生まれるはずだった人

ふぁ

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夢の中

ライフスタートビジネスの研修生

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クハク「別に俺の評価がどうなったって構わない」




私を本気で睨み付けて言った



クハク「こいつにはいろいろとこれから教えて一人前にして働いてもらわなければなれない。だから」


坪主「そのこを許せと?、アンタ変わった人だねぇ。今回のことはアンタの優しさに免じてやるよ。次は許さないからね」





あの時はなんともいえない気持ちに包まれた。

嬉しいような辛いような







クハク「クソ下僕ついてこい、これから赤ちゃんのご飯の作り方を教えてやる。」




ヨサク「えっ…いいの?…私、あんなことしたのに…」

クハク「命令だクソ下僕」





ヨサク「はい…」







それから会話なしでクハクに料理室まで連れていってもらった




クハク「覚えろ。ここが料理室だ」



ヨサク「わぁ」



料理室はとても広く知らない器具がたくさんあった。





ヨサク「これなに?」

クハク「おい!何してるっっ!!」



その頃まで私は包丁というものをみたことがなかったので尖った所を触ってしまった。


ヨサク「痛っ」

見ると手から金色の液体が出てきた



クハク「勝手に触るなクソ下僕」



ヨサク「はい。ごめんなさい…」




そういいながらもクハクは私の指に優しく包帯を巻いてくれた


クハク「痛くないか」




ヨサク「うん…大丈夫、ありがとう…ございます」



クハク「さっき、お前が触ったのは包丁っていう道具だ。この道具の使い方は警察官と料理人しか知らないらしい。」



ヨサク「まさかこんなにも危ないなんて…習ったのと全然違う…クハクは知ってたんですか?」


クハク「クハクと呼ぶな。…まぁだいたいは知ってる」


ヨサク「じゃあ、これは何?」

クハク「…フォークだ」

ヨサク「これは?」

クハク「…」

ヨサク「?」

クハク「知らん」

ヨサク「えっ…」


ヨサクはクハクを見た

クハク「そんな顔をするな。クソ下僕のくせにムカつく」



ヨサク「ひどっ…」



クハク「とりあえず、見てろ」



クハクが包丁をもって私たちの食べるカケラというものをみじん切りにし始めた


それを水につけた




クハク「こうして、こうして、こうだ解ったか」



ヨサク「んー、説明は意味不明ですけどなんとなく解りました」




クハク「また殴るぞ」


ヨサク「怖ーい」

クハク「黙れ」



クハク「このあと5分くらい浸す。その間何か聞きたいことがあるなら聞け。」


ヨサク「なんで、先輩だけズボン履いてるんですか?この仕事、長いズボン禁止なんじゃないですか?」






クハク「あー、俺が研修生だったとき胡座ばかりかいてたら履けって言われてからずっと履いてる」



ヨサク「…すごぃ。丸見えでも気にしないんですね…」

クハク「なぜ、気にするのかがわからん」

ヨサク「ほぉー」


五分後、出来上がったカケラをもって私たちはクハクが世話をしているこれから生まれる赤ちゃんと出会った
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