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打倒アクア! 二人で狙う勝利 2
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この日から僕らはアクアと食事をすることにした。
アクアはいろんな人と気さくに話しているけど、誘えば一緒に食べてくれる。
誰とでも仲良くなれる性格なんだろう。
僕はアクアの隣、カラミラはアクアの正面。
この配置にも意味がある。
カラミラが会話でアクアの注意を引き付け、僕が観察をする。
大好物がほかにあるなら仕掛けるタイミングが増えるからだ。
とはいえ、アクアは大好物の時こそいっぱい食べるが、普段はしっかり健康を考えてバランスよく食事をしている。
まぁ、普通の女子に比べれば食べる量は多いんだけど。
「いったいあなたは何をしてそれだけの実力を身に着けたのかしら」
「う~~ん。これと言って何かしたわけでもないけどね」
「あまり聞いたことなかったけど、ご家族は何をしていらっしゃるの?」
「お父さんが漁師でお姉ちゃんがハンター、お母さんは料理人をしてたって。別に金持ちってわけじゃないけど、暮らしに困ったことはないかな。いろんな人と交流があったから、それで格闘術を教えてくれるファイターにも会ってね」
カラミラが上手く聞きだしてくれたおかげでアクアのことが少しずつ分かってきた。
アクアは海の近くで育ち、中規模の町で過ごしてきた。
名のある家の育ちではないけど、お父さんやお姉さんがモンスターを狩ったりして、それを町のみんなにも分けて食べていた。海の幸も山の幸も、全部お母さんが美味しく調理してくれるそうだ。
アクアはどちらかといえば甘やかされて育ってきた。
でも、興味を抱くと突っ走るタイプで、その興味の対象が魔法と格闘術。
「私はね、魔道者にもなりたいけど、魔法と格闘術の融合でいろんな人が強くなれるって証明したいの」
「あなたもまた、大きな夢をもつ一人だったのね」
「カラミラは何をしたいの?」
「私はどんな境遇でも輝くことができる。理想を目指せると証明するわ。だからこそ、あなたにも勝つ」
あまりアクアに戦いのことを意識してほしくなかったけど、カラミラの意思は固い。言葉を遮るのは無粋だろう。
カラミラの言葉を聞きアクアは笑顔で答えた。
「何度だって、いつだって、カラミラの挑戦を受けるよ」
「ありがたいのだけど、なぜそこまで言ってくださるの?」
「だって、カラミラはとっても頑張ってるじゃん。私、頑張ってる人大好きだから。もちろんライカのこともね」
――
アクアのことを知ることと同じくらい必要なのが献立を知ること。
でも、ビュッフェ形式ということもあってかいつに何が出るかなんてこっちからはわからない。
何か策はないかと授業終わりにカフェで休んでいると、偶然かそれとも必然か。無意識にカフェに来たことがあとから考えると理にかなっているような出来事が起きた。
「おい! これぬるいぞ!」
「も、申し訳ございません」
怒る声と謝罪が聞こえたほうを見ると、横柄な態度をとる二年の男子生徒がテーブルの上の紅茶を手で弾いた。それが椅子に当たりカップが割れると、破片の一部がメイドの手の甲をかすめた。
「大丈夫?」
僕は自然と声をかけた。
ここにきてからというもの積極的にこういう行動ができるようになったと思う。
心配される側からようやく心配できる側に回れた。それだけ精神的余裕ができたことだろう。
メイドの色白な肌から血が滴っていた。
「だ、大丈夫です」
メイドは近づいた僕に対してすぐに身をひいた。
「血がつくと汚れてしまいますので。本当に大丈夫ですから」
メイドが新しい紅茶を持ってこようとした時、二年の男子はそれを止めた。
自身の下腹部を指さす。
「お前のせいでズボンが濡れちゃったなぁ~。どうするかなぁ」
「す、すぐに拭きますので」
メイドは座っている生徒の前で膝をつき、拭こうとすると男子はメイドの髪を掴みそのまま自身の腰の方へともってこようとする。仲間の生徒もそれを見てげらげらと笑っていた。
メイドは抵抗したいが粗相を犯したことで抵抗ができない。
一瞬、こっちを見た瞳が助けを求めているようにも見えた。
言われなくても助ける。僕の体はすでに動いていた。
男の腕を掴み止めて言った。
「濡れたのは自分の責任だ。そこまでさせる必要はない。それに、あなたはまだ謝ってない」
「俺が? 何を謝るんだよ?」
「このメイドの手を傷つけたことだ」
それを聞くと下品な笑い声をあげた。
メイド倒し立ち上がると、僕へと顔を近づけて言った。
「なぁ、一年坊主。決闘で勝ったからっていきがんなよ。結局は一年のままごとだろうが。上の学年に逆らうとどうなるか、見せてやるぜ」
「あ、えーっと。暴力はいけないと思うけど」
「急にひよりやがって。また情けない推薦野郎に落としてやる!」
男子生徒の拳が目の前まで迫ってきた。
これが油断だと理解した。
言葉で説得できるだろうと慢心し、さすがにこんなところで手を出してこないだろうと油断した。
こんなパンチ、あの時と比べれば大した速さじゃない。
なのに、魔法を使うという思考ができずそのまま体が固まってしまった。
目をつむり痛みを覚悟したのに、拳は一向に僕の顔に触れない。
恐る恐る目を開けてみると、誰かがその拳を止めていた。
「よぉ~先輩。ライカをやるってんならまずは俺からだ」
そこにいたのはギルマだった。
「ちっ、面倒なやつが来たか」
男子生徒は足早に去っていく。
ギルマの威圧に臆したんだ。
……いや、僕一応ギルマに勝ってるんだけどなぁ。
「ありがとうギルマ。助かったよ」
「はぁ!? 誰が助けるかよ」
「でも、いま」
「お前は俺に勝ったんだ。俺がリベンジするまで負けることは許さねぇ。そんだけだ」
そういって立ち去った方向にはフーカもいて、笑いつつもこっちに手を振ってくれた。心配だったけどもう体も大丈夫なようだ。でも、拳を止める手が少し震えているように見えた。
たぶん、まだ本調子じゃない。それだけ、あの日僕と正面から本気で向き合ってくれたんだ。
フーカに手を振り返し、状況に困惑していたメイドに対し膝をついて目線を合わせて話した。
「だいじょうぶ?」
「あ、はい。その、ありがとうございます」
「僕はなにもしてないよ。ギルマが助けてくれたから」
「あの、私アイナと申します。よろしければお名前を教えていただけませんか?」
「ライカだよ」
「ライカ様ですね。このお礼はいずれ絶対にしますので」
まだ仕事があるためアイナと別れた。
アクアはいろんな人と気さくに話しているけど、誘えば一緒に食べてくれる。
誰とでも仲良くなれる性格なんだろう。
僕はアクアの隣、カラミラはアクアの正面。
この配置にも意味がある。
カラミラが会話でアクアの注意を引き付け、僕が観察をする。
大好物がほかにあるなら仕掛けるタイミングが増えるからだ。
とはいえ、アクアは大好物の時こそいっぱい食べるが、普段はしっかり健康を考えてバランスよく食事をしている。
まぁ、普通の女子に比べれば食べる量は多いんだけど。
「いったいあなたは何をしてそれだけの実力を身に着けたのかしら」
「う~~ん。これと言って何かしたわけでもないけどね」
「あまり聞いたことなかったけど、ご家族は何をしていらっしゃるの?」
「お父さんが漁師でお姉ちゃんがハンター、お母さんは料理人をしてたって。別に金持ちってわけじゃないけど、暮らしに困ったことはないかな。いろんな人と交流があったから、それで格闘術を教えてくれるファイターにも会ってね」
カラミラが上手く聞きだしてくれたおかげでアクアのことが少しずつ分かってきた。
アクアは海の近くで育ち、中規模の町で過ごしてきた。
名のある家の育ちではないけど、お父さんやお姉さんがモンスターを狩ったりして、それを町のみんなにも分けて食べていた。海の幸も山の幸も、全部お母さんが美味しく調理してくれるそうだ。
アクアはどちらかといえば甘やかされて育ってきた。
でも、興味を抱くと突っ走るタイプで、その興味の対象が魔法と格闘術。
「私はね、魔道者にもなりたいけど、魔法と格闘術の融合でいろんな人が強くなれるって証明したいの」
「あなたもまた、大きな夢をもつ一人だったのね」
「カラミラは何をしたいの?」
「私はどんな境遇でも輝くことができる。理想を目指せると証明するわ。だからこそ、あなたにも勝つ」
あまりアクアに戦いのことを意識してほしくなかったけど、カラミラの意思は固い。言葉を遮るのは無粋だろう。
カラミラの言葉を聞きアクアは笑顔で答えた。
「何度だって、いつだって、カラミラの挑戦を受けるよ」
「ありがたいのだけど、なぜそこまで言ってくださるの?」
「だって、カラミラはとっても頑張ってるじゃん。私、頑張ってる人大好きだから。もちろんライカのこともね」
――
アクアのことを知ることと同じくらい必要なのが献立を知ること。
でも、ビュッフェ形式ということもあってかいつに何が出るかなんてこっちからはわからない。
何か策はないかと授業終わりにカフェで休んでいると、偶然かそれとも必然か。無意識にカフェに来たことがあとから考えると理にかなっているような出来事が起きた。
「おい! これぬるいぞ!」
「も、申し訳ございません」
怒る声と謝罪が聞こえたほうを見ると、横柄な態度をとる二年の男子生徒がテーブルの上の紅茶を手で弾いた。それが椅子に当たりカップが割れると、破片の一部がメイドの手の甲をかすめた。
「大丈夫?」
僕は自然と声をかけた。
ここにきてからというもの積極的にこういう行動ができるようになったと思う。
心配される側からようやく心配できる側に回れた。それだけ精神的余裕ができたことだろう。
メイドの色白な肌から血が滴っていた。
「だ、大丈夫です」
メイドは近づいた僕に対してすぐに身をひいた。
「血がつくと汚れてしまいますので。本当に大丈夫ですから」
メイドが新しい紅茶を持ってこようとした時、二年の男子はそれを止めた。
自身の下腹部を指さす。
「お前のせいでズボンが濡れちゃったなぁ~。どうするかなぁ」
「す、すぐに拭きますので」
メイドは座っている生徒の前で膝をつき、拭こうとすると男子はメイドの髪を掴みそのまま自身の腰の方へともってこようとする。仲間の生徒もそれを見てげらげらと笑っていた。
メイドは抵抗したいが粗相を犯したことで抵抗ができない。
一瞬、こっちを見た瞳が助けを求めているようにも見えた。
言われなくても助ける。僕の体はすでに動いていた。
男の腕を掴み止めて言った。
「濡れたのは自分の責任だ。そこまでさせる必要はない。それに、あなたはまだ謝ってない」
「俺が? 何を謝るんだよ?」
「このメイドの手を傷つけたことだ」
それを聞くと下品な笑い声をあげた。
メイド倒し立ち上がると、僕へと顔を近づけて言った。
「なぁ、一年坊主。決闘で勝ったからっていきがんなよ。結局は一年のままごとだろうが。上の学年に逆らうとどうなるか、見せてやるぜ」
「あ、えーっと。暴力はいけないと思うけど」
「急にひよりやがって。また情けない推薦野郎に落としてやる!」
男子生徒の拳が目の前まで迫ってきた。
これが油断だと理解した。
言葉で説得できるだろうと慢心し、さすがにこんなところで手を出してこないだろうと油断した。
こんなパンチ、あの時と比べれば大した速さじゃない。
なのに、魔法を使うという思考ができずそのまま体が固まってしまった。
目をつむり痛みを覚悟したのに、拳は一向に僕の顔に触れない。
恐る恐る目を開けてみると、誰かがその拳を止めていた。
「よぉ~先輩。ライカをやるってんならまずは俺からだ」
そこにいたのはギルマだった。
「ちっ、面倒なやつが来たか」
男子生徒は足早に去っていく。
ギルマの威圧に臆したんだ。
……いや、僕一応ギルマに勝ってるんだけどなぁ。
「ありがとうギルマ。助かったよ」
「はぁ!? 誰が助けるかよ」
「でも、いま」
「お前は俺に勝ったんだ。俺がリベンジするまで負けることは許さねぇ。そんだけだ」
そういって立ち去った方向にはフーカもいて、笑いつつもこっちに手を振ってくれた。心配だったけどもう体も大丈夫なようだ。でも、拳を止める手が少し震えているように見えた。
たぶん、まだ本調子じゃない。それだけ、あの日僕と正面から本気で向き合ってくれたんだ。
フーカに手を振り返し、状況に困惑していたメイドに対し膝をついて目線を合わせて話した。
「だいじょうぶ?」
「あ、はい。その、ありがとうございます」
「僕はなにもしてないよ。ギルマが助けてくれたから」
「あの、私アイナと申します。よろしければお名前を教えていただけませんか?」
「ライカだよ」
「ライカ様ですね。このお礼はいずれ絶対にしますので」
まだ仕事があるためアイナと別れた。
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