天邪鬼と真正直

邪悪

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2話・彼氏彼女?

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なんとか4時間目の数学が終わった。
次は昼飯だ

海人「よっこらせっと」

空「どこに行く!」

海人「パンだよ、馬鹿」

空「私も行くから、まってちょ」

海人「...早くしろよ?」

あれ、なんで俺待ってるんだろ
お腹空きすぎてやばいんだけど

空「さ、行くでござるよ」

なんだその口調

俺はメロンパン、アンパンを買った

あいつは...おにぎり6個かよ...
めっちゃ食うじゃねぇか
あれであの体型か...怖ぇな

購買でパンを買い、教室に行って食べる。
いつもと変わらない日常
変わるのはあいつが机をくっつけて目の前にいるのかいないのかだけだな

空「ふぅ、ごちそーさん」

は?まじかよ、早っ!
俺はメロンパン食ったばっかだぞ

空「...」じー

楽しそうにこちらをガン見してくる
海人「な、なぁ」

空「なんですか!」

海人「食いずらいんだけど」

空「へぇー(棒)いいじゃん美少女にガン見されてもー(棒)」

まぁ、別にブスではないな
んー訂正しよう...認めたくはないが...


学年トップだろ...

もちろんこれを本人に言ったら調子に乗るから言うわけがない。

海人「まぁ、ブスではないな」

空「ん?」

は?どしたんだよ

空「海人が私を肯定したのって初めてかも」

...確かに

空「なんか嬉しいな...」ボソッ

なんかあいつ言ったけど聞こえねぇ

空「あっ、てことは...」

空「私のことすきってこと?」

海人「は?」

何でそうなるんだよ馬鹿か

空「だって認めてくれたじゃん!」ニコニコ

殴りてぇこの笑顔

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼休みも終わり、あっという間に放課後
普通に帰れたらいいんだが

ザーザー

雨降ってますねこれ
自転車で登校してる身としては絶望でしかない

傘もないしなぁ...仕方ない、親を呼ぶか...

ん?あいつだ
周りキョロキョロしてるなぁ 
こっちを見て走ってきた

あぁ絶望だ...

空「まさか、傘忘れた側の人間ですかい?」ニヤニヤ

図星だよ
くっそ腹立つ  

海人「あ、あぁそうだ」

空「あ、じゃあさ一緒に帰る?帰り道同じだし」
提案をしてきた
ここはどうする?俺

濡れないですぐ家に帰るorプライドを守り親を呼ぶか

家に帰ってやりたいゲームがあるんだ
すぐ帰りたい...でも、相合傘か...

いや、大丈夫だ!自分は損得で決める主義なんだ!
大丈夫大丈夫!うん!大丈夫!

空「どしたのさ、ボーとして」

海人「あ、いや、いいぞ?二人で帰っても...」 

ついに言ってしまった...

空「お、そうかいそうかい」

海人「か、勘違いすんなよっ!損得に基づいて行動してるだけだからな!」

って焦って俺は何を言ってるんだ...



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