でお礼を言うと、流さんは嬉しそうに身体をポヨンポヨンと弾ませた。
俺としては、できれば買い出しチームに入りたかったのだが、シュリンとカレン、そしてなぜかメリシーから「太郎様は!」「店長は!」と強引に引き込まれ、”私たちは洋服を選びましょうチーム”に参加することになってしまった。
顔ぶれは、シュリン、カレン、メリシー、人狼族のラン、ハイエナ族のアル、キリン族のスレン、山羊族のキルス、コルティー、そして俺の九人に、源さんを加えたものだった。
クラシアルは「身一つで勝負だ!」と息巻き、「洋服屋などに行く必要はない」と言い残して、ミノタウロスやオークの狩りに出向いてくれた。コルティーは、「人族の衣装にも興味があります」と言って付いてきた。
なお、リュウレイを含む数名は、それぞれの用事や見たい場所があるとのことで、自由行動を選んだ。
女性の洋服選びは長いからな...。
重たい足取りで、シュリン達の洋服チームの一番後ろから、のろのろと付いて行った。
同じ男性のキルスも、さぞ気が重たいだろうと彼に視線を移すと...他の女性たちと、にこやかに話していた。
...う~ん、リア充!
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洋服屋に着くと、皆が我先にと店内へ駆け込んでいった。店の広さは、コンビニの1.5倍ほど。所狭しと、子供からお年寄りまでの洋服が並べられている。
ちなみに、洋服屋の名前は”洋服の店ホルン”。店主のおかみさんが、娘の名前から取ったらしい。
店内には、新品の服と中古の服が両方並べられているようだ。
ちなみにこっちの世界では、洋服屋に限らず防具屋や武器屋でも、新品と中古の両方を扱っているようだ。
しかし古着といっても、日本のように”まだまだ全然着れる”という感じではない。本当に古びた衣類だった。よれよれで、ボロボロ。
それでも、それが当たり前らしく、うちの者以外のお客さんたちは古着コーナーで、一枚一枚を念入りにチェックしている。それだけ、洋服が貴重なものなのだ。
扱っている服の殆どは女性用であった。どこの世界でも、女性はお洒落が大好きだ。
そして...すぐには決まらない。万国共通だなぁと思いながら、店内を眺めていた。
それにしても俺が知っている洋服とは少し違う。地味で、デザイン性に乏しい。そして縫い目が見えようがお構いなし。丈夫さを追求している。
それでも、服は飛ぶように売れていた。地球から安価な衣類を大量に仕入れて、こっちの世界で売れば儲かるかもしれない。地球には、リサイクルコーナーが道端に設置されている。 俺の住んでいる辺りなんて、リサイクルコーナーに溢れんばかりの服が詰め込まれている。
持ってきて売れば、ぼろもうけだよなぁ...。そんなことを考えながら、何点か手に取って眺めていた。
でも、俺の思いとは裏腹に”私たちは洋服を選びましょうチーム”の皆さんは、熱心に洋服を選んでいる。特に「古着から選べ」とは言っていない。むしろ、「新品から選ぶように」と伝えてある。
豊富な財力にものを言わせて、最低でも下着は四着、上着やスカート、ズボンなどは三点ずつ買うようにと指示してある。ここにいない者の分も、同様に選んであげて欲しいと告げてある。
ただし、俺の国の洋服はもっとおしゃれで奇抜だ。素材の肌触りなども、まるで違う。
「皆の服を大量に向こうの国で購入する予定だから、あまりこちらで買いすぎない様にね」
そう、皆に伝えてある。
みんな楽しそうだ。特にカレンは、たくさんの洋服に囲まれて幸せそうで、少し前まで人生に絶望していたとは思えないほどだ。どんどん楽しんで欲しいと思う。
ただ俺を捕まえては、「これはどうですか?私に似合いますか?」と、いちいち聞いてくる。 ただでさえ、べっぴんさんだ。何を着ても似合う。
それでも、一生懸命に俺の好みに合わせようとしてくれるカレンの姿に、俺も触発された。だからこそ、細かいところまでちゃんと見て、向き合うように心がけた。
その姿勢がよほど嬉しかったのか、カレンは満開の笑顔で「次の服を持ってきますね♡」と嬉しそうに言い、ファッションショーが止まらなくなってしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
そんな中、メリシーも俺の元にやって来ては、「どう、太郎様?私に似合うと思う?」と、同じように尋ねてくる。
メリシーは獣人とはいえ、耳と尻尾以外は人族とほとんど変わらない。
しかも、獣人特有のしなやかな体つきをしている。ボディラインがはっきりとわかる服を身にまとって見せに来るものだから、思わずドキッとしてしまう。
俺がドキドキする姿を見て、メリシーは「多少は...興味を持ってくれているみたいだな...」と、小さく呟いた。
シュリンは、察しの通りガンガン来る。試着室に俺を呼びよせ、スケスケやバックレス系の、肌の露出の多い下着を身に着けて、俺に見せて来る。
外見が俺の好み100%だから、何を着ても似合ってしまう。絶対、俺がドキドキする姿を楽しんでいるな。
しかもそれって、このお店のモノじゃなくて、ドリウス奴隷商会においてあったヤツでしょ?それも、下着ばっかり。
「頼むから早く、洋服を選ぼうね」
そう言って、試着室のカーテンを閉める。
しかし...何で下着に関しては、地球といい勝負をするモノが出回っているのだろう?やっぱり、需要と供給ってやつかなぁ?
そんなシュリンに対する俺の態度を見たカレンが、やきもちを焼いて、もっとすごい下着をどこからか取り出し、試着室でそれを身につけて、俺に見せようとする。
ここは一般のお店です。静かにしましょう。
とはいえ、洋服屋の女将さんには申し訳ないけど、置いてある服はどれも地味で、正直センスがいいとは言い難い。なのにシュリンやカレン、そしてメリシーは、そんな服でも見事にお洒落に着こなしてしまう。
やはり、素材が皆いいんだな...と、つくづく感心してしまう。日本のファッションショップに連れて行ったら、いったいどんな騒ぎになるんだろう?
変な連中に絡まれないといいのだが...。
それはさておき、店のおかみさんはおおらかで気さくな方で、「あらあら、お兄さん大変だね~」と笑って許してくれている。本当にありがたい。
でも、俺がこれ以上ここにいると、騒ぎが大きくなりそうだったので、店の裏に逃げて、置いてあったベンチで休憩を取ることにした。
あー、疲れた。少し休憩、休憩っと。早く皆の洋服が選び終わらないかなぁ...。そうぼやきながら、傾きかけたお天道様を見上げた。
...だが、この時の俺はまだ知らない。
この静かな裏庭で、思いがけない出会いが待っていることを。
新たな仲間...いや、未来の嫁さんがまた一人、俺の人生に加わる...なんてことを。
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