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2章
第33話 どきどきの受験 3
しおりを挟む【上位4名の生徒は職員が迎えにいきますので、お待ちください】
アナウンスがなったあと、広場で待っていると、職員の人がやってきた。
「22番と75番の方ですね」
「「はい」」
「では、こちらに」
案内されたのは多分校舎の中。
校長室だろうか?
呼ばれた4名は、私とリンセ、あと身長の高い黒髪の男人、エルフ族の銀髪の女の人がいた。うしろ姿しか見えないから顔はわからない。
ちなみに、リンセも金髪で青目だから、いかにも王子様っ!って感じがする。
私達の前には椅子と机がある。
『バァン!!』
と爆発音が聞こえた。
すると、椅子と机には何も無かったが、
机には、書類
椅子には、いかにも魔術師という服を着た、薄い紫色の髪の毛で、目は真っ赤に輝く綺麗な女の人がいた。
「ようこそ、みなさん!この度は合格おめでとうございます!」
「私はここの学院長をしています、プレスチカです。昔は帝国宮廷魔導師長をしていました。よろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします」」」」
この綺麗な人、宮廷魔導師長には見えないな…すっごい若そうだし。
「あら、若そうにみえる??」
「えっ!あっ。はい」
私が思っていた事をスパッと言い当ててしまった。この人!すごい!!
心を読んでるのかもしれない
「よく言われるのよー!でも、心なんて読んでないからね?あなた名前は??」
若いと言われて満更でもないご様子…
すっごい、ニコニコしてる
「私は、チェリーです。よろしくお願いします」
「チェリーちゃんね。隣のあなたは??」
「リンセです。よろしくお願いします」
リンセの言葉にまったく感情がこもってない!
なんでだろう。この人が本能的に無理なのかな…
「リンセくんねー。その隣は??」
「エルフ族のマリアです。よろしくお願いします」
「マリアちゃんね。隣は?」
「水衣です。水に衣って書いて水衣です。よろしくお願いします」
「水衣くんね。4人とも宜しくねー」
ん?まてよ
「水衣?!?!」
「はい…なんでしょう?何処かで会ったことあましたっけ…」
「あ。すみません。」
声を荒らげてしまった…
でも、アレは間違いない。水衣だ。どうゆう事だ。なんで水衣がいる…リンセが現れた時もビックリしたけれど。この世界に何が起きたんだ…??なんで、みんな私の事を覚えていないんだろう?『月光の華』はどうなった?それも覚えていないのだろうか?
それに、水衣があの時出会った頃よりも若く見える気がする…なんでだ?
この世界がタイムスリップして過去に飛んだのか?でも、この世界の人は転移者という言葉を知らない…世界の情報が書き換えられたのか…?
「チェリーちゃん!チェリーちゃん!」
「はい!なんでしょう!」
学院長先生に名前を呼ばれている事に気がつく。
「なにか悩み事…?」
「い、いえー!お気になさらず…に」
どうやら、考え込んでいたみたいだ。
学院長先生が心配したような眼差しで、言った。
「では、(ゴホンッ)貴方達4人は今回の試験で優秀な成績を収めました。我が校は特待生として迎え、学費・寮・食事・学校指定の物の料金をすべて省きます。但しノートやペンはこれに含まれません。含まれるのは制服などです。あと4人には学校の図書館の秘密所に入る権利を与えます」
なんか、すっごい学費免除してくれたーー!
特待生様々だ!!
それに図書館の秘書とかどんな所だろう
楽しみだな
「では、今日の午後から早速入学式です。
制服を受け取って学校のホールに向かってください。4人に成長を祈ります」
と言って、最初と同じように大きな爆発音を立てて消えた。
すると、扉から教師らしき人が入ってきた。
30代くらいだろうか?体格が良くて顔はまぁあ、普通って感じだ。体育会系っぽい感じ。
「お前らのうちの2人の担任になる、A組の鈴木だ。制服を貰いにいく。ついてこい」
鈴木…。随分と日本の中の日本の名前で…。
本当に水衣が水衣ならこの人も、私が転生する前まで鈴木だった鈴木なのかもしれない。
とりあえず、私達4人は鈴木先生についていった。
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