生まれるはずだった人

夢の中

したっぱ

チュンチュンと鳥の声が聞こえる




カーテンの外から太陽の光がもれている




20143k「あっ、朝だ　　　　　やばい。寝てた…」






辺りを見回すとライフスタートビジネスの研修生の人たちの集まりで散らかっている





その奥では近くのごみを片付けている少女がいた






怒られませんよーに
殴られませんよーに










20143k「あのー…」








少女は振り向いてにっこり笑った





少女「おはようございます。20143kさん。私、47355miです。」




143「あー、昨日いた研修生？よろしく！！ところでここどこ？」







だんだんと思考回路が整って









きて







あっ！






初日のミーティング！！！










20143k「ミンちゃん！私、大事な用事思い出したからもういくね！」



ミン「おきをつけてー！…ミンちゃん？ミンちゃんって……………私？」




ミンちゃんは今後偉大な活躍をするのである




階段を急いでかけ降りてミーティングの場所へと向かった

なんとか初日のミーティングには間に合った











が、身長の高い先輩が私に目をつけてくる

その後ろから青年とおばさんが前にでた





青年は優しい声で言った
纏長「君が20143k？」







優しそうな青年が…………





わぁお









目青いー！髪サラふわー！イケメーン！








アホか
集中！！









副長「何ぼさっとしてんだい！！返事くらいしな！20143k！」



なにこのオバサン




20143k「あっ！！はい！！！きっ緊張のあまり…つい…」





纏長「ふふふ、面白い子だね。初めまして。僕は9642fck。フシキって呼んでね。」







143「フシ…………………キ?」








フシキ「あぁ。えっと、これはfとcとkを取ってつけたただのニックネーム。深い意味なんてないよ。」





青年は目を丸くして私を見た




私の回りにはミーティングを受けようと人が集まってヒソヒソと話をしていた






フシキは咳払いをして周囲の雑音を消すとこう言った
フシキ「このこは20143k。これから研修生として勤めてもらう。んー、ヨサクでいこう。」







肩をポンと叩かれた



ヨサク「え？私？ヨサク？！」






フシキ「そそ！これからよろしくな。」





私とフシキは握手した。










うん

格好いいけど


タイプではないかな







フシキ「それから、これからの仕事についてはサポーターのクハクに全部聞いてね。」






身長の高い先輩が私の目の前に来て



クハク「10989だ。一年間だけこれから、よろしく。」


怖っ、


フシキ「ちょっとクハク！そんな言い方ないんじゃないの？」






クハク「こいつに教える時間は一年だ。そのあとは関わる必要もないだろう。あと、俺の呼び方は89でいい。クハクはやめろ」







なんだか、やばい先輩だなぁー





これからうまくやっていけるか不安になったヨサクであった。