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第6章 ゴブリン討伐
第38話 大剣術コンボ
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やっぱり殺る気だった。
あの後、ゴブリンを見つけてはセキアが突っ込んでジェノサイドジェノサイドして、おやつ刻には20体を狩り、二日合計50体にして村へ帰った。
昨日は先にお風呂入ったけど、今日は今からコンボの訓練するので、その後に入ることにする。
「さぁ、イズミ!うちもコンボ教えてや!」
餌を前に、待て、をされた犬のようなキラキラした目で俺を見るセキア。
「ではまず、俺は今からセキアにコンボを教えることになるじゃん」
「うん」
「なんで、今から俺のことを師匠と呼ぶように」
「そんなんええから、はよしてや」
ウンザリした口調で言われる。ちょっとションボリ。
「う、うん、わかったよ。じゃあ簡単に口で説明するけど、【大剣術Ⅱ】パワーインクルードと【大剣術Ⅰ】バスターブレイクを繋げて、強力な一撃にしてもらいます」
「うんうん、でやり方は?」
「まず、バスターブレイクを撃ってみて」
セキアは覇山剣を背中に抱え真上から垂直に振り下ろす。システムのサポートが効いているのか綺麗な軌道を描く。
「ん、これでええ?」
「次は今のバスターブレイクの軌道を思い出しながら、パワーインクルードを発動させて大剣を振るってみて」
「了解」
先程の様に大剣を振り下ろすが、真上ではなく、少し斜めからの振り下ろしになっている。
「今のは駄目だね、少し斜めからになってる。ちゃんと真上からじゃないと」
「うーん、一緒やと思ったけどアカンかぁ、もっかいやってみる」
セキアはそう言うと再度武技を発動させ大剣を振るう。今度はちゃんと真上からの振り下ろしになった。
「オッケー、で、今のを踏まえて、また大剣を振ってもらうんだけど、次はパワーインクルードを発動させて大剣を振った0.4秒後にバスターブレイクを発動してみて」
「急に難しくなったな」
「そだね、まぁ0.4秒って言われてもわからないだろうから、パワーすぐバスターって感じで意識してみてよ」
「わかった、一回やってみるわ」
セキアは大剣を振るってみたが、パワーインクルード=腕力強化の補正が乗った只の振り下ろしになっただけだった。
「今のはちょっと遅かったよ、心持ち早く」
「こう?」
「いや、まだ遅い」
何回かやってなかなか出来なかったが、やっとパワーインクルードが乗ったバスターブレイクを出すことに成功した。
その振りは今までのバスターブレイクと違い、空気を震わす重い一撃となった。
「おおお?今の成功したんちゃう?普通とは全然ちゃうくて、めっちゃ強そうやったで」
「今のは成功だね、武技の威力もそうだけど、その覇山剣の効果もあって必殺の一撃になるんじゃないかな」
「じゃあうちも必殺技持ちかぁ」
「でも今のはたまたま出ただけだから、もっと練習して自然に出せるようにならないと必殺技とは言えないよ」
「せやなぁ、練習あるのみか。でも一回出せたからやる気出てきたわぁ」
「そだね、俺もメチャクチャ練習したしセキアも頑張ってね。それとあと水を差すようなんだけど注意事項があって」
「ん?なに?」
「これ練習してる時って、無意識にパワー、バスターって動きが単調になって魔物討伐の時、変な癖の様になるから気を付けてね」
「変な癖かぁ、、、どうしたらいいん?」
「いやぁ、コンボが早く自然に出せるようになるまでどうしようもないんだよねぇ、とりあえずちょっと調子狂うから覚えてて」
「了解、気を付けとく」
この後ひたすらコンボの練習し、何回かはコンボ発動したけどまだまだ完璧とは程遠い結果だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ゴブリン討伐やコンボの練習でかいた汗を家に備え付けのお風呂でキレイに流した。
先にお風呂から出た俺はセキアと交代、セキアはお風呂と同時に二人分の衣類の洗濯もしてくれる。俺はその間、夕食の準備をする。夕食の準備といっても、食器を並べ、スープを温め直すだけなのだけれど。
お風呂から出てきたセキアはピンク色のパジャマに着替えてテーブルにつく。俺は露出はいつもより減っているのだけれども、女の子の普段と違う感じにドキドキしてしまう。俺は内心を気付かれないよう平静を装い、セキアのコップに水を入れてあげる。
「おまたせ、イズミ。水ありがとうね」
「どういたしまして、じゃ、食べようか。いただきます」
「いただきます」
俺が入れた水を飲むべくコップに口をつけるセキア。今日の昼を思いだしついそのピンク色の口唇を見てしまう。スプーンにすくわれたスープがその口唇に吸い込まれる。いつまでも見ていてしまいそうだ。
今日初めてキスをしたんだなぁ。なんかコンボの練習とかでなあなあに流れたけど、こう正面でセキアの顔を見ると意識してしまう。セキアはなんとも思ってないのかな?俺への態度も普段通りだ。
「イズミ、なにボーッとしてるん、はよたべや」
「あ、うん、ゴメンゴメン」
俺はセキアを見すぎて手が止まっていたようだ。急いで食事を終わらせる。
食事の後片付けは二人で行う。俺が洗いセキアが拭き取り、並んでの作業だ。横目でチラチラ見てしまう。
後片付けが終わり、夜起きて喉が渇いたとき用の水を水差しに入れ、テーブルに置く。
後は寝るだけだ。
「イズミ、今日な色々教えてくれてありがとうな」
セキアに話しかけられてビクッとしてしまう。
「いや、別にいいよ。セキアが強くなったら俺も安心だし、喜んでもらえると俺も嬉しい、、、し、、」
俺が言葉を言い終わらない内に、セキアのピンク色の口唇が俺の口唇を塞ぐ。今度は一瞬でなく少し長い。目を瞑っているセキアに倣い、俺も目を閉じる。
柔らかい口唇が離れる、俺は目を開け顔の赤いセキアを見る。
「こんなことでしか御礼できひんけどカンニンな」
「いやいやいや、いやいやいや」
「じゃ、おやすみイズミ、また明日な」
「え、あ、おやすみ」
いそいそと寝室に入るセキアを呆然と見送る。
俺も寝室に入りベットで横になるけど、今の出来事を思い出してはモンモンとし、なかなか寝付けない夜になった。
あの後、ゴブリンを見つけてはセキアが突っ込んでジェノサイドジェノサイドして、おやつ刻には20体を狩り、二日合計50体にして村へ帰った。
昨日は先にお風呂入ったけど、今日は今からコンボの訓練するので、その後に入ることにする。
「さぁ、イズミ!うちもコンボ教えてや!」
餌を前に、待て、をされた犬のようなキラキラした目で俺を見るセキア。
「ではまず、俺は今からセキアにコンボを教えることになるじゃん」
「うん」
「なんで、今から俺のことを師匠と呼ぶように」
「そんなんええから、はよしてや」
ウンザリした口調で言われる。ちょっとションボリ。
「う、うん、わかったよ。じゃあ簡単に口で説明するけど、【大剣術Ⅱ】パワーインクルードと【大剣術Ⅰ】バスターブレイクを繋げて、強力な一撃にしてもらいます」
「うんうん、でやり方は?」
「まず、バスターブレイクを撃ってみて」
セキアは覇山剣を背中に抱え真上から垂直に振り下ろす。システムのサポートが効いているのか綺麗な軌道を描く。
「ん、これでええ?」
「次は今のバスターブレイクの軌道を思い出しながら、パワーインクルードを発動させて大剣を振るってみて」
「了解」
先程の様に大剣を振り下ろすが、真上ではなく、少し斜めからの振り下ろしになっている。
「今のは駄目だね、少し斜めからになってる。ちゃんと真上からじゃないと」
「うーん、一緒やと思ったけどアカンかぁ、もっかいやってみる」
セキアはそう言うと再度武技を発動させ大剣を振るう。今度はちゃんと真上からの振り下ろしになった。
「オッケー、で、今のを踏まえて、また大剣を振ってもらうんだけど、次はパワーインクルードを発動させて大剣を振った0.4秒後にバスターブレイクを発動してみて」
「急に難しくなったな」
「そだね、まぁ0.4秒って言われてもわからないだろうから、パワーすぐバスターって感じで意識してみてよ」
「わかった、一回やってみるわ」
セキアは大剣を振るってみたが、パワーインクルード=腕力強化の補正が乗った只の振り下ろしになっただけだった。
「今のはちょっと遅かったよ、心持ち早く」
「こう?」
「いや、まだ遅い」
何回かやってなかなか出来なかったが、やっとパワーインクルードが乗ったバスターブレイクを出すことに成功した。
その振りは今までのバスターブレイクと違い、空気を震わす重い一撃となった。
「おおお?今の成功したんちゃう?普通とは全然ちゃうくて、めっちゃ強そうやったで」
「今のは成功だね、武技の威力もそうだけど、その覇山剣の効果もあって必殺の一撃になるんじゃないかな」
「じゃあうちも必殺技持ちかぁ」
「でも今のはたまたま出ただけだから、もっと練習して自然に出せるようにならないと必殺技とは言えないよ」
「せやなぁ、練習あるのみか。でも一回出せたからやる気出てきたわぁ」
「そだね、俺もメチャクチャ練習したしセキアも頑張ってね。それとあと水を差すようなんだけど注意事項があって」
「ん?なに?」
「これ練習してる時って、無意識にパワー、バスターって動きが単調になって魔物討伐の時、変な癖の様になるから気を付けてね」
「変な癖かぁ、、、どうしたらいいん?」
「いやぁ、コンボが早く自然に出せるようになるまでどうしようもないんだよねぇ、とりあえずちょっと調子狂うから覚えてて」
「了解、気を付けとく」
この後ひたすらコンボの練習し、何回かはコンボ発動したけどまだまだ完璧とは程遠い結果だった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ゴブリン討伐やコンボの練習でかいた汗を家に備え付けのお風呂でキレイに流した。
先にお風呂から出た俺はセキアと交代、セキアはお風呂と同時に二人分の衣類の洗濯もしてくれる。俺はその間、夕食の準備をする。夕食の準備といっても、食器を並べ、スープを温め直すだけなのだけれど。
お風呂から出てきたセキアはピンク色のパジャマに着替えてテーブルにつく。俺は露出はいつもより減っているのだけれども、女の子の普段と違う感じにドキドキしてしまう。俺は内心を気付かれないよう平静を装い、セキアのコップに水を入れてあげる。
「おまたせ、イズミ。水ありがとうね」
「どういたしまして、じゃ、食べようか。いただきます」
「いただきます」
俺が入れた水を飲むべくコップに口をつけるセキア。今日の昼を思いだしついそのピンク色の口唇を見てしまう。スプーンにすくわれたスープがその口唇に吸い込まれる。いつまでも見ていてしまいそうだ。
今日初めてキスをしたんだなぁ。なんかコンボの練習とかでなあなあに流れたけど、こう正面でセキアの顔を見ると意識してしまう。セキアはなんとも思ってないのかな?俺への態度も普段通りだ。
「イズミ、なにボーッとしてるん、はよたべや」
「あ、うん、ゴメンゴメン」
俺はセキアを見すぎて手が止まっていたようだ。急いで食事を終わらせる。
食事の後片付けは二人で行う。俺が洗いセキアが拭き取り、並んでの作業だ。横目でチラチラ見てしまう。
後片付けが終わり、夜起きて喉が渇いたとき用の水を水差しに入れ、テーブルに置く。
後は寝るだけだ。
「イズミ、今日な色々教えてくれてありがとうな」
セキアに話しかけられてビクッとしてしまう。
「いや、別にいいよ。セキアが強くなったら俺も安心だし、喜んでもらえると俺も嬉しい、、、し、、」
俺が言葉を言い終わらない内に、セキアのピンク色の口唇が俺の口唇を塞ぐ。今度は一瞬でなく少し長い。目を瞑っているセキアに倣い、俺も目を閉じる。
柔らかい口唇が離れる、俺は目を開け顔の赤いセキアを見る。
「こんなことでしか御礼できひんけどカンニンな」
「いやいやいや、いやいやいや」
「じゃ、おやすみイズミ、また明日な」
「え、あ、おやすみ」
いそいそと寝室に入るセキアを呆然と見送る。
俺も寝室に入りベットで横になるけど、今の出来事を思い出してはモンモンとし、なかなか寝付けない夜になった。
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