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IFルート 絶望的な運命に立ち向かうダークファンタジー
IF早過ぎたラグナロク13話 愛の女神2
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相変わらず、オッタルが落ち着かない。
尻尾を逆立て、部屋の隅を睨みつけているが、我が目には薄闇しか映らない。
「神力波でも撃ってみるか……」
そんなことを呟いた途端、空間がゆらりと揺らぎ、人影が浮かび上がった。
「オーディン様?」
思わず声を上げる。気配を消して侵入とは趣味が悪い。
だが、もしかして寝込みを襲う新たなプレイを試みようというのか――そう考えると、少し胸が高鳴る。
「フ、フレイア……その……話があって来たのだ」
いつもより歯切れが悪い。何を言いだすのかと思えば、妙に自信のなさそうな声だ。
「見回りは空振りでした。例の魔族は姿を現しませんでした」
先にこちらから簡潔に伝える。すると、
「そ、そうか……それは危ないところ……いや、残念だったな」
なぜか声が上ずり、落ち着きがない。
「今日はどういったプレイをお望みなのですか?」
私は誘うように微笑んでみせる。すると、彼は戸惑った様子で口を開いた。
「え? あなた達そういう関係だったの?……じゃなくて、そうだな……普通のプレイでいいかな」
何やら妙なことを言っているが、言い直しているあたり、興奮しているだけかもしれない。
その様子を見やりながら、私はさらに問いかける。
「服は脱いだ方がよろしいですか? それとも服を着たままなさいますか?」
腰をくねらせ、妖艶な仕草を見せる。彼は思わず息を呑んだようだが、
「え? 本当にする気なの? 今からここで!? ……じゃなくて、その前に少し話をしないか?」
珍しく焦っているのは、行為の前に何か言わねばならないことがあるのだろう。
普段なら考えられない態度だが、よほど切羽詰まった事情があるに違いない。
「何の話でしょう? 寝物語でもよくありませんか?」
上目遣いで答えると、彼は苛立ちを隠せないような口調で言い放つ。
「こいつはどれだけやりたいのよ! ……じゃなくて、重要な話なんだ」
ふむ、そこまで大事な話というなら聞くことにしよう。
私はベッドに腰を下ろし、意識してしなだれる。
「わかりました。承ります」
すると彼は安堵したのか、「内密の話なんだ。耳を」と、私のそばへ身を寄せてきた。
片手には剣のような武器を握っているが、オーディン様は槍が本来の武器ではなかったか? まあ、細かいことはいいか……。
「なんでしょう?」
彼の口が耳に触れようとした、その瞬間――胸に焼けるような痛みが走った。
視線を落とせば、鋭い刃が私の胸に深々と突き立っている。
「がはっ、オーディン様?」
思わず吐き出すように叫ぶ。顔を上げると、彼の口元には邪悪な笑み。
その表情を見て、私はすべてを悟った。これは愛からくる行為なのだ、と。
「とうとう……はぁ……この時が……はぁ……やって来たのですね」
息も苦しく、血がどくどくと流れ出る。だが、愛の女神である私が愛する男に殺されるのなら、それはある意味運命かもしれない。
最後の力を振り絞って、言葉を重ねる。
「いつかは……こんな時が……はぁ……くると……思っていました。私を愛する男が……私を独占するために……はぁ……殺そうとする時が」
声がかすれる。
なぜか彼が妙に慌てた様子で――
「え? 何言ってるの? こいつって、こんなにおかしな奴だったの?」
――と呟いているのが聞こえた気がしたが、空耳だろう。
痛みに耐えながら、私はわずかに動く腕で彼の身体を抱きしめる。
「いいのです……げほっ……愛する男の……手にかかって……はぁ……死ねるのですから」
苦しげに咳き込みながらも、視界がどんどん暗くなっていくのを感じる。
彼が必死に何かを叫んでいるようだ。
「こいつ、もう私の話を聞いてないし……ぎゃあ、抱きつかないでー! 気持ち悪い!」
オッタルも「にゃあ、にゃあ!」と悲鳴のような声を上げている。
だが、そんな中、私は冷静に最期の瞬間を受け止める。
(愛に生き、愛に死ぬのも我が一生。我が神生に一片の悔いなしじゃ!)
そう心の中で叫び、静かに目を閉じた。こうして、我は永き愛の旅路の終わりを迎えたのだった。
「ちょっと、勝手に納得して変な姿勢のまま死なないでよ。ぎゃー! オッタル、引っ掻かないで。私を開放してから死になさいよ。はーなーしーてー!」
---
現在のエリカのステータス
神力……200万
特殊能力……発明、暴食、ちょっとだけ未来視、毒耐性、無限成長、超再生、予知夢、変身、遠見、エインフェリア召喚、過去視、超神術、魅了、瞬間移動、極大神力波
尻尾を逆立て、部屋の隅を睨みつけているが、我が目には薄闇しか映らない。
「神力波でも撃ってみるか……」
そんなことを呟いた途端、空間がゆらりと揺らぎ、人影が浮かび上がった。
「オーディン様?」
思わず声を上げる。気配を消して侵入とは趣味が悪い。
だが、もしかして寝込みを襲う新たなプレイを試みようというのか――そう考えると、少し胸が高鳴る。
「フ、フレイア……その……話があって来たのだ」
いつもより歯切れが悪い。何を言いだすのかと思えば、妙に自信のなさそうな声だ。
「見回りは空振りでした。例の魔族は姿を現しませんでした」
先にこちらから簡潔に伝える。すると、
「そ、そうか……それは危ないところ……いや、残念だったな」
なぜか声が上ずり、落ち着きがない。
「今日はどういったプレイをお望みなのですか?」
私は誘うように微笑んでみせる。すると、彼は戸惑った様子で口を開いた。
「え? あなた達そういう関係だったの?……じゃなくて、そうだな……普通のプレイでいいかな」
何やら妙なことを言っているが、言い直しているあたり、興奮しているだけかもしれない。
その様子を見やりながら、私はさらに問いかける。
「服は脱いだ方がよろしいですか? それとも服を着たままなさいますか?」
腰をくねらせ、妖艶な仕草を見せる。彼は思わず息を呑んだようだが、
「え? 本当にする気なの? 今からここで!? ……じゃなくて、その前に少し話をしないか?」
珍しく焦っているのは、行為の前に何か言わねばならないことがあるのだろう。
普段なら考えられない態度だが、よほど切羽詰まった事情があるに違いない。
「何の話でしょう? 寝物語でもよくありませんか?」
上目遣いで答えると、彼は苛立ちを隠せないような口調で言い放つ。
「こいつはどれだけやりたいのよ! ……じゃなくて、重要な話なんだ」
ふむ、そこまで大事な話というなら聞くことにしよう。
私はベッドに腰を下ろし、意識してしなだれる。
「わかりました。承ります」
すると彼は安堵したのか、「内密の話なんだ。耳を」と、私のそばへ身を寄せてきた。
片手には剣のような武器を握っているが、オーディン様は槍が本来の武器ではなかったか? まあ、細かいことはいいか……。
「なんでしょう?」
彼の口が耳に触れようとした、その瞬間――胸に焼けるような痛みが走った。
視線を落とせば、鋭い刃が私の胸に深々と突き立っている。
「がはっ、オーディン様?」
思わず吐き出すように叫ぶ。顔を上げると、彼の口元には邪悪な笑み。
その表情を見て、私はすべてを悟った。これは愛からくる行為なのだ、と。
「とうとう……はぁ……この時が……はぁ……やって来たのですね」
息も苦しく、血がどくどくと流れ出る。だが、愛の女神である私が愛する男に殺されるのなら、それはある意味運命かもしれない。
最後の力を振り絞って、言葉を重ねる。
「いつかは……こんな時が……はぁ……くると……思っていました。私を愛する男が……私を独占するために……はぁ……殺そうとする時が」
声がかすれる。
なぜか彼が妙に慌てた様子で――
「え? 何言ってるの? こいつって、こんなにおかしな奴だったの?」
――と呟いているのが聞こえた気がしたが、空耳だろう。
痛みに耐えながら、私はわずかに動く腕で彼の身体を抱きしめる。
「いいのです……げほっ……愛する男の……手にかかって……はぁ……死ねるのですから」
苦しげに咳き込みながらも、視界がどんどん暗くなっていくのを感じる。
彼が必死に何かを叫んでいるようだ。
「こいつ、もう私の話を聞いてないし……ぎゃあ、抱きつかないでー! 気持ち悪い!」
オッタルも「にゃあ、にゃあ!」と悲鳴のような声を上げている。
だが、そんな中、私は冷静に最期の瞬間を受け止める。
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そう心の中で叫び、静かに目を閉じた。こうして、我は永き愛の旅路の終わりを迎えたのだった。
「ちょっと、勝手に納得して変な姿勢のまま死なないでよ。ぎゃー! オッタル、引っ掻かないで。私を開放してから死になさいよ。はーなーしーてー!」
---
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