天邪鬼と真正直

邪悪

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7話・不思議な感情

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空「ジュースありがとね!」

海人「(そんなに嬉しいのか...)おーん」

海人「さ、教えてもらおうか」

空「わかったよ......はぁーふぅー」

深呼吸を始める空

空「男子」

海人「ふざけるな、デコピンかますぞこら」

全くこいつの遅延はいつも腹立つ

空「ふひひ、わかった分かったよー」




空「家の帰り道が同じで」

んなっ!?

期待してしまう...だめだ...だめだ...っ!
てか元々俺はこいつの事嫌いなんだよ
うるせーし

でもなんで気にしてるんだよ...
嫌いなら話さなければいい
なのになんでだろうな、よくわからない気持ちだ。

もしかしたら全力で空を避けようとしてたけど
本当に避けようとしてたのは自分の気持ちだったのかもしれない





海人「いつから好きになったんだ?」


空「小さい時からずーっとだよ」

空「多分その人は覚えてないんじゃないかな、昔のことなんて」

空「でも、私は振り向いてくれるまで頑張るんだ」

やっぱり...勘違いか...
なんだろこの絶望感は...




もしかして、俺は...あいつの事...

海人「な、なんでそんなに頑張れるんだ?」

空「そ、そりゃもちろん」

空「大好きだからに決まってるよ...」


空「どうしたの?暗い顔して」

海人「いや、別に...なんでもないぞ」

空「暗い顔しないでよ...」

空「なんかあったんなら教えて?力になれるかは分からないけどさ」

なんでこんなに優しいんだよ

今まで俺がどんな態度でお前に接してきたか覚えてないのかよ、、

はぁ...。

もう俺は...砕けてもいい...
関係が終わってもいい、ただ...
伝えておきたい。


海人「空!」

空は驚く

空「っ!なに?」

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