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前日譚
前日譚2
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依頼主のいる郊外を目指して、俺とレイラは街の中央通りを並んで歩いた。この街に来て日が浅いのだろう。レイラは笑みを浮かべながら物珍しそうに周囲の店を見回している。俺はどうしても彼女に聞きたいことがあった。
「どうして俺なんかとパーティを組もうと思ったの?」
すると彼女は視線を俺に移して口を開いた。
「何故ってあなたも駆け出しなんでしょ? 私もそうだから、あなたならパーティを組んでくれると思ったの。あなたと同じで散々色んな冒険者に断られて困ってたのよ」
「だったら何故さっきの奴らのパーティに入れてもらわなかったんだよ」
「あいつらは駄目よ。下心が見え見え。私は一人の冒険者として受け入れてもらいたいの」
そういうレイラは俺の前に躍り出て、クルリと俺に向き合い、後ろ向きに歩き始めた。
「ねえ、あなたの夢は何?」
夢、と聞かれて何も思い浮かばなかった。正直、将来こうなりたいとかこうしたいという願望が湧かないのだ。願いなどそうそう叶わないことを俺は嫌というほど知りすぎていた。そんな俺の望みは、飢えを満たし、今夜は雨風しのげる宿で眠る事である。でも、そんな望みを夢とは呼ばない。
返事ができない俺の代わりに彼女が夢を語り始めた。
「私はね、英雄と呼ばれるような冒険者になるの。そして国に認められるような手柄をあげるの。そうすれば平民でも爵位をもらえるわ。貴族になれるの。そして、貴族の素敵な男性と結婚するんだ」
まさに夢である。そんな夢など叶うはずもない。だが、俺と同じ十五歳だという少女は、目をキラキラとさせて遠くを見ている。そんな彼女の夢を否定することなどできなかった。
レイラは再びクルリと回って前を向き、何かに気づいて走り始めた。彼女は宝飾店のショーウインドウに両手をつき、中の物を食い入るように見つめている。視線の先には赤い宝石の嵌められたブローチがあった。
「とっても綺麗ね。素敵だわ」
値札には破格とも思える値段が書かれていた。男には値段に釣り合う代物には見えないが、少女にとっては強く心を惹かれるものなのだろう。
魅入られたかのように全くこの場から動こうとしないレイラに俺はしびれを切らした。
「ねえ、もう行こうよ」
するとレイラは我に返ったかのようにガラスから両手を離し、軽く咳払いをした。
「そうね。行きましょう。ゴブリン退治に」
依頼主は街の郊外で養豚場を経営する男性だった。年齢は70歳くらいで、最近家畜をたびたび一匹のゴブリンに襲われて困っているらしい。昔なら自分で退治していたそうだが、年を取りそうする事が難しくなったので依頼したらしい。
老人の自宅に併設された豚舎に俺とレイラは身を潜めた。ゴブリンが現れるという山側付近で外の様子を伺い続ける。いつ現れるか分からないゴブリンを待ち続けてどれ程の時間が経っただろうか。日はまだ高く、暗い豚舎から見える外の風景はあまりにも眩しかった。
豚の鳴き声と糞の匂いに包まれながら息を殺し続けるのが嫌になったのだろう。隣で身をかがめるレイラが小声で質問してきた。
「なんであなたはその年で冒険者なんかしてるの?」
俺は自分の身の上を語った。俺を産んだ時に母親が死に、父親が先日病死したこと。闘病のために父は借金をしていて、その返済に遺産を全部持っていかれた事。父と母は駆け落ちして結婚したため、他に家族と呼べる者を知らないこと。
聞かれたから話したが、この手の話をするのは嫌いである。相手を困らせるだけだからである。どう返せばいいのか分からない相手は言葉を詰まらせるか、同情を必死に表そうとする。話して楽しくなる内容ではないのだ。
レイラは「そう」とだけ呟き、淡々と自分の話を始めた。
「私はね、両親を子供の頃に無くし、小作農をやっている叔父夫婦の元に引き取られたの。生活が苦しかった中、叔父たちにとって私は厄介者でしかなかったわ。随分とイジメられた。そんな私につい先日、縁談が舞い込んできたの。相手は、叔父夫婦が農地を借りている地主の男よ。年は四十過ぎで、離婚したから次の相手を探してたの。そして私が選ばれた。ほら、私って可愛いじゃない?」
「まあ、うん」
「まあ、って何よ。でね、そんなに年の離れた男と無理やり一緒にされるのがどうしても嫌だったの。だから、家出したんだ。そしてこの街に逃げてきたの」
レイラの身の上も聞いていて楽しいものではない。どう答えればいいか分からない俺に、彼女は笑みを向けた。
「なに暗い顔してるのよ。ここから私たちの人生の逆転劇が始まるの。私は、二つ名を持つような大魔術師になって、貴族のお嫁さんになる。あなたは誰も叶わないような世界一の剣士になる。だから――」
急に彼女の顔に緊張が走った。視線の先は豚舎の中で、そこには緑色の裸体を腰ミノだけで隠した子供のような生き物がいた。手には粗末な石斧を持っている。見張っていた場所とは反対側の入り口から侵入したゴブリンは、足音を立てないように近づいてきていたのだろう。俺たちのすぐそばにいた。
身長は一メートルにも満たない小柄なモンスターである。勝てて当然の相手だ。鞘から剣を抜いた俺は、ゴブリンに向かって構えた。するとゴブリンが何やら分からない言葉で大声を上げ、歯をむき出しにした。
威嚇された俺の手は無様なくらいガタガタと震えた。討伐依頼など初めてである。この年になるまで生き物を殺したことなどない。しかも相手はこちらを殺そうとしている。あまりの恐怖に俺の膝は笑い出し、立っているのがやっとの状態になった。
杖を構えるレイラはどうすればいいのか分からない様子だ。彼女の攻撃魔法はファイアーボールだけである。こんな豚舎の中で使っては火事を起こしてしまう。山から現れるゴブリンを屋外で迎え撃つ作戦が瓦解した今、彼女はただ震えることしかできないでいる。
冷静になれば勝てない相手ではない。それは分かっているが、心が落ち着いてくれない。俺は震えながら剣をゴブリンに振るった。
剣先がゴブリンの肩に食い込んだ。ゴブリンが悲鳴を上げる。だが、震えながらの非力なひと振りは僅かに肉を斬っただけだった。なまくらの剣先を片手で握ったゴブリンは、俺の手から剣を奪い取って後ろへと投げ捨てた。そして、素手になって尻もちをつく俺に石斧を振り上げた。
ゴツ、と嫌な音がして、頭部に激しい痛みを感じながら俺は藁の上に崩れ落ちた。意識を失いかけて黒くなっていく視界の中で、レイラににじり寄るゴブリンが見えた。レイラは杖を振り回すが、その杖は奪われて折られてしまう。仰向けに倒されたレイラの腹の上にゴブリンが跨り、後ろ手でスカートをたくし上げた。まだ棒のような少女の足をゴブリンは撫でまわし始める。
ゴブリンは好色で有名なモンスターである。種族など関係なく性交に及び、人間も例外としない。これから何が起こるのか悟ったレイラは、必死に体をばたつかせながら悲鳴を上げた。
その悲鳴が耳障りだったのだろう。ゴブリンは拳でレイラの顔を殴った。何度も何度も。悲鳴を上げる事すらできなくなったレイラは、全てを諦めたかのように動かなくなった。
俺は薄れゆく意識の中で懸命に立ち上がろうとした。だが、体がまったく動いてくれない。無抵抗のレイラの体をゴブリンがベタベタと触り始める。そんなゴブリンの脇腹に三又のピッチフォークが突き刺さった。藁などを集めるための農具である。ピッチフォークを手にした依頼主の老人は、その場から逃げようとするゴブリンの背中を刺した。ゴブリンはその場に倒れて動かなくなった。
「あんたたち大丈夫か!?」
緊迫した老人の声を聴きながら真っ暗になる視界を見つめ、俺は意識を失った。
「どうして俺なんかとパーティを組もうと思ったの?」
すると彼女は視線を俺に移して口を開いた。
「何故ってあなたも駆け出しなんでしょ? 私もそうだから、あなたならパーティを組んでくれると思ったの。あなたと同じで散々色んな冒険者に断られて困ってたのよ」
「だったら何故さっきの奴らのパーティに入れてもらわなかったんだよ」
「あいつらは駄目よ。下心が見え見え。私は一人の冒険者として受け入れてもらいたいの」
そういうレイラは俺の前に躍り出て、クルリと俺に向き合い、後ろ向きに歩き始めた。
「ねえ、あなたの夢は何?」
夢、と聞かれて何も思い浮かばなかった。正直、将来こうなりたいとかこうしたいという願望が湧かないのだ。願いなどそうそう叶わないことを俺は嫌というほど知りすぎていた。そんな俺の望みは、飢えを満たし、今夜は雨風しのげる宿で眠る事である。でも、そんな望みを夢とは呼ばない。
返事ができない俺の代わりに彼女が夢を語り始めた。
「私はね、英雄と呼ばれるような冒険者になるの。そして国に認められるような手柄をあげるの。そうすれば平民でも爵位をもらえるわ。貴族になれるの。そして、貴族の素敵な男性と結婚するんだ」
まさに夢である。そんな夢など叶うはずもない。だが、俺と同じ十五歳だという少女は、目をキラキラとさせて遠くを見ている。そんな彼女の夢を否定することなどできなかった。
レイラは再びクルリと回って前を向き、何かに気づいて走り始めた。彼女は宝飾店のショーウインドウに両手をつき、中の物を食い入るように見つめている。視線の先には赤い宝石の嵌められたブローチがあった。
「とっても綺麗ね。素敵だわ」
値札には破格とも思える値段が書かれていた。男には値段に釣り合う代物には見えないが、少女にとっては強く心を惹かれるものなのだろう。
魅入られたかのように全くこの場から動こうとしないレイラに俺はしびれを切らした。
「ねえ、もう行こうよ」
するとレイラは我に返ったかのようにガラスから両手を離し、軽く咳払いをした。
「そうね。行きましょう。ゴブリン退治に」
依頼主は街の郊外で養豚場を経営する男性だった。年齢は70歳くらいで、最近家畜をたびたび一匹のゴブリンに襲われて困っているらしい。昔なら自分で退治していたそうだが、年を取りそうする事が難しくなったので依頼したらしい。
老人の自宅に併設された豚舎に俺とレイラは身を潜めた。ゴブリンが現れるという山側付近で外の様子を伺い続ける。いつ現れるか分からないゴブリンを待ち続けてどれ程の時間が経っただろうか。日はまだ高く、暗い豚舎から見える外の風景はあまりにも眩しかった。
豚の鳴き声と糞の匂いに包まれながら息を殺し続けるのが嫌になったのだろう。隣で身をかがめるレイラが小声で質問してきた。
「なんであなたはその年で冒険者なんかしてるの?」
俺は自分の身の上を語った。俺を産んだ時に母親が死に、父親が先日病死したこと。闘病のために父は借金をしていて、その返済に遺産を全部持っていかれた事。父と母は駆け落ちして結婚したため、他に家族と呼べる者を知らないこと。
聞かれたから話したが、この手の話をするのは嫌いである。相手を困らせるだけだからである。どう返せばいいのか分からない相手は言葉を詰まらせるか、同情を必死に表そうとする。話して楽しくなる内容ではないのだ。
レイラは「そう」とだけ呟き、淡々と自分の話を始めた。
「私はね、両親を子供の頃に無くし、小作農をやっている叔父夫婦の元に引き取られたの。生活が苦しかった中、叔父たちにとって私は厄介者でしかなかったわ。随分とイジメられた。そんな私につい先日、縁談が舞い込んできたの。相手は、叔父夫婦が農地を借りている地主の男よ。年は四十過ぎで、離婚したから次の相手を探してたの。そして私が選ばれた。ほら、私って可愛いじゃない?」
「まあ、うん」
「まあ、って何よ。でね、そんなに年の離れた男と無理やり一緒にされるのがどうしても嫌だったの。だから、家出したんだ。そしてこの街に逃げてきたの」
レイラの身の上も聞いていて楽しいものではない。どう答えればいいか分からない俺に、彼女は笑みを向けた。
「なに暗い顔してるのよ。ここから私たちの人生の逆転劇が始まるの。私は、二つ名を持つような大魔術師になって、貴族のお嫁さんになる。あなたは誰も叶わないような世界一の剣士になる。だから――」
急に彼女の顔に緊張が走った。視線の先は豚舎の中で、そこには緑色の裸体を腰ミノだけで隠した子供のような生き物がいた。手には粗末な石斧を持っている。見張っていた場所とは反対側の入り口から侵入したゴブリンは、足音を立てないように近づいてきていたのだろう。俺たちのすぐそばにいた。
身長は一メートルにも満たない小柄なモンスターである。勝てて当然の相手だ。鞘から剣を抜いた俺は、ゴブリンに向かって構えた。するとゴブリンが何やら分からない言葉で大声を上げ、歯をむき出しにした。
威嚇された俺の手は無様なくらいガタガタと震えた。討伐依頼など初めてである。この年になるまで生き物を殺したことなどない。しかも相手はこちらを殺そうとしている。あまりの恐怖に俺の膝は笑い出し、立っているのがやっとの状態になった。
杖を構えるレイラはどうすればいいのか分からない様子だ。彼女の攻撃魔法はファイアーボールだけである。こんな豚舎の中で使っては火事を起こしてしまう。山から現れるゴブリンを屋外で迎え撃つ作戦が瓦解した今、彼女はただ震えることしかできないでいる。
冷静になれば勝てない相手ではない。それは分かっているが、心が落ち着いてくれない。俺は震えながら剣をゴブリンに振るった。
剣先がゴブリンの肩に食い込んだ。ゴブリンが悲鳴を上げる。だが、震えながらの非力なひと振りは僅かに肉を斬っただけだった。なまくらの剣先を片手で握ったゴブリンは、俺の手から剣を奪い取って後ろへと投げ捨てた。そして、素手になって尻もちをつく俺に石斧を振り上げた。
ゴツ、と嫌な音がして、頭部に激しい痛みを感じながら俺は藁の上に崩れ落ちた。意識を失いかけて黒くなっていく視界の中で、レイラににじり寄るゴブリンが見えた。レイラは杖を振り回すが、その杖は奪われて折られてしまう。仰向けに倒されたレイラの腹の上にゴブリンが跨り、後ろ手でスカートをたくし上げた。まだ棒のような少女の足をゴブリンは撫でまわし始める。
ゴブリンは好色で有名なモンスターである。種族など関係なく性交に及び、人間も例外としない。これから何が起こるのか悟ったレイラは、必死に体をばたつかせながら悲鳴を上げた。
その悲鳴が耳障りだったのだろう。ゴブリンは拳でレイラの顔を殴った。何度も何度も。悲鳴を上げる事すらできなくなったレイラは、全てを諦めたかのように動かなくなった。
俺は薄れゆく意識の中で懸命に立ち上がろうとした。だが、体がまったく動いてくれない。無抵抗のレイラの体をゴブリンがベタベタと触り始める。そんなゴブリンの脇腹に三又のピッチフォークが突き刺さった。藁などを集めるための農具である。ピッチフォークを手にした依頼主の老人は、その場から逃げようとするゴブリンの背中を刺した。ゴブリンはその場に倒れて動かなくなった。
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