17 / 61
リアリストとその”境界”1
しおりを挟む
外観をリニューアルしたあとの喧騒から、落ち着きを取り戻した喫茶つむぎだった。
あの閑古鳥が鳴く状況とは違い、毎日通ってくれる常連さんがいたりと、着実に客足は戻ってきてはいた。
ひよりも今はバイトが楽しくて仕方がなかった。
相乗効果で学校の勉強の方もうまくいっているようだった。
わからなくなったら、しずに訊くという裏技も飛び出すようになっていた。
しずも先生のように聞かれたことには、ひよりにもわかりやすく根よく教えてくれていた。
紗和も、シュークリーム爆弾とクッキー事件があったあとは、仕事のほうが忙しくなったようで、週末訪れる頃には非常にぐったりとしていて、お菓子作りまで気が回らないようだ。
そんな時、マスター・山本つむぎの心がふと寂しさを何故か感じていた。
(この子たちに彼女が会ったら、なんていうかな。……ボクと同じように笑っていただろうな)
マスターはふと手挽きしているコーヒーミルの手を止めて、店内を見た。
店内の装飾は、裕子のいたときと大きく変わってはいない。
マスター、つむぎの心のなかにはただ、彼女、裕子のいない風景としか今でもないのだ。
*
マスターが、まだ、会社員山本つむぎとして、多忙な日々を送っていた頃のこと。
その日は、急な強い雨で傘がなかったつむぎは、喫茶店の赤いオーニングの下で雨宿りをしていた。
今どきに珍しく軒先には七夕の短冊が下がっている。
(へぇ、今どき、こんな短冊なんて喫茶店で珍しいな)
つむぎは何となく、その一枚一枚を見るともなしに見ていた。
カラン。ドアベルが鳴って、女性が顔を見せた。
「あら?お客様?」
つむぎは少し気まずい顔を見せた。
特に店内に入ろうとかそんなことは考えていなかったからだ。
何と言ってもこれから営業先に挨拶にいかなければという場面である。
喫茶店で休むという、時間的な余裕はない。
はずだった。
その意に反して、その10分後気がついたら空調の効いた店内で香りのいいコーヒーを頂いていた。
突然の雨で濡れてしまったスーツはハンガーに掛けられ、タオルで十分に乾かされている。
不意に壁掛け時計が午後四時を告げる。
ボーン、ボーン、ボーン、ボーン。
その音に、瞬間なぜだか背筋が寒くなった。
店内は、先程から給仕してくれている彼女と自分二人だけだ。
そのはずだか。
どこからか。いや、あちこちから視線を感じる。
自分のことをじっと見ている。
キョロキョロと見渡してみても、誰もいない。
入ってきた客も、その前にいた客もいない。
だから、いるはずがない。
でも、いる。
「お客様!」
給仕をしてくれた彼女が、カウンターに座った自分の前でニッコリと笑っている。
「よろしかったら、当店の自慢のパウンドケーキいかがですか?こちらはサービスです。どうぞ!」
薄暗い店の中で、彼女だけが光り輝いて見えている。
「ど、どうも」
つむぎは、皿の上に乗っているフォークを取り、一口恐る恐る口に入れた。
すこし香り付けに入っているのは、ブランデーか?
こういうお菓子は、あまり食べつけなかったつむぎにとっては、なんと言っていいかわからないけれど、ただただ、美味しくて口にあった。
気がついたら、完食していた。
コーヒーも空だ。
「……お口にあったようで何よりです。」
女性は、二カッと爽快な顔で笑っている。
いつの間にか、あの、痛いような視線はすべて消えていた。
辞去する時、パウンドケーキ代も払うと払うべきだと何度も力説するつむぎに女性はどうしても縦に振らなかった。
「……お母様にきつく言われていますので、今回はお代は結構なんですよ」
「母?なんの関係が?母はボクの高校生の時に亡くなっているけれど?」
「ええ。ですから。お母様が、コンビニ飯ばかりじゃ体を壊すって、たまにはきちんと滋養のあるものを食べなさいとおっしゃっていたので、お出ししたのです。もしよろしかったら、次はきちんと食事を召し上がるとお母様もご安心なさると思います」
つむぎは、一瞬首を傾げたが、彼女のことが少し、気味悪いと感じて、コーヒー代だけを置いて店を出た。
女性は、なんのこともなく一礼すると店内作業に戻った。
*
数日後、つむぎはあの喫茶店のことを考えていた。
母が言っていただと?バカバカしい。
そのまま、噛んでいたガムと共に包み紙に吐き捨てた。
*
その数日後、ある取引先から車で自社に戻る途中。
どの角を曲がっても、最終的にあの赤いオーニングの喫茶店の前に出てしまう。
そのオーニングには、喫茶はまゆうと白いブロック体で書いてあった。
つむぎは深い溜息をついて、そのそばにあるコインパーキングに車を止めて、喫茶店のドアを開いた。
ドアベルがカランとなる。
女性が何故かつむぎに向かって、爽快な笑顔で「おかえりなさい」と言った。
つむぎはまだ怪訝そうにしている。
無理もない。
二回目の来店だ。
しかも、ここ以外の面識はあるはずもない。
「また、来られると思っていました。前と同じブレンドでよろしいですか?」
「ああ、お願いします」
つむぎは、どことなく観念した気持ちもありつつも、疑念を持っていた。
ーー前回のこともある、どんなインチキ話が飛び出してきてもいいように、身構えた。
カウンターの横、レジのところに小さなショップカードがあるのを発見した。
喫茶はまゆうの店名、住所、店主の名前が書いてあった。
彼女は國枝 裕子というらしい。
席に戻り、お冷を一口。
ぼんやりと彼女 裕子の手さばきを見ていた。
「ここは、ずっとやられているんですか?」
「そうですね。去年、前の店主さんの代替わりで始めたんです。街なかなのに客足さっぱりで、困っちゃいますね」
裕子は困った笑顔で、つむぎにブレンドコーヒーを差し出した。
「へぇ」
興味なさげにコーヒーを一口。
その美味しさに、思わずカウンターの高い椅子からずり落ちそうになる。
「……どうして、こんなに美味しいコーヒーなのに?」
「ほんとに不思議ですよね」
裕子は快活に笑った。
「でも、あんまり、暇ってわけでもないんです。今回、お客様みたいに”縁”があって来てくださる方もいらっしゃいますから」
「縁ねぇ」
つむぎは再び、怪訝そうに返す。
「あ、前回、お母様の事。私、お話したと思うけど、信じていらっしゃいませんよね。無理もないですけど」
「当たり前です。信じられるわけはない」
「ですけど、お客様の太ももに火傷の跡があるってお母様言ってらっしゃいますよ」
裕子はにこりと笑うと、
「信じられないですよね。それでいいと思います。でも、前回お母様が心配されていた事だけは、気を使っていただければと思います」
「あの、食事のこと、ですか」
つむぎは右の太もも裏の火傷の跡をさすると、大きなため息をついた。
「その他になにか母は言ってますか?」
「体調面。このままだと、大きな病気になるってとても心配されてます。繰り返しになりますが、食事の面、三食とは言わないけど、きちんと栄養のあるものを取りなさいとおっしゃっていますね」
「そうですか……」
たしかに、朝、食欲がないために起きてすぐブラックのコーヒーを流し込むだけだし、昼も出先で、立ち食いそばで済ませ、残業終わりのコンビニ飯で一日が終わる。
体に良いわけがない。
わかってはいたけれど、それを知らない裕子に指摘されて、少し、混乱した。
納得しかけるものの、そのくらいなら、誰でも言える。
つむぎは、気を取り直して、コーヒーの代金を支払い、店を出た。
社に戻ると、なぜだか、山積みだった問題が次々とクリアになっており、その日は珍しく定時での帰宅となった。
なにかが、動いたのか?
その後も、社の問題点が次々とクリアになり、風通しのいい環境になった。
その、また数日後。
つむぎは、喫茶はまゆうに戻った。
ドアを開けて、開口一番。
「あんた、なにかしたのか?」
とつむぎは、裕子に疑問を投げかけた。
「いいえ?私にはそんな力はありません」
裕子はびっくりしていた。
つむぎは思った。
ここには、何かあると。
通うことで、何かがわかるかもしれない。
それを暴いてやると思い、通い出したのだ。
そして、つむぎと裕子が恋仲になるのは、そう遠くない未来だった。
それは、また、別のお話。
あの閑古鳥が鳴く状況とは違い、毎日通ってくれる常連さんがいたりと、着実に客足は戻ってきてはいた。
ひよりも今はバイトが楽しくて仕方がなかった。
相乗効果で学校の勉強の方もうまくいっているようだった。
わからなくなったら、しずに訊くという裏技も飛び出すようになっていた。
しずも先生のように聞かれたことには、ひよりにもわかりやすく根よく教えてくれていた。
紗和も、シュークリーム爆弾とクッキー事件があったあとは、仕事のほうが忙しくなったようで、週末訪れる頃には非常にぐったりとしていて、お菓子作りまで気が回らないようだ。
そんな時、マスター・山本つむぎの心がふと寂しさを何故か感じていた。
(この子たちに彼女が会ったら、なんていうかな。……ボクと同じように笑っていただろうな)
マスターはふと手挽きしているコーヒーミルの手を止めて、店内を見た。
店内の装飾は、裕子のいたときと大きく変わってはいない。
マスター、つむぎの心のなかにはただ、彼女、裕子のいない風景としか今でもないのだ。
*
マスターが、まだ、会社員山本つむぎとして、多忙な日々を送っていた頃のこと。
その日は、急な強い雨で傘がなかったつむぎは、喫茶店の赤いオーニングの下で雨宿りをしていた。
今どきに珍しく軒先には七夕の短冊が下がっている。
(へぇ、今どき、こんな短冊なんて喫茶店で珍しいな)
つむぎは何となく、その一枚一枚を見るともなしに見ていた。
カラン。ドアベルが鳴って、女性が顔を見せた。
「あら?お客様?」
つむぎは少し気まずい顔を見せた。
特に店内に入ろうとかそんなことは考えていなかったからだ。
何と言ってもこれから営業先に挨拶にいかなければという場面である。
喫茶店で休むという、時間的な余裕はない。
はずだった。
その意に反して、その10分後気がついたら空調の効いた店内で香りのいいコーヒーを頂いていた。
突然の雨で濡れてしまったスーツはハンガーに掛けられ、タオルで十分に乾かされている。
不意に壁掛け時計が午後四時を告げる。
ボーン、ボーン、ボーン、ボーン。
その音に、瞬間なぜだか背筋が寒くなった。
店内は、先程から給仕してくれている彼女と自分二人だけだ。
そのはずだか。
どこからか。いや、あちこちから視線を感じる。
自分のことをじっと見ている。
キョロキョロと見渡してみても、誰もいない。
入ってきた客も、その前にいた客もいない。
だから、いるはずがない。
でも、いる。
「お客様!」
給仕をしてくれた彼女が、カウンターに座った自分の前でニッコリと笑っている。
「よろしかったら、当店の自慢のパウンドケーキいかがですか?こちらはサービスです。どうぞ!」
薄暗い店の中で、彼女だけが光り輝いて見えている。
「ど、どうも」
つむぎは、皿の上に乗っているフォークを取り、一口恐る恐る口に入れた。
すこし香り付けに入っているのは、ブランデーか?
こういうお菓子は、あまり食べつけなかったつむぎにとっては、なんと言っていいかわからないけれど、ただただ、美味しくて口にあった。
気がついたら、完食していた。
コーヒーも空だ。
「……お口にあったようで何よりです。」
女性は、二カッと爽快な顔で笑っている。
いつの間にか、あの、痛いような視線はすべて消えていた。
辞去する時、パウンドケーキ代も払うと払うべきだと何度も力説するつむぎに女性はどうしても縦に振らなかった。
「……お母様にきつく言われていますので、今回はお代は結構なんですよ」
「母?なんの関係が?母はボクの高校生の時に亡くなっているけれど?」
「ええ。ですから。お母様が、コンビニ飯ばかりじゃ体を壊すって、たまにはきちんと滋養のあるものを食べなさいとおっしゃっていたので、お出ししたのです。もしよろしかったら、次はきちんと食事を召し上がるとお母様もご安心なさると思います」
つむぎは、一瞬首を傾げたが、彼女のことが少し、気味悪いと感じて、コーヒー代だけを置いて店を出た。
女性は、なんのこともなく一礼すると店内作業に戻った。
*
数日後、つむぎはあの喫茶店のことを考えていた。
母が言っていただと?バカバカしい。
そのまま、噛んでいたガムと共に包み紙に吐き捨てた。
*
その数日後、ある取引先から車で自社に戻る途中。
どの角を曲がっても、最終的にあの赤いオーニングの喫茶店の前に出てしまう。
そのオーニングには、喫茶はまゆうと白いブロック体で書いてあった。
つむぎは深い溜息をついて、そのそばにあるコインパーキングに車を止めて、喫茶店のドアを開いた。
ドアベルがカランとなる。
女性が何故かつむぎに向かって、爽快な笑顔で「おかえりなさい」と言った。
つむぎはまだ怪訝そうにしている。
無理もない。
二回目の来店だ。
しかも、ここ以外の面識はあるはずもない。
「また、来られると思っていました。前と同じブレンドでよろしいですか?」
「ああ、お願いします」
つむぎは、どことなく観念した気持ちもありつつも、疑念を持っていた。
ーー前回のこともある、どんなインチキ話が飛び出してきてもいいように、身構えた。
カウンターの横、レジのところに小さなショップカードがあるのを発見した。
喫茶はまゆうの店名、住所、店主の名前が書いてあった。
彼女は國枝 裕子というらしい。
席に戻り、お冷を一口。
ぼんやりと彼女 裕子の手さばきを見ていた。
「ここは、ずっとやられているんですか?」
「そうですね。去年、前の店主さんの代替わりで始めたんです。街なかなのに客足さっぱりで、困っちゃいますね」
裕子は困った笑顔で、つむぎにブレンドコーヒーを差し出した。
「へぇ」
興味なさげにコーヒーを一口。
その美味しさに、思わずカウンターの高い椅子からずり落ちそうになる。
「……どうして、こんなに美味しいコーヒーなのに?」
「ほんとに不思議ですよね」
裕子は快活に笑った。
「でも、あんまり、暇ってわけでもないんです。今回、お客様みたいに”縁”があって来てくださる方もいらっしゃいますから」
「縁ねぇ」
つむぎは再び、怪訝そうに返す。
「あ、前回、お母様の事。私、お話したと思うけど、信じていらっしゃいませんよね。無理もないですけど」
「当たり前です。信じられるわけはない」
「ですけど、お客様の太ももに火傷の跡があるってお母様言ってらっしゃいますよ」
裕子はにこりと笑うと、
「信じられないですよね。それでいいと思います。でも、前回お母様が心配されていた事だけは、気を使っていただければと思います」
「あの、食事のこと、ですか」
つむぎは右の太もも裏の火傷の跡をさすると、大きなため息をついた。
「その他になにか母は言ってますか?」
「体調面。このままだと、大きな病気になるってとても心配されてます。繰り返しになりますが、食事の面、三食とは言わないけど、きちんと栄養のあるものを取りなさいとおっしゃっていますね」
「そうですか……」
たしかに、朝、食欲がないために起きてすぐブラックのコーヒーを流し込むだけだし、昼も出先で、立ち食いそばで済ませ、残業終わりのコンビニ飯で一日が終わる。
体に良いわけがない。
わかってはいたけれど、それを知らない裕子に指摘されて、少し、混乱した。
納得しかけるものの、そのくらいなら、誰でも言える。
つむぎは、気を取り直して、コーヒーの代金を支払い、店を出た。
社に戻ると、なぜだか、山積みだった問題が次々とクリアになっており、その日は珍しく定時での帰宅となった。
なにかが、動いたのか?
その後も、社の問題点が次々とクリアになり、風通しのいい環境になった。
その、また数日後。
つむぎは、喫茶はまゆうに戻った。
ドアを開けて、開口一番。
「あんた、なにかしたのか?」
とつむぎは、裕子に疑問を投げかけた。
「いいえ?私にはそんな力はありません」
裕子はびっくりしていた。
つむぎは思った。
ここには、何かあると。
通うことで、何かがわかるかもしれない。
それを暴いてやると思い、通い出したのだ。
そして、つむぎと裕子が恋仲になるのは、そう遠くない未来だった。
それは、また、別のお話。
10
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
ループ25 ~ 何度も繰り返す25歳、その理由を知る時、主人公は…… ~
藤堂慎人
ライト文芸
主人公新藤肇は何度目かの25歳の誕生日を迎えた。毎回少しだけ違う世界で目覚めるが、今回は前の世界で意中の人だった美由紀と新婚1年目の朝に目覚めた。
戸惑う肇だったが、この世界での情報を集め、徐々に慣れていく。
お互いの両親の問題は前の世界でもあったが、今回は良い方向で解決した。
仕事も順調で、苦労は感じつつも充実した日々を送っている。
しかし、これまでの流れではその暮らしも1年で終わってしまう。今までで最も良い世界だからこそ、次の世界にループすることを恐れている。
そんな時、肇は重大な出来事に遭遇する。
ヤクザに医官はおりません
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
彼は私の知らない組織の人間でした
会社の飲み会の隣の席のグループが怪しい。
シャバだの、残弾なしだの、会話が物騒すぎる。刈り上げ、角刈り、丸刈り、眉毛シャキーン。
無駄にムキムキした体に、堅い言葉遣い。
反社会組織の集まりか!
ヤ◯ザに見初められたら逃げられない?
勘違いから始まる異文化交流のお話です。
※もちろんフィクションです。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる