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劇場型の告白2
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「じゃあ少しだけ飲みます」
「無理はしなくていいからね」
何もかもが無理矢理なくせによく言えるなと思いつつ、まずは匂いを嗅いでみた。
少し人工的ではあるが甘酸っぱいリンゴの匂いがするだけでお酒独特のアルコール臭さは全く感じない。次にちょっとだけ口を付けてみると薄いリンゴジュースにほんの少しだけ辛味が混ざっていた。
「どお?」
「美味しいってほどでも無いけど…飲めるか飲めないかって聞かれたら飲めます」
「じゃあ軽く酔ってみようか」
「はあ…」
酔うって状態がどんなものなのか知らないが感覚と意識が乖離していく体験はした事があった。
つまりそれは人前で見せてはいけない状態を言う。駄目なのだ、話し声を音に変えては駄目だ。
用心しながら、しかし、場の雰囲気を壊さないように気を付けながらチビチビと飲むアップルサワーは不味くも美味しくも無いのだが、クリスは何だか真面目な顔をしている。
「蓮」と呼ばれた。
「はい?」
「……蓮」
「だから何ですか?」
何の連呼だ。
クリスが発する無闇矢鱈の蓮は暫く続いた。
そのせいか酔ったメンバーからも蓮と呼ばれているが会話に入っている訳では無いのだ。
しかし、人の会話が音になったりはしなかった。
別に知りたくも無いけどクリスの事を話していたからだと思う。
クリスが法学部だって話は知っていたが、他の大学から編入して来たって事は知らなかった。しかも前の大学でも法学部だというのだから神様の不公平を思い知った。
そして、人が酔うとどうなるかを初めて見た。
クリスが席を移ったせいで隣の区画から何人かが雪崩れ込み、狭い席は更に狭く、入りきらない何人かが「通路に立つのは止めろ」と店員に怒られていたが酔って調子乗った学生が聞くわけない。
帰りたくても通路へ出るにはクリスとクリスに群れる何人かを突破しなければならない、つまりは暫くの間は無理だって事で食べて飲むしか出来ないって事だ。意味のない「蓮」の連呼はまだ続き、息が詰まっていた。
「どうして編入したんですか?」
他に聞きたいことが山程ある筈なのに「そこかよ」と自らに突っ込みを入れた。
あんまり進んではいないけど、飲み慣れていないから多少酔っていたんだと思う。
即座に返ってきたクリスの答えは「蓮がいたから」だった。
それは幾度と無く受けて来た同じ質問に対する定型の答えなんだろう。
はっきり言ってどうでもよかった。
一般的な興味で聞いたけど、何もクリスの生情報が欲しかった訳じゃ無い。濁そうが誤魔化そうが気にする程の事ではないが、聞いた手前上手い返しが出来たらいいのに小さな相槌さえ打てない、間を持て余して冷えて油っぽくなった唐揚げを口に運んだ。
「美味しい?」
「いや、…はい……」
あんまり美味しく無いけど、不味いと言う程でも無いから頷くと頭にポンっと手が乗った。
そして「ごめんね」と苦笑いをするのだ。
それは嫌だと言っているのに無理矢理飲み会に連れて来られた事を謝ったのだと思った。
「必死なんだ」
「え?何がですか?」
「うん……我ながらみっともないと思う、でも本当に必死で、どうしていいかわからなくなってる、今日は……色んな決心をして誘った…」
「はい」と答えたものの、実は独り言のようにぶつぶつと続けるクリスの呟きが耳に入ってなかった。
実は遅れて来たらしい誰かが会費だと言って隣の席に座っていたメンバーに3000円を渡しているのを見て慌てている途中だった。
クリスの連れだからか、全く知らないせいで声をかけられなかったかのどっちかなのだろう、一銭も払わず飲んで食べていたなんて、まるで知らないパーティに潜り込んで無銭飲食を働く食い逃げと同じだ。鞄を探り、財布を探していたからクリスの顔も、何をしているのかも見ていなかった。
「好きです、付き合ってください!」
それは、思い出したように再燃しているWaterやMcDonaldなどの連呼とハイテンションな笑い声の中だった。
誰が誰に言ったのかもわかってなかった。
しかし、急に静かになったから何事かと思って顔を上げたら、まるで握手を求めているように目の前にクリスの手がある。
「え?………と…」
何が起こっているかわからずにキョロキョロと周りを見回すと、一拍置いて……わあ!!と歓声が巻き起こった。
驚きとか笑いとか突っ込みとかが混じって誰が何を言ってるのかもわからない。
当のクリスはアチコチに目を泳がせながらアセアセと忙しく首を振ってるのに手を引こうとはしなかった。
「答えてやれよ!」と背中や肩を小突かれても、悪質な余興を上手く流せるスキルなんか無いのだ。
臨時のゲストとして遠慮していても、ここまで悪質な槍玉に上げられては黙ってはいられない。目の前にあるクリスの手を払い除けて立ち上がろうとした。
「俺は帰ります」
「え?!」
そんなに驚いたふりをしなくても、揶揄いたいなら笑えばいいのに手を引いて止めて来る。
「離してください」
「答えは?!必死だって言っただろう、イエスとかよろしくとか僕も好きとか、何かあるだろう?!」
「何で全部肯定なんですか、ふざけるのはもうやめてください」
「ふざける?ふざけてる余裕なんか無いのは見たらわかるだろう」
「僕は真面目だ!」
そう叫んだクリスの声は店中の空気を一瞬だけ止めた。他の席にいる客からは何だ何だと視線を集めたがすぐにざわつきを取り戻しているが飲み会のメンバーは息を飲んでる。
多分だけどクリスがちょっと怒ってるように見えたからだと思う。
ずっと席が隣だった人が「どうしたんだよ」と硬くなった空気に風を入れてくれたのに、もう一度「俺は真面目だ」と言い切る。
真面目だと言うけど真面目な訳は無いのだ。そこで「待て待て」と仲裁が入ってクリスの代わりに謝ってくれたのは飲み会の会費を受け取ったりしてた隣の席の男だった。幹事なんだと思う。
「何で佐竹が謝るんだ」
「物凄い珍しいけどお前は酔ってるぞ、告った相手をよく見ろよ」
男だぞ?って指を差すのは止めろ、益々目立っている。
笑いと冗談混じりの叱責。
つまり地味な学生をターゲットにしたイジメに近い嫌がらせはどうやら暫く前から……そう、本を預かったあの頃から進行していたらしい。
長居は無用だった。
「無理はしなくていいからね」
何もかもが無理矢理なくせによく言えるなと思いつつ、まずは匂いを嗅いでみた。
少し人工的ではあるが甘酸っぱいリンゴの匂いがするだけでお酒独特のアルコール臭さは全く感じない。次にちょっとだけ口を付けてみると薄いリンゴジュースにほんの少しだけ辛味が混ざっていた。
「どお?」
「美味しいってほどでも無いけど…飲めるか飲めないかって聞かれたら飲めます」
「じゃあ軽く酔ってみようか」
「はあ…」
酔うって状態がどんなものなのか知らないが感覚と意識が乖離していく体験はした事があった。
つまりそれは人前で見せてはいけない状態を言う。駄目なのだ、話し声を音に変えては駄目だ。
用心しながら、しかし、場の雰囲気を壊さないように気を付けながらチビチビと飲むアップルサワーは不味くも美味しくも無いのだが、クリスは何だか真面目な顔をしている。
「蓮」と呼ばれた。
「はい?」
「……蓮」
「だから何ですか?」
何の連呼だ。
クリスが発する無闇矢鱈の蓮は暫く続いた。
そのせいか酔ったメンバーからも蓮と呼ばれているが会話に入っている訳では無いのだ。
しかし、人の会話が音になったりはしなかった。
別に知りたくも無いけどクリスの事を話していたからだと思う。
クリスが法学部だって話は知っていたが、他の大学から編入して来たって事は知らなかった。しかも前の大学でも法学部だというのだから神様の不公平を思い知った。
そして、人が酔うとどうなるかを初めて見た。
クリスが席を移ったせいで隣の区画から何人かが雪崩れ込み、狭い席は更に狭く、入りきらない何人かが「通路に立つのは止めろ」と店員に怒られていたが酔って調子乗った学生が聞くわけない。
帰りたくても通路へ出るにはクリスとクリスに群れる何人かを突破しなければならない、つまりは暫くの間は無理だって事で食べて飲むしか出来ないって事だ。意味のない「蓮」の連呼はまだ続き、息が詰まっていた。
「どうして編入したんですか?」
他に聞きたいことが山程ある筈なのに「そこかよ」と自らに突っ込みを入れた。
あんまり進んではいないけど、飲み慣れていないから多少酔っていたんだと思う。
即座に返ってきたクリスの答えは「蓮がいたから」だった。
それは幾度と無く受けて来た同じ質問に対する定型の答えなんだろう。
はっきり言ってどうでもよかった。
一般的な興味で聞いたけど、何もクリスの生情報が欲しかった訳じゃ無い。濁そうが誤魔化そうが気にする程の事ではないが、聞いた手前上手い返しが出来たらいいのに小さな相槌さえ打てない、間を持て余して冷えて油っぽくなった唐揚げを口に運んだ。
「美味しい?」
「いや、…はい……」
あんまり美味しく無いけど、不味いと言う程でも無いから頷くと頭にポンっと手が乗った。
そして「ごめんね」と苦笑いをするのだ。
それは嫌だと言っているのに無理矢理飲み会に連れて来られた事を謝ったのだと思った。
「必死なんだ」
「え?何がですか?」
「うん……我ながらみっともないと思う、でも本当に必死で、どうしていいかわからなくなってる、今日は……色んな決心をして誘った…」
「はい」と答えたものの、実は独り言のようにぶつぶつと続けるクリスの呟きが耳に入ってなかった。
実は遅れて来たらしい誰かが会費だと言って隣の席に座っていたメンバーに3000円を渡しているのを見て慌てている途中だった。
クリスの連れだからか、全く知らないせいで声をかけられなかったかのどっちかなのだろう、一銭も払わず飲んで食べていたなんて、まるで知らないパーティに潜り込んで無銭飲食を働く食い逃げと同じだ。鞄を探り、財布を探していたからクリスの顔も、何をしているのかも見ていなかった。
「好きです、付き合ってください!」
それは、思い出したように再燃しているWaterやMcDonaldなどの連呼とハイテンションな笑い声の中だった。
誰が誰に言ったのかもわかってなかった。
しかし、急に静かになったから何事かと思って顔を上げたら、まるで握手を求めているように目の前にクリスの手がある。
「え?………と…」
何が起こっているかわからずにキョロキョロと周りを見回すと、一拍置いて……わあ!!と歓声が巻き起こった。
驚きとか笑いとか突っ込みとかが混じって誰が何を言ってるのかもわからない。
当のクリスはアチコチに目を泳がせながらアセアセと忙しく首を振ってるのに手を引こうとはしなかった。
「答えてやれよ!」と背中や肩を小突かれても、悪質な余興を上手く流せるスキルなんか無いのだ。
臨時のゲストとして遠慮していても、ここまで悪質な槍玉に上げられては黙ってはいられない。目の前にあるクリスの手を払い除けて立ち上がろうとした。
「俺は帰ります」
「え?!」
そんなに驚いたふりをしなくても、揶揄いたいなら笑えばいいのに手を引いて止めて来る。
「離してください」
「答えは?!必死だって言っただろう、イエスとかよろしくとか僕も好きとか、何かあるだろう?!」
「何で全部肯定なんですか、ふざけるのはもうやめてください」
「ふざける?ふざけてる余裕なんか無いのは見たらわかるだろう」
「僕は真面目だ!」
そう叫んだクリスの声は店中の空気を一瞬だけ止めた。他の席にいる客からは何だ何だと視線を集めたがすぐにざわつきを取り戻しているが飲み会のメンバーは息を飲んでる。
多分だけどクリスがちょっと怒ってるように見えたからだと思う。
ずっと席が隣だった人が「どうしたんだよ」と硬くなった空気に風を入れてくれたのに、もう一度「俺は真面目だ」と言い切る。
真面目だと言うけど真面目な訳は無いのだ。そこで「待て待て」と仲裁が入ってクリスの代わりに謝ってくれたのは飲み会の会費を受け取ったりしてた隣の席の男だった。幹事なんだと思う。
「何で佐竹が謝るんだ」
「物凄い珍しいけどお前は酔ってるぞ、告った相手をよく見ろよ」
男だぞ?って指を差すのは止めろ、益々目立っている。
笑いと冗談混じりの叱責。
つまり地味な学生をターゲットにしたイジメに近い嫌がらせはどうやら暫く前から……そう、本を預かったあの頃から進行していたらしい。
長居は無用だった。
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