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◇◇◇
1 レイラ・モンタールド
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それは貴族令嬢レイラ・モンタールドが9歳のときのこと。
諸国外遊から戻った父親のめずらしい土産物をテーブルいっぱいに並べて、弟とあれはなんだこれはなんだと両親を質問攻めにしていた。
「わあかわいい!」
「ああ、飴細工だね。東の国の名産だよ。レイラにあげよう」
子供が両手で包めるほどの丸い瓶の中には、きらきらとしたキャンディが入っている。
ピンク、黄色、オレンジ、グリーン、淡い紫に薄いブルー。
色とりどりのそれに目を奪われた。
レイラに甘い父が笑顔で頷いて、弟が「ぼくも!ぼくも!」と騒ぎ出す。
いつものやりとりだ。
いつもならレイラもここで姉らしく弟を嗜めるか、弟をからかうか、どちらにしろすぐに他に気をとられていた。
けれどレイラは手の中の小瓶を眺めたまま動かない。
「レイラ?」
母が不思議そうに声をかけるが、それすらも聞こえていない。
「かわいい…」
かわいい、きれい、すごく素敵。
なんだか、そう、これってとっても…
「ゆめかわいい」
そう呟いた瞬間、レイラの頭の中でなにかが弾けた。
キラキラと光るものが溢れて、これまで見たことも触れたこともない、だけどとにかくかわいらしいものが次から次へと思い浮かぶ。
ピンクや薄紫や白などの淡い色合い。
ひらひらとしていたり、ふわふわとした感触。
角の生えた馬やカラフルな小鳥や猫。
いちごやハートやリボンなどのモチーフ。
キラキラだったり、透き通っていたり。
その中心には、ひとりの若い女性がいる。
そしてレイラは漠然と理解した。――これは『私』だと。
その瞬間、ぱん!と耳元で大きな音がした。
そして『私』の膨大な記憶が流れ込んでくる。
小さな狭い部屋を大好きなもので満たして幸せだったこと。こちらよりもっとずっと便利な世界だったこと。
不思議と『私』の顔や名前、家族などはわからなかったけれど、どんな世界で生きて、どんなものが好きだったのか、鮮明に理解した。
―――その最期の瞬間も。
『私』はお気に入りのお洋服を着て、新調した靴を履き、いつものショッピングビルにいた。大好きなショップは上階にあり、常ならばエレベーターを使うのに、その日はとても混んでいて、『私』はよっぽど急いでいたのか階段を使ったのだ。
そして、足を踏み外した。
パールピンクの13センチ厚底ストラップシューズで。
その後はご推察の通り。
「…!……、ラ…、レイラ!」
はっと顔を上げると、レイラは母に顔を覗き込まれていた。
いささか情けな…いや、不憫な最期を思い出していたレイラは、ぱちぱちとまばたきを繰り返した。
「レイラ、大丈夫?このキャンディがそんなに気に入ったのね」
「姉様、ゆめかわいいとかなにそれ」
ゆるりと微笑む癒し系の母に、生意気な弟。
「そんなに気に入ったのなら、定期的に入荷するよう手配しようか?…まずは流通ルートの確保だなあ」
「さすがお嬢様。目の付け所が違います」
娘に極甘な父に、肯定しかしない侍女。
それはレイラにとって当たり前の日常で、急に『私』の記憶を思い出したレイラは、また唐突に『私』がレイラの中の一部でしかないことを理解した。
レイラという人物が、いつか『私』に塗り替えられて消えてしまうような仮初めの存在なんてわけではなく、レイラという大枠の中に『私』という記憶が顕れただけ。
わたくしはわたくし。レイラ・モンタールドその人である。
そう考えたら怖いものなどなにもなく、むしろ貴族のご令嬢という身分は『私』にとっても理想そのものである。
「いいえ、お父様。これだけで十分ですわ。でももしなにかお願い事があったら、そのときは聞いてくださります?」
「もちろんだよ、レイラ」
二つ返事で頷く父に、レイラもにっこりと笑みを返した。
***
「姉様ほんと頭どうかしたのか?こないだからちょっと変だぜ?」
そんな失礼なことを言ってくるのは、レイラの弟であるトマ・モンタールド。
レイラのひとつ下で現在8歳。
生意気盛りのくせに、育ちの良さで「姉様」とか呼んでしまうかわいい弟だ。
そんな弟は、レイラの向かいで「壊れたのか」などと言って顔を歪めている。
それもそうだろう。
レイラは現在、使用人たちも揃ったダイニングでじっと手鏡を見つめていた。もちろん映っているのは自分の顔である。
ちなみにいまはおやつの時間である。
「お嬢様、いかがいたしました?今日もお美しいですよ?」
そう言うのは侍女のマリー。
彼女もまだ齢12歳の少女である。末恐ろしい。
「うーん…」
レイラは自分の顔を眺めながら唸った。
優美なウェーブを描く豊かなラズベリー色の髪に、ブルーサファイアのような蒼い瞳。それらに負けないはっきりとした目鼻立ちは、一般的には美しいといわれる類いだろう。けれどもレイラはまだ9歳。
9歳でこのあくの強さなのだ。
これではとっても、ゆめかわいくない。
はあ、と大きく肩を落として鏡を置いたレイラは、正面でマフィンにかぶりついたまま、じとりとこちらを見ているトマと目が合った。
毛先の跳ねたやんちゃそうなオレンジ色の髪と、レイラよりも色の薄いアクアマリンのような瞳。
その色合いを意識してみて、あれ、と首を傾げる。
「なんか見たことあるわね」
「はっ!?」
弟だもん、そりゃそうだろ!?
トマだけではなく、使用人たちもぎょっと振り返ったが、「そうじゃないわ」とレイラは否定する。
「そうじゃなくてね」
なんだったかな、と思案するレイラの頭に一枚の画がよぎる。
たしか乙女ゲームのトップ画だ。
中央にピンク頭のかわいらしい少女がいて、それらを囲むように5人のイケメンがいる。美人系の紫ロングヘアーに、元気系オレンジ頭、クール系緑頭、筋肉系金髪、王子様系水色ヘアー。
やたらカラフルなキャラクター設定だった。
そしてそのオレンジ頭くんとトマのカラーがまったく同じなのだ。
そういえばその周りに小さくラズベリー色の髪の令嬢も描かれていた気がする。…ずいぶんきつい顔立ちの。
ヒロインがイケメンたちを攻略していく内容だったのだと思うが、『私』はそのゲームをプレイしていなかったので詳細はよくわからない。絵がきれいだった、それくらいしか覚えてない。
ゲームはともかく、レイラ然り、トマ然り、この世界の者はとにかく色に溢れている。
ラズベリー色やオレンジ色が地毛って色素どうなってるの?どうせだったらわたくしもピンクか紫がよかったわ、とレイラはまたひとつ溜め息をついた。
諸国外遊から戻った父親のめずらしい土産物をテーブルいっぱいに並べて、弟とあれはなんだこれはなんだと両親を質問攻めにしていた。
「わあかわいい!」
「ああ、飴細工だね。東の国の名産だよ。レイラにあげよう」
子供が両手で包めるほどの丸い瓶の中には、きらきらとしたキャンディが入っている。
ピンク、黄色、オレンジ、グリーン、淡い紫に薄いブルー。
色とりどりのそれに目を奪われた。
レイラに甘い父が笑顔で頷いて、弟が「ぼくも!ぼくも!」と騒ぎ出す。
いつものやりとりだ。
いつもならレイラもここで姉らしく弟を嗜めるか、弟をからかうか、どちらにしろすぐに他に気をとられていた。
けれどレイラは手の中の小瓶を眺めたまま動かない。
「レイラ?」
母が不思議そうに声をかけるが、それすらも聞こえていない。
「かわいい…」
かわいい、きれい、すごく素敵。
なんだか、そう、これってとっても…
「ゆめかわいい」
そう呟いた瞬間、レイラの頭の中でなにかが弾けた。
キラキラと光るものが溢れて、これまで見たことも触れたこともない、だけどとにかくかわいらしいものが次から次へと思い浮かぶ。
ピンクや薄紫や白などの淡い色合い。
ひらひらとしていたり、ふわふわとした感触。
角の生えた馬やカラフルな小鳥や猫。
いちごやハートやリボンなどのモチーフ。
キラキラだったり、透き通っていたり。
その中心には、ひとりの若い女性がいる。
そしてレイラは漠然と理解した。――これは『私』だと。
その瞬間、ぱん!と耳元で大きな音がした。
そして『私』の膨大な記憶が流れ込んでくる。
小さな狭い部屋を大好きなもので満たして幸せだったこと。こちらよりもっとずっと便利な世界だったこと。
不思議と『私』の顔や名前、家族などはわからなかったけれど、どんな世界で生きて、どんなものが好きだったのか、鮮明に理解した。
―――その最期の瞬間も。
『私』はお気に入りのお洋服を着て、新調した靴を履き、いつものショッピングビルにいた。大好きなショップは上階にあり、常ならばエレベーターを使うのに、その日はとても混んでいて、『私』はよっぽど急いでいたのか階段を使ったのだ。
そして、足を踏み外した。
パールピンクの13センチ厚底ストラップシューズで。
その後はご推察の通り。
「…!……、ラ…、レイラ!」
はっと顔を上げると、レイラは母に顔を覗き込まれていた。
いささか情けな…いや、不憫な最期を思い出していたレイラは、ぱちぱちとまばたきを繰り返した。
「レイラ、大丈夫?このキャンディがそんなに気に入ったのね」
「姉様、ゆめかわいいとかなにそれ」
ゆるりと微笑む癒し系の母に、生意気な弟。
「そんなに気に入ったのなら、定期的に入荷するよう手配しようか?…まずは流通ルートの確保だなあ」
「さすがお嬢様。目の付け所が違います」
娘に極甘な父に、肯定しかしない侍女。
それはレイラにとって当たり前の日常で、急に『私』の記憶を思い出したレイラは、また唐突に『私』がレイラの中の一部でしかないことを理解した。
レイラという人物が、いつか『私』に塗り替えられて消えてしまうような仮初めの存在なんてわけではなく、レイラという大枠の中に『私』という記憶が顕れただけ。
わたくしはわたくし。レイラ・モンタールドその人である。
そう考えたら怖いものなどなにもなく、むしろ貴族のご令嬢という身分は『私』にとっても理想そのものである。
「いいえ、お父様。これだけで十分ですわ。でももしなにかお願い事があったら、そのときは聞いてくださります?」
「もちろんだよ、レイラ」
二つ返事で頷く父に、レイラもにっこりと笑みを返した。
***
「姉様ほんと頭どうかしたのか?こないだからちょっと変だぜ?」
そんな失礼なことを言ってくるのは、レイラの弟であるトマ・モンタールド。
レイラのひとつ下で現在8歳。
生意気盛りのくせに、育ちの良さで「姉様」とか呼んでしまうかわいい弟だ。
そんな弟は、レイラの向かいで「壊れたのか」などと言って顔を歪めている。
それもそうだろう。
レイラは現在、使用人たちも揃ったダイニングでじっと手鏡を見つめていた。もちろん映っているのは自分の顔である。
ちなみにいまはおやつの時間である。
「お嬢様、いかがいたしました?今日もお美しいですよ?」
そう言うのは侍女のマリー。
彼女もまだ齢12歳の少女である。末恐ろしい。
「うーん…」
レイラは自分の顔を眺めながら唸った。
優美なウェーブを描く豊かなラズベリー色の髪に、ブルーサファイアのような蒼い瞳。それらに負けないはっきりとした目鼻立ちは、一般的には美しいといわれる類いだろう。けれどもレイラはまだ9歳。
9歳でこのあくの強さなのだ。
これではとっても、ゆめかわいくない。
はあ、と大きく肩を落として鏡を置いたレイラは、正面でマフィンにかぶりついたまま、じとりとこちらを見ているトマと目が合った。
毛先の跳ねたやんちゃそうなオレンジ色の髪と、レイラよりも色の薄いアクアマリンのような瞳。
その色合いを意識してみて、あれ、と首を傾げる。
「なんか見たことあるわね」
「はっ!?」
弟だもん、そりゃそうだろ!?
トマだけではなく、使用人たちもぎょっと振り返ったが、「そうじゃないわ」とレイラは否定する。
「そうじゃなくてね」
なんだったかな、と思案するレイラの頭に一枚の画がよぎる。
たしか乙女ゲームのトップ画だ。
中央にピンク頭のかわいらしい少女がいて、それらを囲むように5人のイケメンがいる。美人系の紫ロングヘアーに、元気系オレンジ頭、クール系緑頭、筋肉系金髪、王子様系水色ヘアー。
やたらカラフルなキャラクター設定だった。
そしてそのオレンジ頭くんとトマのカラーがまったく同じなのだ。
そういえばその周りに小さくラズベリー色の髪の令嬢も描かれていた気がする。…ずいぶんきつい顔立ちの。
ヒロインがイケメンたちを攻略していく内容だったのだと思うが、『私』はそのゲームをプレイしていなかったので詳細はよくわからない。絵がきれいだった、それくらいしか覚えてない。
ゲームはともかく、レイラ然り、トマ然り、この世界の者はとにかく色に溢れている。
ラズベリー色やオレンジ色が地毛って色素どうなってるの?どうせだったらわたくしもピンクか紫がよかったわ、とレイラはまたひとつ溜め息をついた。
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