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第5話 印とカード
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--------- 第5話 印とカード ----------
シグマさんと譲さんが鏡で見せてくれた、私とパペットの契約の印。
二人が見せてくれた契約印とはまた違う。
みるからにそのアメリカンな方々が入れそうなお世辞にも趣味がいいとはいえない代物。
怖いとか恐怖感を与えるような契約印。
本人の性格や言動とは似ても似つかない印だった。
「んよーし!キレーに印がついたな!これでようやく、そんで正式に俺っちと相棒は人形とその主人の関係になったってこった。おっとっと、こいつはもう必要ねーし使ったからには返さねぇとな!」
パペットはそう言って自身の体からカチャカチャと小気味の良い音を出しながら先程契約に使った剣をもとの甲冑が持っている鞘に収める。
彼がそうしている間に二人が私の印をみながら話し始めた。
「…なんというか、似合わない印ですね…。」
「確かにあまり彼の性格などからはあまり想像がつかない印ですね。マスター、シェロ技師がおっしゃっていたあの伝説というか昔話に何か関係があるのでしょうか?」
「んー…。まぁ、もしかしたら彼をモチーフにしたものじゃなく、彼を作った技師が好んで使っていた印かもしれないけれど…。」
そんな会話をしているとパペットがこちらへと戻ってくる。
「よぉ、お二人さん。相棒と俺っちの契約員なんか眺めてなーに話し込んでんだい?」
相変わらずな喋り方とノリでしかも、私の肩に手を回してくる。
これが本当に二人の話していたシェロ老人の話に関係ある人形だとは到底思えない。
むしろ、王様の方に無礼なことをして処刑される側のノリと喋り方である。
それに、あんな天井高くの鳥かごのような檻の中に入れられていたのなら、その40年前に何か大事を起こしたに違いない。
……今更ながらなんでこんなのと私は契約を結んでしまったのだろう。
「んー、どうやらあんたたちはこの印が俺っちに似合わないって話をしてたんだな?」
考え込んでいる間に少しだけ話が進んでいたようだ。
「え、えぇ。あまりあなたの性格や言動とはかけ離れたような印ですから。」
「そりゃ、そうさ。俺っちの性格や言動なんかに合わなくてトーゼンよぉ。こいつは俺っちをベースに考えられてないからなぁ。どっちかって言うと俺っちを作ったやつの趣味っていったほうがいいのかねぇ。ほら、よく画家とかが入れるだろ?自分の作品にサインとか…。あぁ、陶芸家のほうがわかりやすいか?自分の作った陶器なんかに焼印みたいなのいれるだろ?あれと同じようなもんだよ。つまり、俺っちを作った技師が自分の作品がどこか散らばってもわかりやすいように入れたってとこだろうよ。」
「ふむ…。確かにそのような印をいれる技師も少なくはないな。むしろ、シェロ爺のような技師のほうが珍しい。作った人形一体一体にその人形をベースにした印を作るなど労力がかかりすぎるからな。」
その話を聞き終えて龍さんがどこか納得したように言葉を挟んだ。
「…まぁ、そんな話をするのなら家に帰ってからするべきだろう。シェロ爺も出かけてしまったのだ。長居をする必要はあるまい。」
そういって袖から懐中時計を取り出す。
時計の短針は4の文字を指していた。
………4時?
「…どうやらかなり長居をいてしまったようだな。そろそろ山を降りないと、面倒なことになりかねん。シヴィラちゃん、玄関まで案内してくれるかい?」
「かしこまりました。では、皆様私についてきてください。」
そう言って彼女は部屋のドアを開ける。
やはり来たときと同じように、先が見えない長い廊下がそこにはあった。
彼女はその廊下を進んでいく。
私達も彼女のあとをただ淡々と進んでいく。
しかし、妙なところが1箇所だけ。
廊下に取り付けている窓の外が一面の青空なのだ。
外を見ている私に龍さんが気がついたのか、話しかけてきた。
「雪久君、どうやら不思議がっているようだな。この廊下の仕組について。」
「…何か知ってるんですか?」
「そうだ…といってやりたいところだが、私もこの館の仕組みについてはさっぱりでね。なにどうなって夕方だというのに窓の外が青空なのか説明ができないのだ。そういうものだと割り切ってもらうほかない。なに、シェロ爺が帰ってきたら仕組みについて存分にきくがいいさ。」
「…えぇ、そうします。」
そんな会話をしながら数分。
来たときと同じように玄関が見えてきた。
その扉はやはり来たときと同じように開け放たれている。
外の景色は、窓でみた青空ではなく夕焼けとなっていた。
「うっひょー!ひっさしぶりのシャバの空気だ!いやー、やっぱ外の空気ってものはいいねぇ!息苦しくなくて身も心も元気になりそうだぜ!」
玄関にたどり着いた瞬間、パペットが物凄い勢いで外へ出ていき大声を出しながらはしゃいでいる。
…あまりに陽気に動き回るものだからガッチャガッチャとかなりうるさい。
「さぁ、あまりはしゃいでもいられないぞ。早く下りんと面倒事に巻き込まれる可能性が高くなるからな。」
……そうだ…。
私たち、ここから下山して更に電車に乗って帰らなきゃいけないんだった…。
来るときは譲さんと龍さんだけで済んだのに、今回はこいつも一緒なんだった…。
この物理的にうるさいパペットと…。
「…ねぇ、パペット…。」
「ん?なんだよ、相棒!そんな元気のねぇ声しちまってよぉ!」
「すこし静かにして、それとその姿なんとかならない?」
「ん、この体のことかい?あー、たしかにこの姿で外の人間の眼にさらされるってのは俺っちも流石に恥ずかしいな…。んじゃ、ちょっとまってろーい。」
そういって彼は近くの茂みの中へと入っていく。
少し奥まで入っていったのか、姿が見えなくなってしまった。
「…むぅ、あまり奥には行ってもらいたくはないのだがな。」
そして、数分が経ち、奥からガサゴソと音がして…。
清潔感のある白いワンピースの姿をした青い髪の少女が茂みから出てきた。
……その場にいた全員が一瞬固まった。
そしてその少女が口を開く。
「なんだいなんだい?揃いも揃って固まっちまうなんて。おっと、俺っちのことが誰だかわからないわけがないだろうな?そこの茂みに入っていったのは俺っち一人だけなんだぜ?あんたらも相棒もしっかり見てただろ?」
可愛らしい声から発せられた言葉遣いはまぎれもなくパペットのものだった。
こいつはいったいどういう体と構造になってるんだ。
「ま、この姿ならあんたらと相棒と一緒にいたっておかしくないだろ?顔も若干相棒に似せたんだぜ?この方が相棒と姉妹に見えて動きやすいって寸法さ。」
…今日は帰った頭痛薬か…、いや睡眠薬でも貰おう。
そうしないと眠れない予感がする。
「…ま、まぁ、全員揃ったし、下山しましょう、ね?」
譲さんがなんとか状況を飲み込み、下山するように促す。
「そ、そうだな。うむ。では、シヴィラちゃん、シェロ爺によろしく言っておいてくれ。」
「はい、皆様、お気をつけて。」
彼女はそう言って小さく頭を下げ、館の玄関と閉めた。
私たちは龍さんの先導で山を下りていく。
やはり暗くなってきた山ほど不気味なところはないと思う。
「…?」
私はふと立ち止まり後ろを見る。
なにかが私をみているような感覚に襲われたからだ。
周りに何もいないことを確かめて、私は前を向く。
…そこには誰もいなかった。
直ぐ側にいたはずの、譲さんも龍さんもシグマさんも少女に変身したパペットの姿さえも見当たらない。
前にも後ろにも誰もいない。
「…どうなってるんだ…、これ?」
下山しようとも思ったが、いかんせん道がわからない。
なにせ今回始めて入った山だから。
たしかに山道は整備されていたが途中幾つもの分かれ道が合ったのを覚えている。
「よわったな…。」
そんな言葉を口にした時。
『どうも、こんにちは』
私の目の間に奇術師風の男が楽しそうな笑みを浮かべながら立っていた。
「っ!?誰!?」
『お初にお目にかかります。ワタクシ、パレードというものを主催しております、花楽里と申します。今回、あなた様をパレードへとご招待すべく参りました。藤村雪久様。』
「…パレード?」
『あら?パレードをご存知無いようで?』
「…説明ってしてもらえる?」
『誠に申し訳ございません、説明に関しては今、この場で説明はできないのです。なんせこの空間はあと数十秒しか持たないもので。ですが、これを。』
私の手には黒いキャッシュカードのようなものが握られていた。
中心には星のような絵が描かれている。
「…なにこれ。」
『それはチケットパスと呼ばれるものでございます。それをご自身の契約印にかざしていただければ、こちらからいつでもお迎えに行くことができますので。』
そう言いながら花楽里という男は持っている杖で自身の首の後をトントンと叩く。
「…私が人形と契約したことをなんで知っている。」
『それは…機密事項でございます。ですが!』
そこでその男は言葉を切る。
そして楽しげな表情からどこか物悲しそうな表情になり、小さく息をつく。
『残念ながらお時間が来てしまったようです…。誠に残念ですが。では、また、パレードと…、夢の街ワンダーランドのご説明をしに参ります。…それでは、ごきげんよう。』
一瞬、視界がブラックアウトする。
次に目を開けると、帰りの電車の中だった。
右隣には譲さん。
左隣には少女に変身したパペットが私の肩に寄りかかって寝ていた。
「…夢…?」
ふとジーンズの右ポケットに違和感を感じて入ってるものを取り出した。
それは、あの男…。
花楽里に渡されたあのチケットパスと呼ばれる黒いカードだった。
シグマさんと譲さんが鏡で見せてくれた、私とパペットの契約の印。
二人が見せてくれた契約印とはまた違う。
みるからにそのアメリカンな方々が入れそうなお世辞にも趣味がいいとはいえない代物。
怖いとか恐怖感を与えるような契約印。
本人の性格や言動とは似ても似つかない印だった。
「んよーし!キレーに印がついたな!これでようやく、そんで正式に俺っちと相棒は人形とその主人の関係になったってこった。おっとっと、こいつはもう必要ねーし使ったからには返さねぇとな!」
パペットはそう言って自身の体からカチャカチャと小気味の良い音を出しながら先程契約に使った剣をもとの甲冑が持っている鞘に収める。
彼がそうしている間に二人が私の印をみながら話し始めた。
「…なんというか、似合わない印ですね…。」
「確かにあまり彼の性格などからはあまり想像がつかない印ですね。マスター、シェロ技師がおっしゃっていたあの伝説というか昔話に何か関係があるのでしょうか?」
「んー…。まぁ、もしかしたら彼をモチーフにしたものじゃなく、彼を作った技師が好んで使っていた印かもしれないけれど…。」
そんな会話をしているとパペットがこちらへと戻ってくる。
「よぉ、お二人さん。相棒と俺っちの契約員なんか眺めてなーに話し込んでんだい?」
相変わらずな喋り方とノリでしかも、私の肩に手を回してくる。
これが本当に二人の話していたシェロ老人の話に関係ある人形だとは到底思えない。
むしろ、王様の方に無礼なことをして処刑される側のノリと喋り方である。
それに、あんな天井高くの鳥かごのような檻の中に入れられていたのなら、その40年前に何か大事を起こしたに違いない。
……今更ながらなんでこんなのと私は契約を結んでしまったのだろう。
「んー、どうやらあんたたちはこの印が俺っちに似合わないって話をしてたんだな?」
考え込んでいる間に少しだけ話が進んでいたようだ。
「え、えぇ。あまりあなたの性格や言動とはかけ離れたような印ですから。」
「そりゃ、そうさ。俺っちの性格や言動なんかに合わなくてトーゼンよぉ。こいつは俺っちをベースに考えられてないからなぁ。どっちかって言うと俺っちを作ったやつの趣味っていったほうがいいのかねぇ。ほら、よく画家とかが入れるだろ?自分の作品にサインとか…。あぁ、陶芸家のほうがわかりやすいか?自分の作った陶器なんかに焼印みたいなのいれるだろ?あれと同じようなもんだよ。つまり、俺っちを作った技師が自分の作品がどこか散らばってもわかりやすいように入れたってとこだろうよ。」
「ふむ…。確かにそのような印をいれる技師も少なくはないな。むしろ、シェロ爺のような技師のほうが珍しい。作った人形一体一体にその人形をベースにした印を作るなど労力がかかりすぎるからな。」
その話を聞き終えて龍さんがどこか納得したように言葉を挟んだ。
「…まぁ、そんな話をするのなら家に帰ってからするべきだろう。シェロ爺も出かけてしまったのだ。長居をする必要はあるまい。」
そういって袖から懐中時計を取り出す。
時計の短針は4の文字を指していた。
………4時?
「…どうやらかなり長居をいてしまったようだな。そろそろ山を降りないと、面倒なことになりかねん。シヴィラちゃん、玄関まで案内してくれるかい?」
「かしこまりました。では、皆様私についてきてください。」
そう言って彼女は部屋のドアを開ける。
やはり来たときと同じように、先が見えない長い廊下がそこにはあった。
彼女はその廊下を進んでいく。
私達も彼女のあとをただ淡々と進んでいく。
しかし、妙なところが1箇所だけ。
廊下に取り付けている窓の外が一面の青空なのだ。
外を見ている私に龍さんが気がついたのか、話しかけてきた。
「雪久君、どうやら不思議がっているようだな。この廊下の仕組について。」
「…何か知ってるんですか?」
「そうだ…といってやりたいところだが、私もこの館の仕組みについてはさっぱりでね。なにどうなって夕方だというのに窓の外が青空なのか説明ができないのだ。そういうものだと割り切ってもらうほかない。なに、シェロ爺が帰ってきたら仕組みについて存分にきくがいいさ。」
「…えぇ、そうします。」
そんな会話をしながら数分。
来たときと同じように玄関が見えてきた。
その扉はやはり来たときと同じように開け放たれている。
外の景色は、窓でみた青空ではなく夕焼けとなっていた。
「うっひょー!ひっさしぶりのシャバの空気だ!いやー、やっぱ外の空気ってものはいいねぇ!息苦しくなくて身も心も元気になりそうだぜ!」
玄関にたどり着いた瞬間、パペットが物凄い勢いで外へ出ていき大声を出しながらはしゃいでいる。
…あまりに陽気に動き回るものだからガッチャガッチャとかなりうるさい。
「さぁ、あまりはしゃいでもいられないぞ。早く下りんと面倒事に巻き込まれる可能性が高くなるからな。」
……そうだ…。
私たち、ここから下山して更に電車に乗って帰らなきゃいけないんだった…。
来るときは譲さんと龍さんだけで済んだのに、今回はこいつも一緒なんだった…。
この物理的にうるさいパペットと…。
「…ねぇ、パペット…。」
「ん?なんだよ、相棒!そんな元気のねぇ声しちまってよぉ!」
「すこし静かにして、それとその姿なんとかならない?」
「ん、この体のことかい?あー、たしかにこの姿で外の人間の眼にさらされるってのは俺っちも流石に恥ずかしいな…。んじゃ、ちょっとまってろーい。」
そういって彼は近くの茂みの中へと入っていく。
少し奥まで入っていったのか、姿が見えなくなってしまった。
「…むぅ、あまり奥には行ってもらいたくはないのだがな。」
そして、数分が経ち、奥からガサゴソと音がして…。
清潔感のある白いワンピースの姿をした青い髪の少女が茂みから出てきた。
……その場にいた全員が一瞬固まった。
そしてその少女が口を開く。
「なんだいなんだい?揃いも揃って固まっちまうなんて。おっと、俺っちのことが誰だかわからないわけがないだろうな?そこの茂みに入っていったのは俺っち一人だけなんだぜ?あんたらも相棒もしっかり見てただろ?」
可愛らしい声から発せられた言葉遣いはまぎれもなくパペットのものだった。
こいつはいったいどういう体と構造になってるんだ。
「ま、この姿ならあんたらと相棒と一緒にいたっておかしくないだろ?顔も若干相棒に似せたんだぜ?この方が相棒と姉妹に見えて動きやすいって寸法さ。」
…今日は帰った頭痛薬か…、いや睡眠薬でも貰おう。
そうしないと眠れない予感がする。
「…ま、まぁ、全員揃ったし、下山しましょう、ね?」
譲さんがなんとか状況を飲み込み、下山するように促す。
「そ、そうだな。うむ。では、シヴィラちゃん、シェロ爺によろしく言っておいてくれ。」
「はい、皆様、お気をつけて。」
彼女はそう言って小さく頭を下げ、館の玄関と閉めた。
私たちは龍さんの先導で山を下りていく。
やはり暗くなってきた山ほど不気味なところはないと思う。
「…?」
私はふと立ち止まり後ろを見る。
なにかが私をみているような感覚に襲われたからだ。
周りに何もいないことを確かめて、私は前を向く。
…そこには誰もいなかった。
直ぐ側にいたはずの、譲さんも龍さんもシグマさんも少女に変身したパペットの姿さえも見当たらない。
前にも後ろにも誰もいない。
「…どうなってるんだ…、これ?」
下山しようとも思ったが、いかんせん道がわからない。
なにせ今回始めて入った山だから。
たしかに山道は整備されていたが途中幾つもの分かれ道が合ったのを覚えている。
「よわったな…。」
そんな言葉を口にした時。
『どうも、こんにちは』
私の目の間に奇術師風の男が楽しそうな笑みを浮かべながら立っていた。
「っ!?誰!?」
『お初にお目にかかります。ワタクシ、パレードというものを主催しております、花楽里と申します。今回、あなた様をパレードへとご招待すべく参りました。藤村雪久様。』
「…パレード?」
『あら?パレードをご存知無いようで?』
「…説明ってしてもらえる?」
『誠に申し訳ございません、説明に関しては今、この場で説明はできないのです。なんせこの空間はあと数十秒しか持たないもので。ですが、これを。』
私の手には黒いキャッシュカードのようなものが握られていた。
中心には星のような絵が描かれている。
「…なにこれ。」
『それはチケットパスと呼ばれるものでございます。それをご自身の契約印にかざしていただければ、こちらからいつでもお迎えに行くことができますので。』
そう言いながら花楽里という男は持っている杖で自身の首の後をトントンと叩く。
「…私が人形と契約したことをなんで知っている。」
『それは…機密事項でございます。ですが!』
そこでその男は言葉を切る。
そして楽しげな表情からどこか物悲しそうな表情になり、小さく息をつく。
『残念ながらお時間が来てしまったようです…。誠に残念ですが。では、また、パレードと…、夢の街ワンダーランドのご説明をしに参ります。…それでは、ごきげんよう。』
一瞬、視界がブラックアウトする。
次に目を開けると、帰りの電車の中だった。
右隣には譲さん。
左隣には少女に変身したパペットが私の肩に寄りかかって寝ていた。
「…夢…?」
ふとジーンズの右ポケットに違和感を感じて入ってるものを取り出した。
それは、あの男…。
花楽里に渡されたあのチケットパスと呼ばれる黒いカードだった。
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