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第81話 アスビモという男 ~アグリサイド~
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竜天島から帰ってきた翌日。
約束通りにジェナさんのところへ行った。
メルナール一族の秘宝を取り戻したお礼に、アスビモの情報を貰うためだ。
ただ昨日飲み過ぎたせいか、頭が若干痛い。
それもこれもゾルダの所為だ。
竜天島から帰ってきて早々にジェナさんへアスビモのことを迫ったゾルダ。
それを逸らすために、酒を飲みに行こうと誘ったのが運の尽き。
ゾルダに付き合って結構飲んでしまった……
つられてしまって不甲斐ないというかなんというか……
そのゾルダはと言うと……
「さぁ、アスビモのことを聞きに行くのじゃ。
おぬしもさっさと歩け」
と朝から元気そのものだ。
最初の頃は飲むとゾルダの方が二日酔いになっていたが、最近はまったくそれがない。
「あれだけ飲んで、大丈夫なのか、ゾルダは」
「あれでも自重したのじゃ。
だからそれぐらいの量は大丈夫じゃと言っておったろうに」
「二日酔いになっていたころが懐かしいよ……」
かなり飲んでいるように見えたけど、それで自重したって言うんだから……
どんだけ底なしなのか……
「ねえさまは昔はもっとお飲みになっていましたわ。
だんだんと前の力を取り戻してきてらっしゃるのかもしれませんわ」
マリーから言わせると、もっと飲んでいたということは……
想像しただけでも寒気がする。
「戦う方は昔の力を取り戻してもいいけど、飲む方はほどほどにしてほしいよ。
付き合う方の身になってほしい」
「おぬしが無理に付き合う必要はないぞ。
ワシはワシのペースで飲むからのぅ」
「ねえさまの好きにさせておけばいいんですよ。
マリーも付き合ってませんから、この通り、問題ないですわ」
マリーは得意げに言うが、微妙に距離を置いていただけじゃん。
酒場の他の客にゾルダが絡んでいった時も、知らん顔で……
他の客に絡まないようにと思ってゾルダに付き合っていたのに。
「それはゾルダが静かに飲んでくれればね……
俺が相手しないと他の人に絡んでいったじゃんか」
「そんなこともあったかのぅ。
酒の席はみんなで楽しく呑まんとのぅ」
「頼むから見ず知らずの人とまで楽しくやろうとしないでくれ」
「……け、検討はするのじゃ。
検討はな……」
「それ、絶対に次もやらないパターンだから」
魔族の元王に対して、人の道理を当てはめることが出来ないのは重々承知しているが……
それでも人の社会に居るんだから、多少は合わせて欲しいものだ。
そんなことを道中話しながら、商業ギルドに向かっていた。
まぁ、ゾルダが元気ならそれはそれでいいか……
しばらく歩くと、商業ギルドに到着した。
受付で話をすると、今度は快く応接室に案内してもらった。
「最初の時と態度が違うのぅ。
ここのやつらも現金なものじゃ」
「まぁ、名前を覚えてもらったってことでいいじゃん」
応接室でお茶を飲みながら待っていると、扉がいきなり開き、ジェナさんが元気よく入ってきた。
「やあ! アグリ、ゾルダ、マリー。
昨日はありがとな。
疲れただろうに、ゆっくり眠れたか?」
ジェナさんの威勢のいい声が頭に響く。
そのこともあり、どうしても苦笑いになってしまう。
それでも心配はかけたくないので
「まぁ、疲れていたので、寝れたと思います」
と答えた。
だが、ゾルダがその言葉を否定することに。
「何を言っておる、おぬし。
散々呑んで、今朝方までもがき苦しんでおったろうに。
こやつはほとんど寝てないぞ」
「……っ、それを言うなって……」
「あら、嘘をついていいのかしら。
マリーは嘘はダメだと思いますわ」
こういう時だけ正直に言いはじめる元魔王、元四天王……
あのさ、あんたら悪だろ。
あんたらは普段から狡猾にやる癖に……
「心配させたくないから、そう言ったんだよ。
嘘は良くないけど、こういうのは良いの!」
自分でも訳の分からない論理を持ち出してしまった……
まぁ、でもここで取り繕っても意味がないのかもしれない。
「それは大変だったな」
ジェナさんは小声で俺に対して気遣いの言葉をかけてくれた。
その言葉になんとなく恥ずかしさもあり、苦笑いで返すのが精いっぱいだった。
「さてと……
アスビモのことだったかな。
あいつのことを全部知っている訳じゃないけど、分かる限りは教えるよ」
ジェナさんはそう言うと、アスビモのことを話し始めた。
「アスビモは、魔王のお気に入りというか、よく取引をする魔族の商人だ。
ここ最近は見ないけど、ここにも良く来ていたよ。
あたいは面識はないけど、話はここに集まるしね」
「なんじゃ、知っておるわけではないのか」
「そこは悪いね。
あたいも全部が全部目を通している訳じゃないし。
他の商人たちの話を聞いた内容になっちまう」
「その辺りは仕方ないんじゃないかな。
俺たちには全く情報がないんだから、話を聞けるだけでもありがたい」
「そう言ってもらえると助かるよ。
そうそう、最近来なくなったのも、どこだっけな……
東方面の街へ行くことになったとかと言う話だ」
向かった先の話が出た途端にゾルダは色めき立つ。
「アスビモの奴は東へ行ったとな。
よし、至急向かうのじゃ」
「ゾルダ、ちょっと待ってよ。
もう少し話聞いてから……」
ゾルダを窘めつつ、ジェナさんに改めて話の続きをしてもらった。
「なぜ東方面へ行ったかまではわかってない。
ただ東方面は魔王軍の戦闘も激しい地域だから、それと関係はあるかもしれない」
「アスビモはゼドっちの手先なのですかね」
マリーはアスビモとゼドの関係を気にしているようだ。
「いいや。
アスビモにとって魔王との関係はあくまでも取引先だって話だ。
あいつ自身は魔王軍に与している訳ではないらしい。
何か自分の考えがあって行動しているのだろうな」
「そうじゃろうのぅ。
ゼドの奴に扱える奴ではなさそうじゃからのぅ」
魔王の手先という訳ではなく、独自で動いているアスビモ。
結構そうなると厄介な気がする。
第三勢力みたいなものだし。
「そうなると難しくなりそうだな。
単純にアスビモを倒せば魔王軍の打撃になる訳じゃなさそうだし……」
二日酔いで頭が回っていない状況で考え始めたがうまくまとまりそうもなかった。
「そうごちゃごちゃ考えん込まなくてもいいのじゃ。
両方叩き潰すんじゃかのぅ」
「ねえさま……
どのみち、どちらとも戦わざる負えないのですわ。
今からいろいろ考えても仕方ないでわね」
ゾルダの相変わらず脳筋な考えに、マリーも賛同する。
それでいいのか……
両方と戦うにしても、もう少し考えていかないといけないのでは……
ごちゃごちゃと考えては見るものの、頭が回っていないためにぐちゃぐちゃになる。
とりあえず分かったことは東方面にアスビモが行ったということ。
「どうするかは道中考えるとして、次は東方面へ向かうってことかな」
「そうじゃ。
まずはアスビモを倒すのじゃ」
上手く考えられない所為で、ゾルダの考えに乗っちゃう結論になったけど、大丈夫かな……
心配にはなるけど、行く先もどうすればいいかわからないところもあったし……
まずは決めて動くとしよう。
「ジェナさん、ありがとうございます。
とりあえずは東方面へ向かってみます」
「あたいの話が役に立ったなら嬉しいよ」
ジェナさんは笑顔でそう言ってくれた。
「じゃ、準備をして、東方面へ行こうか」
ゾルダやマリーにそう言うと、立ち上がり応接室の扉へと向かった。
その時に、ジェナさんが
「あっ、そうそう。
これやるよ」
と言って、俺に盾を渡してきた。
「何ですか……これは?」
ジェナさんが何を思ってこの盾を渡してきたのかわからなかったので尋ねてみた。
「今はとりあえず貰っておいてくれ。
あとでいいからその盾をよく見てみなよ」
そう、意味ありげにジェナさんが言った。
気にはなったが、今は額面通りに受け取って
「分かりました。
後で確認します。
今日はありがとうございました」
とお礼を言い、応接室を出ていった。
「また何かあったらあたいに連絡くれよ」
出ていく間際にジェナさんはそう言い残した。
「さてと、ではアスビモとやらがいる東方面へ向けて行くかのぅ」
「また長旅になりそうですわね」
「俺としては魔王軍の動向も気なるけどな」
魔王軍の動き次第で道中どうなるかわからないけど、目的地を東方面へと決め、その準備を進めることにした。
約束通りにジェナさんのところへ行った。
メルナール一族の秘宝を取り戻したお礼に、アスビモの情報を貰うためだ。
ただ昨日飲み過ぎたせいか、頭が若干痛い。
それもこれもゾルダの所為だ。
竜天島から帰ってきて早々にジェナさんへアスビモのことを迫ったゾルダ。
それを逸らすために、酒を飲みに行こうと誘ったのが運の尽き。
ゾルダに付き合って結構飲んでしまった……
つられてしまって不甲斐ないというかなんというか……
そのゾルダはと言うと……
「さぁ、アスビモのことを聞きに行くのじゃ。
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と朝から元気そのものだ。
最初の頃は飲むとゾルダの方が二日酔いになっていたが、最近はまったくそれがない。
「あれだけ飲んで、大丈夫なのか、ゾルダは」
「あれでも自重したのじゃ。
だからそれぐらいの量は大丈夫じゃと言っておったろうに」
「二日酔いになっていたころが懐かしいよ……」
かなり飲んでいるように見えたけど、それで自重したって言うんだから……
どんだけ底なしなのか……
「ねえさまは昔はもっとお飲みになっていましたわ。
だんだんと前の力を取り戻してきてらっしゃるのかもしれませんわ」
マリーから言わせると、もっと飲んでいたということは……
想像しただけでも寒気がする。
「戦う方は昔の力を取り戻してもいいけど、飲む方はほどほどにしてほしいよ。
付き合う方の身になってほしい」
「おぬしが無理に付き合う必要はないぞ。
ワシはワシのペースで飲むからのぅ」
「ねえさまの好きにさせておけばいいんですよ。
マリーも付き合ってませんから、この通り、問題ないですわ」
マリーは得意げに言うが、微妙に距離を置いていただけじゃん。
酒場の他の客にゾルダが絡んでいった時も、知らん顔で……
他の客に絡まないようにと思ってゾルダに付き合っていたのに。
「それはゾルダが静かに飲んでくれればね……
俺が相手しないと他の人に絡んでいったじゃんか」
「そんなこともあったかのぅ。
酒の席はみんなで楽しく呑まんとのぅ」
「頼むから見ず知らずの人とまで楽しくやろうとしないでくれ」
「……け、検討はするのじゃ。
検討はな……」
「それ、絶対に次もやらないパターンだから」
魔族の元王に対して、人の道理を当てはめることが出来ないのは重々承知しているが……
それでも人の社会に居るんだから、多少は合わせて欲しいものだ。
そんなことを道中話しながら、商業ギルドに向かっていた。
まぁ、ゾルダが元気ならそれはそれでいいか……
しばらく歩くと、商業ギルドに到着した。
受付で話をすると、今度は快く応接室に案内してもらった。
「最初の時と態度が違うのぅ。
ここのやつらも現金なものじゃ」
「まぁ、名前を覚えてもらったってことでいいじゃん」
応接室でお茶を飲みながら待っていると、扉がいきなり開き、ジェナさんが元気よく入ってきた。
「やあ! アグリ、ゾルダ、マリー。
昨日はありがとな。
疲れただろうに、ゆっくり眠れたか?」
ジェナさんの威勢のいい声が頭に響く。
そのこともあり、どうしても苦笑いになってしまう。
それでも心配はかけたくないので
「まぁ、疲れていたので、寝れたと思います」
と答えた。
だが、ゾルダがその言葉を否定することに。
「何を言っておる、おぬし。
散々呑んで、今朝方までもがき苦しんでおったろうに。
こやつはほとんど寝てないぞ」
「……っ、それを言うなって……」
「あら、嘘をついていいのかしら。
マリーは嘘はダメだと思いますわ」
こういう時だけ正直に言いはじめる元魔王、元四天王……
あのさ、あんたら悪だろ。
あんたらは普段から狡猾にやる癖に……
「心配させたくないから、そう言ったんだよ。
嘘は良くないけど、こういうのは良いの!」
自分でも訳の分からない論理を持ち出してしまった……
まぁ、でもここで取り繕っても意味がないのかもしれない。
「それは大変だったな」
ジェナさんは小声で俺に対して気遣いの言葉をかけてくれた。
その言葉になんとなく恥ずかしさもあり、苦笑いで返すのが精いっぱいだった。
「さてと……
アスビモのことだったかな。
あいつのことを全部知っている訳じゃないけど、分かる限りは教えるよ」
ジェナさんはそう言うと、アスビモのことを話し始めた。
「アスビモは、魔王のお気に入りというか、よく取引をする魔族の商人だ。
ここ最近は見ないけど、ここにも良く来ていたよ。
あたいは面識はないけど、話はここに集まるしね」
「なんじゃ、知っておるわけではないのか」
「そこは悪いね。
あたいも全部が全部目を通している訳じゃないし。
他の商人たちの話を聞いた内容になっちまう」
「その辺りは仕方ないんじゃないかな。
俺たちには全く情報がないんだから、話を聞けるだけでもありがたい」
「そう言ってもらえると助かるよ。
そうそう、最近来なくなったのも、どこだっけな……
東方面の街へ行くことになったとかと言う話だ」
向かった先の話が出た途端にゾルダは色めき立つ。
「アスビモの奴は東へ行ったとな。
よし、至急向かうのじゃ」
「ゾルダ、ちょっと待ってよ。
もう少し話聞いてから……」
ゾルダを窘めつつ、ジェナさんに改めて話の続きをしてもらった。
「なぜ東方面へ行ったかまではわかってない。
ただ東方面は魔王軍の戦闘も激しい地域だから、それと関係はあるかもしれない」
「アスビモはゼドっちの手先なのですかね」
マリーはアスビモとゼドの関係を気にしているようだ。
「いいや。
アスビモにとって魔王との関係はあくまでも取引先だって話だ。
あいつ自身は魔王軍に与している訳ではないらしい。
何か自分の考えがあって行動しているのだろうな」
「そうじゃろうのぅ。
ゼドの奴に扱える奴ではなさそうじゃからのぅ」
魔王の手先という訳ではなく、独自で動いているアスビモ。
結構そうなると厄介な気がする。
第三勢力みたいなものだし。
「そうなると難しくなりそうだな。
単純にアスビモを倒せば魔王軍の打撃になる訳じゃなさそうだし……」
二日酔いで頭が回っていない状況で考え始めたがうまくまとまりそうもなかった。
「そうごちゃごちゃ考えん込まなくてもいいのじゃ。
両方叩き潰すんじゃかのぅ」
「ねえさま……
どのみち、どちらとも戦わざる負えないのですわ。
今からいろいろ考えても仕方ないでわね」
ゾルダの相変わらず脳筋な考えに、マリーも賛同する。
それでいいのか……
両方と戦うにしても、もう少し考えていかないといけないのでは……
ごちゃごちゃと考えては見るものの、頭が回っていないためにぐちゃぐちゃになる。
とりあえず分かったことは東方面にアスビモが行ったということ。
「どうするかは道中考えるとして、次は東方面へ向かうってことかな」
「そうじゃ。
まずはアスビモを倒すのじゃ」
上手く考えられない所為で、ゾルダの考えに乗っちゃう結論になったけど、大丈夫かな……
心配にはなるけど、行く先もどうすればいいかわからないところもあったし……
まずは決めて動くとしよう。
「ジェナさん、ありがとうございます。
とりあえずは東方面へ向かってみます」
「あたいの話が役に立ったなら嬉しいよ」
ジェナさんは笑顔でそう言ってくれた。
「じゃ、準備をして、東方面へ行こうか」
ゾルダやマリーにそう言うと、立ち上がり応接室の扉へと向かった。
その時に、ジェナさんが
「あっ、そうそう。
これやるよ」
と言って、俺に盾を渡してきた。
「何ですか……これは?」
ジェナさんが何を思ってこの盾を渡してきたのかわからなかったので尋ねてみた。
「今はとりあえず貰っておいてくれ。
あとでいいからその盾をよく見てみなよ」
そう、意味ありげにジェナさんが言った。
気にはなったが、今は額面通りに受け取って
「分かりました。
後で確認します。
今日はありがとうございました」
とお礼を言い、応接室を出ていった。
「また何かあったらあたいに連絡くれよ」
出ていく間際にジェナさんはそう言い残した。
「さてと、ではアスビモとやらがいる東方面へ向けて行くかのぅ」
「また長旅になりそうですわね」
「俺としては魔王軍の動向も気なるけどな」
魔王軍の動き次第で道中どうなるかわからないけど、目的地を東方面へと決め、その準備を進めることにした。
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