[完結]反薄明光線

balsamico

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邦陽

坂の上の屋敷2


ある日、春臣の友達が遊びに来ていた。
通いのお手伝いのミタさんが、春臣の部屋に飲み物を持っていくのを躊躇していたので、代わりに僕が部屋まで届けることにした。


ミタさんはこの家でみそっかすの扱いを受けていた僕に親切に接してくれる数少ない1人だった。そのミタさんが困っていたので、手助けしたかったんだ。

後で思うとミタさんは春臣達が部屋で何をしているのか何となく分かっていたんじゃないかと思えた。

春臣の部屋をノックすると「何?」中から険しく誰何する声が聞こえた。

「ミタさんからお茶とお菓子預かってきた」
「入れよ」

ドアの向こうには春臣の友達2人と春臣がいた。大画面のモニターには肌色のものが大写しに映っていた。

「そこ置いておいて。続き再生しろよ」

テーブルの上にお盆を置くと後ろから女の人の喘ぎ声が聞こえてきた。いやらしい動画を見てるんだと気が付いた。


関わらないようにそそくさと部屋から抜け出そうとすると

「せっかくだから見ていけば」と友達の1人が言い出した。
「こんなの見たことある? 」
「な、ないです」
 
春臣の部屋にはいろんな機器が設置されていたが、僕の部屋は客間をそのまま使用していたので設備はベッドと簡易机以外何もなかった。

必要なものは申告して買ってもらうので、こっそり怪しいものを見ることも、入手する機会もほとんど無かった。
 
「ほら、ここに座って」

春臣の友達は戸惑う僕の肩を掴んで、画面の前に座らせた。
困って春臣の顔を見上げると、まぁいいんじゃないのという顔でこちらを見ていた。

画面では何かのコスプレをしたロングへアの髪の女の子が複数の男達に体をまさぐられていた。口には男性器を含んでいる。
頭を抑え込まれ太い男性器を喉奥まで入れられ苦しそうだ。

女の子の股の間のグロテスクな形状をしたものが指先で広げられていた。ぼってりとした肉襞はつややかに濡れ、赤い髪の男の舌と指がうごめいていた。

学校で体の仕組みは習っていた。
エッチな話は友達から何となく聞いていたけどハテナ? だらけだった。これがそのエッチなのか。

露出した内臓みたいな色つやを持った性器から目が離せない。
だんだん体が熱くなってきた。
気の所為か、この部屋自体も暑い。喉が渇いてくる。

画面を見続けていると股の間がキューンと収縮するようになって、もぞもぞする感じになった。
身体も熱いし顔が赤らんでくる気がする。自分は何か変だ。
 
股間を抑えてもぞもぞしてると、僕の様子に気が付いた春臣の友達の一人が「僕がやってやる」と言って背後から腕をまわしてきた。そしてズボンの上から股間をぐりぐりと揉みはじめた。

腰に熱が集まり徐々に気持ちよくなってくる。乱暴に揉まれ痛さも混じるけど、気持ちが……いい。

他者の手による強引な刺激に、腰の奥から突き上げてくるような急激な排泄感が襲ってきた。
その感覚は尿が漏れそうな感じに似ている。僕の体は何かを排出したがっていた。

人前で漏らすわけにもいかなくて我慢をする。こらえて、こらえて、こらえるも、こらえきれず、僕はついに降参した。

「あっ」

ドクンとした激しい突き上げにこらえきれず、ビクビク震えながらズボンの中を濡らしてしまった。何かが体内で爆発し目がくらむような快楽がそこにあった。

パンツの中は僕が放出したもので熱くなりぐしょぐしょ。大きな快楽の余韻にのみこまれ僕はしばらく動けなくなった。息も荒く目もぼやける。

床にずり落ち、脱力して惚けていたら「君、色素がうすいね。可愛い」僕の顔をしばらく眺めていた春臣の友達の1人(確かヨシとかいった)がそう言うと、しゃがみ込んで脱力している僕の首元のボタンを外し始めた。
 

されるがままで抵抗しない僕をみて外す手を更に下へ進めてくる。肌があらわになると周りから「うわ、女みてー」と言う声が聞こえた。

顔は多少日に焼けていたが、衣服の下は血管が透けて見えるくらい白かった。当時はニキビも全くなく、肌の肌理も整っていたと思う。額や眉を出すのが何か恥ずかしくて前髪も多少長めだった。
それが吐精直後に汗ばみうっすらと赤く色づいていたんだろうと思う。

肌の露出で部屋の空気が変わった気がした。僕を見る目がすっかり獲物を見る目になっている。
さすがにこれは危険な状況になりそうと気づき「やだ!」と叫んで脱がされている状況に抵抗したが、もう一人の友達に肩を床に押し付けられた。

画面から激しい喘ぎ声と肉のぶつかる音が部屋中に響いていた。女の子の股間にてらてらした赤黒い肉棒が抜き差しされ、くちゃっと湿った音までしている。初めて見るもので興味ぶかいものだったのにそれどころじゃなかった。

露出した胸を撫でられる。なんだか触れてくる手が汗でベタつき気持ち悪い。

「やめて!」

春臣もこっちをじっと見ている。珍獣でも見るような目つきだ。
 
シャツをはだけられズボンが下ろされた。穿いていたパンツも脱がされそうになる。さっき漏らした液体が糸を引いているのが見えた。

半分起き上がったピンクがかった性器が顔を出したその時「やめろよ」春臣が制止した。それでも手を伸ばそうとする友達にぴしゃりと言った。

「ヨシ、やめだって言っただろ、おふざけは終わりだ」
「邦陽、自分の部屋に行け」

一瞬ゆるんだ拘束を抜け、脱がされた服を掴み、急いで自分の部屋に戻って鍵をかけた。
 
安全と思える自室に辿り着いてもまだ動悸が止まらない。息を大きく吐いて部屋を見回した。いつも見慣れたカーテン、天井、ベッド、ここは僕の部屋だ。ベッドの中に頭まで潜り込んだ。

少し落ちつくと冷たくなっているぬちゃぬちゃの気持ち悪いパンツが気になってきた。

粘つく液体が生地の色を変えている。染み込み切らずに布地に残っていた粘液をティシュで拭い、後でランドリーボックスに持っていこうと思った。
 
2人に押さえつけられ無理やり脱がされた。みんなの自分を見る目が捕食者のようで怖かった。
自分の意志を無視され、自分ではないエロい物のように扱われたのが凄く怖かった。

春臣が止めてくれなかったらどんな酷い事をされたのだろう。

安全な場所で落ち着いてくると恐怖以外の別の感情が頭をもたげてきた。

――怖かった……けどあれは何だったんだろう

あの快楽は何だろう。
自分の体があんな風に気持ちよくなるなんて知らなかった。こんな風に反応するのは初めてだった。  

時間がたつにつれ恐怖よりも快楽について思いを馳せるようになった。
 
ズドンと腰に来る気持ちよさ。あの高ぶりが忘れられず、ベッドに腰掛け自分で直にこすってみた。

触られた感触を反芻しながら、根元を強めにこすると大きく成長していく。

こすっていると気持ちよく、そのまま力を加えぐりぐりと押していると快楽が急激に高まり、とろっとした白っぽい液体が床の絨毯に飛び散ってしまった。
 
人の手でされた時ほどではなかったけど、液体を放出する時が特に気持ちがよかった。



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