[完結]反薄明光線

balsamico

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二人

約束

一緒に風呂から帰ってくる途中、腕をつかまれ邦陽の部屋に連れ込まれた。
まだ一人部屋のままのあの部屋だ。


後ろから抱きすくめられ首元に顔を埋められた。邦陽の息が耳元をかすめ首につつっと触れる少し冷えた鼻先に、肌が泡立つ。


シャツをまくり上げられ胸の飾りを指で押しつままれた。
刺激が全身を走り抜けていく。


「……俺たち兄弟だろ」
「それが何?」
「……いいのかよ。こんなことして」

邦陽は背後からに俺のシャツのボタンを外し手を突っ込んできた。

「別にいいじゃん。島でもやったし悲しむ人いないし妊娠もしないし。わ、もしかしてごっこ? 」

まじまじと顔を覗き込んでくる邦陽に戸惑う。
こいつこんなキャラだったっけ。
とりあえずうんうんと肯定する。

 
邦陽の唇が俺の唇に触れる。
兄弟と知って触れるのは二回目だ。
妙な背徳感があってぞくぞくする。


唇で唇や口内をこねまわされると快楽と酸素不足で頭がぼうっとしてくる。


前回といい今回といい手慣れている様子。
自分の知らない期間に邦陽に触れた奴がどんな奴だったのか勝手に妄想して嫉妬する。


はだけた胸の突起に吸い付かれ、舌先でこね回される。
久しぶりの刺激に腰奥に電気が走り、ゆるい吐息が漏れる。


もう既に先走りで濡れている高ぶりを軽く握られペロリとひと舐めされた。
ひぁっと変な声が漏れてしまう。

「そんな声出すんだ。もっと出しなよ」

ハンドクリームをたっぷりまとった指で中にクリームを塗り込められる。


指の腹で前立腺を押されると、じんわりとした快楽が広がり、思わず上ずった声が漏れる。

「何でこんなに開発されてるんだよ。タチだったよな」
「んっ…途中からバリ受け。…タチはお前にだけ」
「なにそれ。誰に開発されてんだよ。俺、目を付けてたのに。むかつく」


指を二本に増やされ、円を描くようにぐりぐりと指の腹で押し回される。

「おまえこそ、な、何で、男、慣れてるんだ、よっ、ふぁ」

ちょうど前を咥えられた。
前立腺をぐっと強く押されそのままぐりぐりと押しこまれた。

「ひゃあっ! 」

鋭い快楽にあっという間に白濁を飛ばし撃沈してしまった。
荒い息をしている間に、吐き出したものを集めて後ろに塗られた。


身体のあちこちを舐められ、指はゆるやかに中でうごめき、微妙な刺激を絶え間なく与えられる。

「俺の人生めちゃくちゃにした自覚ある? 責任取って貰える? 」

ゆるゆるの指の刺激と背中を舐めるなどのじらすような愛撫が延々と続く。
ほんとじれったい。


あと少し、もう少し、強い刺激が欲しい。
切なくて腰が勝手に揺れてしまう。
もどかしすぎて発狂しそう。

「な、何でもするから、……いかせて…」
「…ほんと? 約束だよ」

息絶え絶えの俺に、邦陽はにこっとして指の代わりに熱いものを充ててきた。


広げられ押し込まれ擦られていく腸壁。
熱いくさびが俺を串刺しにしていく。

「あぁっ、ぁっ、ああぁ……」

俺は嬌声をあげて待ち望んだ快楽に耽溺する。
疼きに熱くて硬いものが触れる。
前立腺が擦られ熱い快楽が全身に伝播していく。


奥までの深いストローク。
それが何度も俺の全身を揺さぶる。
突かれる度に俺は見えない空を掴み、口から咆哮を、猛った性器からはよだれを垂らす。


俺は快楽の海に溺れる。
そこには邦陽がいて、もがく俺を海に突き落とす。
何度も何度も。
俺は快楽の天上に上りっぱなしで降りられずだらだらと白濁を垂らし続けていた。


そこからは官能の嵐というか狂乱の嵐というか激し過ぎて覚えてない。
やりすぎてお互いボロボロになっていて気がついたら朝になっていたパターンだ。


バイトが終わったら、冬になる前に邦陽が小さい頃住んでいた家に行く。


いろいろ遊んで、一緒にいなかった分や向き合ってこなかった二人の時間を取り戻す。それが邦陽と交わした約束だった。

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