3級神エリカの成り上がり~打倒オーディン! 冤罪で死刑⁉ 最下級の女神エリカの成り上がり物語~

法王院 優希

文字の大きさ
9 / 41
正史ルート

第8話 予言の女神とレベルアップ1

しおりを挟む
ある日の昼頃、家にスクルドがやって来て、いつものように雑談をしていた。


 すると、玄関のほうで物音がする。何事かと思って振り向くと、よろよろとふらつきながら一柱の女神が入ってきた。

 紫色の長い髪にやせ細った身体。神官が着るような服をまとっている。足元がおぼつかず、目を閉じたまま手探りのように歩を進める姿は、見ていて危なっかしいほどだ。


「ユーミル? なんでここにいるのよ」


 スクルドが思わず眉をひそめる。口ぶりからして、知り合いらしい。相手――ユーミルは肩を震わせると、スクルドの方へ顔を向けた。目は閉じたままだ。


「ああ、その声はスクルド様。ユーミルは『破滅の獣』の出現を告げて回っているのです」


 ユーミルの声はか細く震えていた。恐怖に表情が歪んでいるようだが、ずっと目を閉じているところを見ると、目が見えないのかもしれない。私は思わずスクルドと顔を見合わせる。


「また、あんたは……変な事を触れ回って。いいから早く城に帰りなさい」


 スクルドは腕を組んで、面倒事を避けるかのようにユーミルを追い返そうとする。


「放っておくと、大変な事になるのです……!」


 ユーミルは必死に訴えるが、スクルドはまったく取り合おうとしない。まるで厄介者扱いだ。


「はいはい、そう言う事は城に帰ってオーディン様にでも言いなさい」


「ちょっと、スクルド。可哀想じゃない。話ぐらい聞いてあげてもいいでしょう?」


 自分でも理由はよくわからないが、ユーミルの痛々しい姿が目に入ると、つい擁護したくなる。スクルドは私を横目で見やって、嘆息するように口を開いた。


「あんたはこいつのことを知らないのね……。こいつは2級神ユーミル、予言の女神。でも、その予言も半分くらいしか当たらないし、変な事を触れて回るから厄介者扱いされてるのよ」


「スクルド様、ひどいのです……」


 ユーミルが抗議するが、スクルドの態度は変わらない。


「だって、本当のことじゃない」


 スクルドは悪びれない。


 破滅の獣。その名が示すとおり、やばい存在という予感はある。けれど、これをもし私が討伐できたら、神々を見返すいいチャンスになるかもしれない。


「じゃあ、私がその『破滅の獣』を討伐してあげるわ」


 思わず口に出していた。私のその言葉を受けて、ユーミルは感激したように声を震わせる。


「ああ、勇者様……!」


 勇者様……いい響きだ。


 すごく気分がいい。


「なんであんたは喜んでるのよ? あんたは女神なんだから、勇者を任命する側でしょうが!」


 スクルドがすかさずツッコミを入れてくる。せっかく気分が盛り上がっていたのに、水を差されたかたちだ。


「まあ、いいじゃない。冒険みたいで楽しそうだし」


 実際、家にこもっているのにも飽きていた。強い奴に会いに行くと思うと、胸が高鳴る。ワクワクしてきた。


「こいつの言う事なんて信じても、どうせハズレよ。もし本当に危険なら、とっくにオーディン様が動いてるはずでしょ。何もないってことはハズレということよ」


 スクルドは憮然としてそう言い切る。確かにその通りかもしれないが、当たったら当たったで面白いし、ハズレでも冒険気分を味わえる。どう転んでも損はないだろう。


「それで、場所はどこなの?」


 私はスクルドを無視してユーミルに問いかけると、ユーミルは少し戸惑いながら答えた。


「えっと……世界樹に続く森なのです」


「すぐ近所じゃないの!」


 思わず大声を上げてしまった。


---



「壮大な冒険に出れると思ったのに……」


 私は文句をこぼしながら森の中を歩いている。家からたった3千歩ほどの距離しかない。もはや冒険というよりは散歩に近い。


「だったら、無視すれば良かったでしょ」


 なぜかスクルドまでついてきている。


「だって、半分くらいは当たる予言なんでしょう? 当たったら強い相手に会えるし、賭ける価値は十分あるわ」


 私は肩をすくめながら答える。スクルドはふうっと息を吐いて首を振った。


「でも、あたしはハズレだと思うんだけど」


 私たちは軽い会話をしながら、うっそうと茂る森の奥へと入っていく。かなり広範囲にわたって木々が生い茂っていた。


「そういえば、この森って結構広いのよね?」


「そうね。世界樹を中心に、たぶん1万歩くらいはあると思うわ」


 スクルドの言葉に、私は思わず足を止める。そんなに広いのなら、ただの獣一匹を見つけるだけでも大変そうだ。


 私がどうしたものかと考え始めた矢先、白い狼の群れが姿を現した。


 森の茂みのあちこちから、十数匹、いや数十匹の白い毛並みを持つ狼が現れ、私たちを取り囲むように配置する。殺気を帯びた瞳がギラギラと光っていた。


「……私たちを狙ってる、みたいね」


 スクルドが私の方にちらりと視線を送る。私も全斬丸の柄に手をかけ、わずかに身を低くした。相手は狼とはいえ、これだけの数で同時に襲われたら厄介だ。だが、私とスクルドなら問題ないだろう。


「さっさと片付けましょう」


 私が刀を抜いたのと同じタイミングで、狼たちが一斉に襲い掛かってきた。吼え声が辺りにこだまする。素早い動きで私たちを取り囲むように走り回り、死角から牙を突き立てようとする。


 スクルドは斧を構え、間合いを詰めてきた狼を力任せに叩き潰していた。体格は私より小柄だが、腕力は強い。私のほうも全斬丸を自在に操り、一匹一匹を確実に斬り捨てていった。


「数は多いけど、しょせんはただの狼ね」


 そう呟いた直後、さらに追加の狼の群れが森の奥から続々と現れてくる。一体どれだけいるのか。血の匂いに誘われて、仲間の仇を取ろうと集まってきたのかもしれない。


 私は刀をひるがえし、こちらに飛び掛かってきた狼の胴を横一文字に斬り裂く。血飛沫が辺りに散り、鋭い臭いが鼻をつく。スクルドは背後から来た狼を斧で縦に叩き割った。


「はぁ……結構骨が折れるわね。スクルド、そっちは大丈夫?」


「まだいけるわよ。でも、なんで狼がこんなに攻撃的なのよ、まったく……」


 スクルドも疑問を口にしながら、素早く斧を振り回す。その音は重々しく、近づく狼の頭を粉砕していた。


 やがて、ほとんどの狼が倒れ、森には狼の死骸と血の匂いが立ちこめる。かつては真っ白だった毛皮も、今や血まみれで赤黒く染まっていた。


「なんとか片付いたみたいね」


 私は刀を振り、血を振り払う。スクルドも斧を下ろし、肩で息をしている。最初は余裕そうだったが、これだけの数を相手にすればさすがに疲労も溜まるだろう。


「こいつら、食べちゃおう。もったいないし」


 私は狼を食べてみたくなった。


「ええー! 嫌よ、気持ち悪い」


 甘いもの好きのスクルドは嫌悪感をあらわにするが、私は構わず焚火の準備を始めた。全斬丸で狼の死体をバラす。刀身が長く、料理には不向きだが、切れ味は申し分ない。


 食べてみると、臭みが強くてあまり美味しくはなかった。私が食べている間、スクルドは渋い顔で一口だけ口にしてそれきりだった。


「やっぱり動物なんて食べるもんじゃないわね……。それにしても、動物は神を襲わないはずなのに、何で襲ってきたんだろう?」


 スクルドは辺りに転がる狼の死骸を見ながら首をすくめる。私も血まみれの現場を見渡して、同じ疑問を抱く。神を見て逃げるどころか、集団で襲ってくるなんて尋常ではない。


「こいつらが、もしかして『破滅の獣』とか……?」


「ただの狼でしょ、どう考えても」


 スクルドが即座に否定する。納得いかないが、確かにこんなに大量の狼が『破滅の獣』だとは思えない。


 食べ終わると、すっかり日は暮れていた。薄暗い森がさらに闇に包まれ、わずかな月明かりが木々の隙間から漏れるだけだ。疲れたし、結局ここで野宿することに決めた。


「見張りは交代でしましょう。……あんたが先に寝てもいいわよ」


 スクルドが私に声をかけてくれる。


「そう? じゃあ、お言葉に甘えようかしら」


 私は大きな木の根元に腰を下ろし、刀を枕代わりにゆっくり目を閉じた。むせ返る血の匂いが気にはなるが、疲労には勝てない。いつの間にか意識が遠のいていった。



---



「ワオーン!」


 闇を裂くような狼の雄叫びが耳元で響き、私は飛び起きた。すぐそばでスクルドの声がする。


「近いわよ、かなり……」


 スクルドは斧を構え、視線を森の奥へ向けている。私はまだ寝ぼけ眼のまま刀を抜き、立ち上がった。

 次の瞬間、何かが左の視界をかすめた。私はとっさに刀を正面に向けるが、その一瞬の隙を突かれた格好で、巨大な力に体ごと吹き飛ばされてしまう。


「ぐっ……!」


 背中が木の幹に叩きつけられ、肺から息が漏れる。体中が痛い。こんな衝撃、味わったことがない。

 視界が揺れる中、なんとか立ち上がり、スクルドが戦っている何かに目を凝らした。


「エリカ、大丈夫?」


 スクルドがこちらを気にかけて叫ぶが、私は痛みを我慢してうなずいた。私たちの前には巨大な白い狼がそびえ立っている。大きさは普通の狼の10倍以上だろうか。その圧倒的な威圧感に鳥肌が立つ。


「こいつが……『破滅の獣』?」


 スクルドも斧を構えながら、白い巨狼を睨む。あの群れの中にはこんな化け物はいなかったはずだ。まさか後から姿を現したのか……?


 私は呼吸を整えると、刀をきつく握り直した。


「まったく……痛いじゃない。私を吹き飛ばすなんて、生意気ね」


 その巨狼は高い唸り声を上げ、目を血走らせている。毛並みは月光を反射して青白く輝き、口元からは涎が滴っていた。かなりの殺意を感じる。


 スクルドが先に飛び込み、斧を振り下ろす。巨狼は一瞬で間合いを詰めて、前足の爪で斧を弾き飛ばそうとする。スパークが散るような衝撃音が森に響いた。火花が舞うように見えるのは気のせいだろうか。


 スクルドの筋力でも、押し負けそうになっているのがわかる。あれほど力の強い彼女が、こうも苦戦するなんて……。


「このままだとまずい!」


 私も横から斬りかかろうと走り出す。だが、巨狼は私の存在に気づいたか、スクルドを軽く突き放してこちらに体を向けてきた。


 鋭い眼光。先ほどの一撃で、こいつのパワーは身をもって知った。下手に正面から受ければ再度吹き飛ばされかねない。私は動きを鈍らせるため、神力銃を放つことにした。


「これでどう?」


 6発の弾丸を立て続けに撃ち込む。相手は狼だから多少効果があるはず…… 巨体ゆえに避けきれなかったのか、全弾が命中した。


「ワオーン!」


 巨狼が叫び声を上げ、苦しそうに身をよじる。神力銃でも致命傷にはならなかったようだが、動きを止めることはできたみたいだ。


「今よ、スクルド!」


 私はそう叫んでスクルドに合図を送りつつ、自分も刀を構え直して走り出す。狙うは後ろ足の付け根。あそこを切断すれば、巨体が支えられなくなるはず。


 だが、巨狼も苦痛に耐えながら、私を目で捉えているのがわかる。数十メートルの距離を詰める間に、奴は前足を高々と振りかぶり、私めがけて振り下ろしてきた。まるで巨大な鎌のような鋭い爪が視界を埋める。


「くっ……!」


 私はとっさに刀を横に振り、前足を斬りつけるが、分厚い毛皮と筋肉に阻まれて切り口は浅い。血は出たが、止めを刺すにはほど遠い。体勢を崩した私に、さらに追撃が来る。


「エリカ、下がりなさい!」


 スクルドが斧を投げるように巨狼の首元めがけて突き刺し、奴の注意を逸らす。私はその間に体勢を立て直した。スクルドの斧も深くは刺さらなかったが、奴は一瞬苦痛で動きを止めた。


 今だ――私は再び走り、後ろ足の付け根を斬り上げる。狙いは的中。ゴリッと嫌な感触とともに、一部の筋肉や腱が断たれたのがわかる。


「ワオーン……!」


 巨狼が激しくのたうち、バランスを崩して横向きに倒れ込む。私の攻撃だけでなく、神力銃のダメージも蓄積しているのだろう。


「あと少しね……」


 私は呼吸を整え、今度はもう片方の後ろ足の付け根を目指す。巨狼は必死に抵抗して前足で私を引き裂こうとするが、スクルドが正面から斧を叩き込んで阻止する。


「はっ!」


 斬りつけた感触が確かな手応えを伴い、後ろ足がほぼ使えなくなった巨狼は、地面に沈むように崩れ落ちた。体勢を維持できず、ずるりと横に倒れる。これで終わりだ。


「トドメよ……」


 私は大きくジャンプし、刀を高々と掲げる。奴の頭を一突きすれば、完全に息の根を止められるだろう――そう思った瞬間、何かが私の体に体当たりしてきた。


「いたっ!」


 刀が空を切り、そのまま着地に失敗して地面に転がる。何事かと目を凝らした。

 すると、何者かの姿が見えてくる。


「もう、何なのよ……男?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記

ノン・タロー
ファンタジー
 ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。  これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。 設定 この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。 その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~

こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』 公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル! 書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。 旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください! ===あらすじ=== 異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。 しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。 だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに! 神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、 双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。 トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる! ※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい ※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております ※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜

加瀬 一葉
ファンタジー
 王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。  実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?  過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。

処理中です...