51 / 59
◇◇◇
51 別離
しおりを挟む
「問題はどうしていま伯爵の件が蒸し返されたか、ということだと思うけど」
なんとなく一件落着を迎えそうだったカフェテリアの空気が、ルチアーノの言葉で再度張りつめる。
「…そうだね。ルチアーノがそれを指摘するのは、ちょっと意外だったけれど」
「なぜ?レイラは私の婚約者だよ」
ルチアーノの発した言葉に動揺が広がる。それはレイラも同じだった。
「アドリアンだっておかしいと思ってるはずだ。近頃レイラを貶める話題が多すぎる」
「それもそうだね」
アドリアンが頷いて、ルチアーノは凪いだ瞳で御令嬢たちに訊ねた。
「先輩方。先程レイラに詰め寄っていた件ですが、どこから話を聞いたんですか?」
「ひっ!!?」
先輩令嬢が悲鳴を飲み込む。
ルチアーノがそのときどんな顔をしていたのか、ただ彼の後ろ姿を眺めていたレイラは気づかなかった。
―――ルチアーノ様ってばなんでいまさら。
そう言ってしまわないよう、口を閉ざして耐えていた。
「わ、我が家の使用人から聞いたの。使用人は出入りの職人が話していたって言ってたわ。学園に来たら他の方も話題にしていたから、それで…」
震える声で御令嬢が告げて、アドリアンは目を細める。
「噂の出所は使用人か。これは怪しいなぁ」
「アドリアン?」
ルチアーノは友人の言葉に首を傾げる。
そして今度はレイラの友人たちが、わあわあ騒ぎながらカフェテリアにやって来た。
「ちょっと!人の話ききなさいよ!」
「あのときマリーは怪我しているのよ、それが事実だわ」
「レイラを疑うなんてあなた正気?」
「だって!それにしたってやりすぎじゃないかしら!ブノワトは家族を失ったのよ!」
リーサ、エマ、イリスが、叫ぶハンナを追いかけるような形でカフェテリアに現れる。
「レイラ!」
ハンナはそしてそこにいるレイラの名を呼ぶと、すぐに視線をルチアーノに向けて駆け出した。
「ルチアーノ様、聞いてください!」
「いま噂になってる元伯爵のことだろ、知っているよ」
ルチアーノの腕を当然のように取るハンナに、レイラは顔を背ける。見ていられるはずがなかった。
「違います、ブノワトです!ルチアーノ様も彼女に会ってますよね?レイラはブノワトを追放したんです!!」
「!!?」
レイラは耳を疑った。
うそだ。そんなことはしていない。
レイラは意趣返しはしたが、きちんと帰りの馬車を手配している。
たしかにレイラは、ブノワトが実家である地方領に戻っていないことは報告を受けていた。
でも、だからどうしろというのだ。
ブノワトの人生はブノワトのものだし、そもそもレイラにとっては関わりたくない相手だ。
「わ、わたくしはそんなこと…っ!」
「ルチアーノ様!」
レイラの言葉を遮るようにルチアーノに訴えかけ続けるハンナに、レイラは唇を噛み締めて俯いた。…そして。
「レイラ!?」
レイラはその場から駆け出した。逃げ出したのだ。
責められているようなこの場から。
寄り添いあうルチアーノとハンナから。
「……っ!」
ルチアーノは飛び出していくレイラを見送ってしまった。
ちっ、と鋭い舌打ちが聞こえる。
従兄弟であり、友人であるアドリアンがきつい視線をこちらに向ける。
「どうして追いかけないんだ、ルチアーノ」
ああ、その瞳は最近よく向けられるものだ、とルチアーノは己の腕を見下ろした。正確には、爪を立てるほど強く掴んでくるハンナの手を。
「ハンナ、離してくれないか」
「いや!」
「レイラは友人だろ?どうしてあんな風に…」
「でもブノワトはわたしの侍女なの!」
「!!?」
ルチアーノは息を飲んだ。
ブノワトがハンナの侍女だというのなら、物事の見方が変わってくるのではないか……?
「やっぱり、レイラを貶めるようなことをしているのはブノワト本人なんじゃないのか。そしてハンナ嬢も」
「わたし!?違います!ブノワトだって!」
アドリアンに見据えられて、ハンナが慌てて否定する。
「レイラの心境はいまの君の気持ちとまったく同じだと思うよ」
アドリアンの言葉にはっとしたのは、ルチアーノだった。
―――そうだ。謂れのない非難や噂、誤解に傷ついているのはレイラも同じはず。彼女には、親身になって支えてくれる友人が男女関係なくいたとしても。
「っ!!」
ルチアーノはハンナの腕を振り払い、レイラを追いかけるべく走り出した。
その背中をアドリアンは冷たいままの視線で見送る。
「…遅ぇんだよ、ヘタレめ」
***
「レイラ!!」
ルチアーノはすぐにレイラに追いつくことができた。
けれどレイラは俯いたまま、ルチアーノの顔を見ることもない。名を呼び返すこともない。
ルチアーノは仕方なく、美しく整えられた大きなトピアリーの下のベンチまでレイラの手を引いて、そこに座らせた。
「レイラ」
レイラはぼんやりと辺りを見回して、そしてそのベンチがあの入学パーティーの日にハンナと出会った場所であることを知り、くすりと笑う。
「レイラ?」
ああ、なんて偶然。憎たらしいほどに。
「…ルチアーノ様」
あの日もレイラは悲しかった。悔しかった。
それでも令嬢の矜持をなんとか保っていた。いまもそれは同じだ。
「ルチアーノ様」
「レイラ?」
「ねえルチアーノ様、わたくしたち、こうやって二人でいるのっていつぶりかしら?」
レイラがふふっと笑う。
ルチアーノは彼女が泣いていると思っていた。
けれどそのブルーサファイアの瞳は、ガラス玉のようにつるりとしたまま。まるで人形のように無機質な色でルチアーノを見る。
「……!!」
いまさらよね。いまさらなのよ。
レイラはルチアーノのきれいな顔を眺めながら、淡く微笑んだ。美しく。穏やかに。
なのにルチアーノは言葉を失ったまま、どんどん血の気が引いていく。
ああだめよ。貴族なんだからなんでも顔に出しちゃだめ。まったく、ちっとも変わらないのね。
「ねえルチアーノ様、決断は、早い方がいいわ」
『こんな婚約話、ぼくは認めていないんだからなっ!!』
レイラの耳の奥で幼い頃のルチアーノの言葉が甦る。
ああそうね。でも、それならこんなに先伸ばしにしないでほしかったわ。
「――わたしたちの婚約はなかったことにしましょう」
なんとなく一件落着を迎えそうだったカフェテリアの空気が、ルチアーノの言葉で再度張りつめる。
「…そうだね。ルチアーノがそれを指摘するのは、ちょっと意外だったけれど」
「なぜ?レイラは私の婚約者だよ」
ルチアーノの発した言葉に動揺が広がる。それはレイラも同じだった。
「アドリアンだっておかしいと思ってるはずだ。近頃レイラを貶める話題が多すぎる」
「それもそうだね」
アドリアンが頷いて、ルチアーノは凪いだ瞳で御令嬢たちに訊ねた。
「先輩方。先程レイラに詰め寄っていた件ですが、どこから話を聞いたんですか?」
「ひっ!!?」
先輩令嬢が悲鳴を飲み込む。
ルチアーノがそのときどんな顔をしていたのか、ただ彼の後ろ姿を眺めていたレイラは気づかなかった。
―――ルチアーノ様ってばなんでいまさら。
そう言ってしまわないよう、口を閉ざして耐えていた。
「わ、我が家の使用人から聞いたの。使用人は出入りの職人が話していたって言ってたわ。学園に来たら他の方も話題にしていたから、それで…」
震える声で御令嬢が告げて、アドリアンは目を細める。
「噂の出所は使用人か。これは怪しいなぁ」
「アドリアン?」
ルチアーノは友人の言葉に首を傾げる。
そして今度はレイラの友人たちが、わあわあ騒ぎながらカフェテリアにやって来た。
「ちょっと!人の話ききなさいよ!」
「あのときマリーは怪我しているのよ、それが事実だわ」
「レイラを疑うなんてあなた正気?」
「だって!それにしたってやりすぎじゃないかしら!ブノワトは家族を失ったのよ!」
リーサ、エマ、イリスが、叫ぶハンナを追いかけるような形でカフェテリアに現れる。
「レイラ!」
ハンナはそしてそこにいるレイラの名を呼ぶと、すぐに視線をルチアーノに向けて駆け出した。
「ルチアーノ様、聞いてください!」
「いま噂になってる元伯爵のことだろ、知っているよ」
ルチアーノの腕を当然のように取るハンナに、レイラは顔を背ける。見ていられるはずがなかった。
「違います、ブノワトです!ルチアーノ様も彼女に会ってますよね?レイラはブノワトを追放したんです!!」
「!!?」
レイラは耳を疑った。
うそだ。そんなことはしていない。
レイラは意趣返しはしたが、きちんと帰りの馬車を手配している。
たしかにレイラは、ブノワトが実家である地方領に戻っていないことは報告を受けていた。
でも、だからどうしろというのだ。
ブノワトの人生はブノワトのものだし、そもそもレイラにとっては関わりたくない相手だ。
「わ、わたくしはそんなこと…っ!」
「ルチアーノ様!」
レイラの言葉を遮るようにルチアーノに訴えかけ続けるハンナに、レイラは唇を噛み締めて俯いた。…そして。
「レイラ!?」
レイラはその場から駆け出した。逃げ出したのだ。
責められているようなこの場から。
寄り添いあうルチアーノとハンナから。
「……っ!」
ルチアーノは飛び出していくレイラを見送ってしまった。
ちっ、と鋭い舌打ちが聞こえる。
従兄弟であり、友人であるアドリアンがきつい視線をこちらに向ける。
「どうして追いかけないんだ、ルチアーノ」
ああ、その瞳は最近よく向けられるものだ、とルチアーノは己の腕を見下ろした。正確には、爪を立てるほど強く掴んでくるハンナの手を。
「ハンナ、離してくれないか」
「いや!」
「レイラは友人だろ?どうしてあんな風に…」
「でもブノワトはわたしの侍女なの!」
「!!?」
ルチアーノは息を飲んだ。
ブノワトがハンナの侍女だというのなら、物事の見方が変わってくるのではないか……?
「やっぱり、レイラを貶めるようなことをしているのはブノワト本人なんじゃないのか。そしてハンナ嬢も」
「わたし!?違います!ブノワトだって!」
アドリアンに見据えられて、ハンナが慌てて否定する。
「レイラの心境はいまの君の気持ちとまったく同じだと思うよ」
アドリアンの言葉にはっとしたのは、ルチアーノだった。
―――そうだ。謂れのない非難や噂、誤解に傷ついているのはレイラも同じはず。彼女には、親身になって支えてくれる友人が男女関係なくいたとしても。
「っ!!」
ルチアーノはハンナの腕を振り払い、レイラを追いかけるべく走り出した。
その背中をアドリアンは冷たいままの視線で見送る。
「…遅ぇんだよ、ヘタレめ」
***
「レイラ!!」
ルチアーノはすぐにレイラに追いつくことができた。
けれどレイラは俯いたまま、ルチアーノの顔を見ることもない。名を呼び返すこともない。
ルチアーノは仕方なく、美しく整えられた大きなトピアリーの下のベンチまでレイラの手を引いて、そこに座らせた。
「レイラ」
レイラはぼんやりと辺りを見回して、そしてそのベンチがあの入学パーティーの日にハンナと出会った場所であることを知り、くすりと笑う。
「レイラ?」
ああ、なんて偶然。憎たらしいほどに。
「…ルチアーノ様」
あの日もレイラは悲しかった。悔しかった。
それでも令嬢の矜持をなんとか保っていた。いまもそれは同じだ。
「ルチアーノ様」
「レイラ?」
「ねえルチアーノ様、わたくしたち、こうやって二人でいるのっていつぶりかしら?」
レイラがふふっと笑う。
ルチアーノは彼女が泣いていると思っていた。
けれどそのブルーサファイアの瞳は、ガラス玉のようにつるりとしたまま。まるで人形のように無機質な色でルチアーノを見る。
「……!!」
いまさらよね。いまさらなのよ。
レイラはルチアーノのきれいな顔を眺めながら、淡く微笑んだ。美しく。穏やかに。
なのにルチアーノは言葉を失ったまま、どんどん血の気が引いていく。
ああだめよ。貴族なんだからなんでも顔に出しちゃだめ。まったく、ちっとも変わらないのね。
「ねえルチアーノ様、決断は、早い方がいいわ」
『こんな婚約話、ぼくは認めていないんだからなっ!!』
レイラの耳の奥で幼い頃のルチアーノの言葉が甦る。
ああそうね。でも、それならこんなに先伸ばしにしないでほしかったわ。
「――わたしたちの婚約はなかったことにしましょう」
2
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
異世界召喚されました。親友は第一王子に惚れられて、ぽっちゃりな私は聖女として精霊王とイケメン達に愛される!?〜聖女の座は親友に譲ります〜
あいみ
恋愛
ーーーグランロッド国に召喚されてしまった|心音《ことね》と|友愛《ゆあ》。
イケメン王子カイザーに見初められた友愛は王宮で贅沢三昧。
一方心音は、一人寂しく部屋に閉じ込められる!?
天と地ほどの差の扱い。無下にされ笑われ蔑まれた心音はなんと精霊王シェイドの加護を受けていると判明。
だがしかし。カイザーは美しく可憐な友愛こそが本物の聖女だと言い張る。
心音は聖女の座に興味はなくシェイドの力をフル活用して、異世界で始まるのはぐうたら生活。
ぽっちゃり女子×イケメン多数
悪女×クズ男
物語が今……始まる
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
【完】チェンジリングなヒロインゲーム ~よくある悪役令嬢に転生したお話~
えとう蜜夏
恋愛
私は気がついてしまった……。ここがとある乙女ゲームの世界に似ていて、私がヒロインとライバル的な立場の侯爵令嬢だったことに。その上、ヒロインと取り違えられていたことが判明し、最終的には侯爵家を放逐されて元の家に戻される。但し、ヒロインの家は商業ギルドの元締めで新興であるけど大富豪なので、とりあえず私としては目指せ、放逐エンド! ……貴族より成金うはうはエンドだもんね。
(他サイトにも掲載しております。表示素材は忠藤いずる:三日月アルペジオ様より)
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)
社畜の私は異世界でも社畜精神が残ったままだった
木嶋うめ香
恋愛
貴族学園の小さな部屋で、私は一人書類仕事に追われていた。
今日も寮には帰れそうにない、机の上には大量の未処理の書類。
せめて空腹を紛らわそうと、ビスケットを鞄から取り出し水を汲んでこようとして立ち上がった途端、視界が暗くなり倒れた。
床に倒れた反動で、頭を床にぶつける。
その衝撃で思い出した、私は前世ブラック企業に勤めていた社畜で、二十三連勤サービス残業付きの末、体調を崩し亡くなったアラサー営業職だった。
他サイトでもアップしています。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる