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第6話 その少女、モンスターに会う
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「さぁ!!ここが君がこれから過ごすマイホームだ!」
ナナイは両手をいっぱいに広げ、満面の笑みを浮かべる
「ここですか…」
私は顔を引き攣らせる…その理由はナナイが両手を広げた先にある。そこには家と呼べる家はなく、ただテントが1つ置いてあるだけ…両手をいっぱいに広げる大きさもない。
「そんなに、落ち込まないでー!叔父さん泣いちゃう…」
「いや、泣きませんよ。住まわせてもらう身なので…」
そうだよ。私は奴隷。今は違うけれど普通なら人間として対等に扱ってもらえない存在なのだ。これだけでも感謝しなければ…
「うーん。そうだなぁ…二人でこれから住むんだしちゃんとした家でも作ろうかな…」
ナナイはブツブツと独りで呟くと、
「よし、冬寧。今から叔父さん家作るから、冬寧は僕を手伝ってくれるか?」
「はい…」
今から家を作るって、どれだけ夢見がち叔父さんなのかな。家なんて1日2日で作れるものじゃないのに
ナナイはその辺にある木を、えっせ、えっせと切り倒し、木を集める。その木を私がテントのある場所へと運ぶ。この地道な作業を永遠と繰り返す…そして、ようやく「これぐらいでいいだろう!」ナナイが、やってやったぞ!というように叫んだ
「お疲れ様です…でも、これから家作るんですよね…?」
「ああ、そうだよ。まぁあソコはちょちょいとね」
余裕そうな顔で澄ますナナイさん。これからが大変だというのに、元気だな。
ナナイはその木材に向かってしゃがみ込み、何かコソコソと何かお願いするように、手を合わせてペコペコする。
何をしているんだ?木材に感情があるとでもいうのか?
「じゃあ、後は置いといて僕達は食料確保といこうか!」
「え…?あ。はい」
暫くこの山の中にある森を散策すると、大きな怪物のようなモンスターに出くわした。そのモンスターは約体長2.5mはあるだろう、赤い目をした狼に出会ってしまった。
私はそのモンスターの姿を見ると一歩体が勝手に後ずさり、これは会ってはいけない奴だと感じた。
「冬寧。下がってろ」
ナナイは静かにそう言うが、私の頭の中には何故逃げない?と疑問が上がっていた。
ナナイは深く被っていた帽子を片手で取り、その帽子の中にもう片方の手を突っ込む。
すると、出て来たのは…なんかボロい石の剣だ。その剣に目をやるとビックリした表情をする
「え?!あれ…石の剣…が出てきちゃったか…あはははははははは」
暫くナナイの笑い声が森中に響き渡る
「よし、逃げよう」
そうキッパリと告げると私の手を握ってめいいっぱい走り出す。
そして、そのモンスターも私達を目掛け「ワオーン」と吠えながら全力疾走してくる。
この時私は思った。この人と森の中で暮して生きていけるのだろうか?と
ナナイは両手をいっぱいに広げ、満面の笑みを浮かべる
「ここですか…」
私は顔を引き攣らせる…その理由はナナイが両手を広げた先にある。そこには家と呼べる家はなく、ただテントが1つ置いてあるだけ…両手をいっぱいに広げる大きさもない。
「そんなに、落ち込まないでー!叔父さん泣いちゃう…」
「いや、泣きませんよ。住まわせてもらう身なので…」
そうだよ。私は奴隷。今は違うけれど普通なら人間として対等に扱ってもらえない存在なのだ。これだけでも感謝しなければ…
「うーん。そうだなぁ…二人でこれから住むんだしちゃんとした家でも作ろうかな…」
ナナイはブツブツと独りで呟くと、
「よし、冬寧。今から叔父さん家作るから、冬寧は僕を手伝ってくれるか?」
「はい…」
今から家を作るって、どれだけ夢見がち叔父さんなのかな。家なんて1日2日で作れるものじゃないのに
ナナイはその辺にある木を、えっせ、えっせと切り倒し、木を集める。その木を私がテントのある場所へと運ぶ。この地道な作業を永遠と繰り返す…そして、ようやく「これぐらいでいいだろう!」ナナイが、やってやったぞ!というように叫んだ
「お疲れ様です…でも、これから家作るんですよね…?」
「ああ、そうだよ。まぁあソコはちょちょいとね」
余裕そうな顔で澄ますナナイさん。これからが大変だというのに、元気だな。
ナナイはその木材に向かってしゃがみ込み、何かコソコソと何かお願いするように、手を合わせてペコペコする。
何をしているんだ?木材に感情があるとでもいうのか?
「じゃあ、後は置いといて僕達は食料確保といこうか!」
「え…?あ。はい」
暫くこの山の中にある森を散策すると、大きな怪物のようなモンスターに出くわした。そのモンスターは約体長2.5mはあるだろう、赤い目をした狼に出会ってしまった。
私はそのモンスターの姿を見ると一歩体が勝手に後ずさり、これは会ってはいけない奴だと感じた。
「冬寧。下がってろ」
ナナイは静かにそう言うが、私の頭の中には何故逃げない?と疑問が上がっていた。
ナナイは深く被っていた帽子を片手で取り、その帽子の中にもう片方の手を突っ込む。
すると、出て来たのは…なんかボロい石の剣だ。その剣に目をやるとビックリした表情をする
「え?!あれ…石の剣…が出てきちゃったか…あはははははははは」
暫くナナイの笑い声が森中に響き渡る
「よし、逃げよう」
そうキッパリと告げると私の手を握ってめいいっぱい走り出す。
そして、そのモンスターも私達を目掛け「ワオーン」と吠えながら全力疾走してくる。
この時私は思った。この人と森の中で暮して生きていけるのだろうか?と
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