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第三章
40、「わぁ!!」と「うわぁ……」
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離宮に戻って三日目。
俺の……その……秘部をほぐし始めて二日が経った。
気持ち良さは感じるけれど、たった二日では突き抜けるような快感を得られるのは難しい。でも開発されつつある俺の窄まりは、情事を思い出すとむずむずし始めるのだった。
(恥ずかしいけど、自分でもしてみた方がいいのかな……)
こんな時に俺って奴は……雑念を振り払うべく一人稽古を始めると遠くで声がした。
「フィル~精が出るな」
その声の主が誰なのかすぐに理解して頬が綻ぶ。模擬剣を振るう手を止めて駆け出した。しかも訪問者は一人ではない。
「ランデル! それにジェイソンも! アカデミーでの自主練は? わざわざ会いに来てくれたのか!?」
ガチガチに緊張したジェイソンと、相変わらず寝ぼけ顔をした友人のお出ましに一気にテンションが上がる。
「離宮の前、凄い警備ですね」
「フィルが王子だって改めて実感した」
「うん……セガール兄上が。二人共よく中に入れたな」
「それがさ、今朝大魔法師が屋敷に来て、フィルが離宮にいるって教えてくれたんだ。王太子殿下の許可もあって離宮に入れた」
ランデルはへらっと笑ってVサインを横に揺らす。オーティスがランデルに声をかけてくれたとか……ちょっと意外だ。
「ちなみに、めちゃくちゃ嫌そうな顔してたよ。あの人って分かりやすいよな、ははっ」
(やっぱりそうだったか)
オーティスはランデルのことを妙にライバル視していて、普段の無愛想な彼からは想像がつかないほど感情を露わにする。
俺は放置プレイが長かった分、やきもちを焼いてくれるオーティスが可愛いくて仕方ないんだけどね。やっぱり気持ちを素直に表現してくれるのって嬉しいじゃん。
「ランデル、ジェイソン。お茶がいい? それとも手合わせする?」
「答えはもちろん……」
ランデルが俺とジェイソンを交互に見る。ニッと笑った俺たちは「手合わせ!」と声を合わせた。
◇◇◇
その後、時間も忘れて打ち合いをした俺たち三人は息を乱して仰向けに倒れた。
「面白れぇ」
「同じく~」
「そうですね」
友人と過ごす時間はあっという間だった。ジェイソンは一足先に帰路につき、ランデルとはもう少し手合わせを続けた。
薄明が終わる頃、肌寒い風が吹いて温まった体もすっかり冷えてしまった。
今夜はセガール兄上が視察を終えて王宮に戻ってくる。瞬間移動で東部に移動したオーティスは今ごろ兄上と合流しただろうか。
芝生に寝転んで夜空を見ていた俺は、ダルくなった体を起こした。
「今夜、泊まってくか?」
「ひぇ?」
ランデルの声が裏返るなんて珍しい。
「ひぇって……そんなに驚かなくてもいいじゃん」
くくくっと忍び笑う俺をランデルの赤い瞳がじっと捉える。
「別に驚いてないよ、思い出しただけ」
「何を」
「え~? 夜這いされたこと」
「――ゴホッゴホッ!!」
あぁ、そうだった。ウォルマン邸にお泊まりした時、寝ぼけてやらかしたんだった。咽せ返ってドンドンと胸を叩く。ランデルは時々見せるあの甘い笑みをたたえて離宮の扉を指差した。
「怖い顔した丸っこいのが三ついるけど、俺を泊めていいの?」
離宮の正面扉からひょこっと覗く三段の白い塊。
(雪だるま!?)
違う……雪だるまのように縦に積み重なったポル、ポム、ポニだ。こっちを見ている……というよりもすっごい睨んでる。
ポニは何か呟いているしポムは歯軋り? ポルはイキって顎しゃくてるし!
「お前たち! ランデルは俺の親友だぞ。失礼な態度は許さないから」
さすが誰かさんの使い魔だ。ご主人の代わりにきっちり仕事している。
「あの子たちは?」
「オーティスの使い魔。使用人見習いのポル、ポム、ポニだよ」
「どうりで。俺に敵意剥き出しなはずだ」
ニタ~っと口角を上げたランデルは「今夜、お泊まりさせてもらおうかな~」とわざと挑発するような口振りをしてみせる。対するぽよぽよズは「シャー」と威嚇してまるで縄張りを守る野良猫だ。
「みんないい加減に――」
あれほど威勢の良かったぽよぽよズが急にきょとんとした。彼らの視線は俺とランデルではなく、その後ろを見ている……。
「――婚約者の私を避けるなんて、まったく酷いお方だ。我慢できずにお迎えに来ちゃいました、フィル王~子♡」
寒さとはまた別のものでぶるっと震える。招かれざる客は一見気弱そうに見える恰幅の良い大男で、スキップするたびにたぷんたぷんとお腹の肉が揺れている。つぶらな瞳が俺を見つめてキラキラ輝いた。
突然の異常事態にランデルとぽよぽよズが素早く前に移動。俺は守ってくれる頼もしい仲間に「大丈夫」と声をかけてチャス・レイモンと対峙した。
確か魔力は無かったはず。見たところ帯剣もしていない。離宮は厳重に警備されていたし、こいつが要注意人物で決して中に入れないよう通達もされていた。しかしどういうわけか侵入者を知らせる者が誰も来ていない。
(腕利きの刺客でも雇ったのか?)
「レイモン伯爵。離宮の入口は騎士団が警備していたはず。どうやってここまで辿り着いた? それから俺になんの用だ」
息一つ乱れぬその男は「やっぱり素敵っ」と体をくねらせて吐息を漏らす。対する俺たちはその姿にげんなりして「うわぁ」と息を吐く。
「どうやって……ごめんなさい。それは秘密なんです。それから二つ目の質問の答えはもちろん貴方に会うため。フィル様、今から婚前旅行に行きましょっ」
(は? 婚前旅行?)
「うふふっ」と恋する少女のような咲き誇る笑顔。完全に暴走している。やっぱりそうだ、こいつは頭がイカれてる!!
俺の……その……秘部をほぐし始めて二日が経った。
気持ち良さは感じるけれど、たった二日では突き抜けるような快感を得られるのは難しい。でも開発されつつある俺の窄まりは、情事を思い出すとむずむずし始めるのだった。
(恥ずかしいけど、自分でもしてみた方がいいのかな……)
こんな時に俺って奴は……雑念を振り払うべく一人稽古を始めると遠くで声がした。
「フィル~精が出るな」
その声の主が誰なのかすぐに理解して頬が綻ぶ。模擬剣を振るう手を止めて駆け出した。しかも訪問者は一人ではない。
「ランデル! それにジェイソンも! アカデミーでの自主練は? わざわざ会いに来てくれたのか!?」
ガチガチに緊張したジェイソンと、相変わらず寝ぼけ顔をした友人のお出ましに一気にテンションが上がる。
「離宮の前、凄い警備ですね」
「フィルが王子だって改めて実感した」
「うん……セガール兄上が。二人共よく中に入れたな」
「それがさ、今朝大魔法師が屋敷に来て、フィルが離宮にいるって教えてくれたんだ。王太子殿下の許可もあって離宮に入れた」
ランデルはへらっと笑ってVサインを横に揺らす。オーティスがランデルに声をかけてくれたとか……ちょっと意外だ。
「ちなみに、めちゃくちゃ嫌そうな顔してたよ。あの人って分かりやすいよな、ははっ」
(やっぱりそうだったか)
オーティスはランデルのことを妙にライバル視していて、普段の無愛想な彼からは想像がつかないほど感情を露わにする。
俺は放置プレイが長かった分、やきもちを焼いてくれるオーティスが可愛いくて仕方ないんだけどね。やっぱり気持ちを素直に表現してくれるのって嬉しいじゃん。
「ランデル、ジェイソン。お茶がいい? それとも手合わせする?」
「答えはもちろん……」
ランデルが俺とジェイソンを交互に見る。ニッと笑った俺たちは「手合わせ!」と声を合わせた。
◇◇◇
その後、時間も忘れて打ち合いをした俺たち三人は息を乱して仰向けに倒れた。
「面白れぇ」
「同じく~」
「そうですね」
友人と過ごす時間はあっという間だった。ジェイソンは一足先に帰路につき、ランデルとはもう少し手合わせを続けた。
薄明が終わる頃、肌寒い風が吹いて温まった体もすっかり冷えてしまった。
今夜はセガール兄上が視察を終えて王宮に戻ってくる。瞬間移動で東部に移動したオーティスは今ごろ兄上と合流しただろうか。
芝生に寝転んで夜空を見ていた俺は、ダルくなった体を起こした。
「今夜、泊まってくか?」
「ひぇ?」
ランデルの声が裏返るなんて珍しい。
「ひぇって……そんなに驚かなくてもいいじゃん」
くくくっと忍び笑う俺をランデルの赤い瞳がじっと捉える。
「別に驚いてないよ、思い出しただけ」
「何を」
「え~? 夜這いされたこと」
「――ゴホッゴホッ!!」
あぁ、そうだった。ウォルマン邸にお泊まりした時、寝ぼけてやらかしたんだった。咽せ返ってドンドンと胸を叩く。ランデルは時々見せるあの甘い笑みをたたえて離宮の扉を指差した。
「怖い顔した丸っこいのが三ついるけど、俺を泊めていいの?」
離宮の正面扉からひょこっと覗く三段の白い塊。
(雪だるま!?)
違う……雪だるまのように縦に積み重なったポル、ポム、ポニだ。こっちを見ている……というよりもすっごい睨んでる。
ポニは何か呟いているしポムは歯軋り? ポルはイキって顎しゃくてるし!
「お前たち! ランデルは俺の親友だぞ。失礼な態度は許さないから」
さすが誰かさんの使い魔だ。ご主人の代わりにきっちり仕事している。
「あの子たちは?」
「オーティスの使い魔。使用人見習いのポル、ポム、ポニだよ」
「どうりで。俺に敵意剥き出しなはずだ」
ニタ~っと口角を上げたランデルは「今夜、お泊まりさせてもらおうかな~」とわざと挑発するような口振りをしてみせる。対するぽよぽよズは「シャー」と威嚇してまるで縄張りを守る野良猫だ。
「みんないい加減に――」
あれほど威勢の良かったぽよぽよズが急にきょとんとした。彼らの視線は俺とランデルではなく、その後ろを見ている……。
「――婚約者の私を避けるなんて、まったく酷いお方だ。我慢できずにお迎えに来ちゃいました、フィル王~子♡」
寒さとはまた別のものでぶるっと震える。招かれざる客は一見気弱そうに見える恰幅の良い大男で、スキップするたびにたぷんたぷんとお腹の肉が揺れている。つぶらな瞳が俺を見つめてキラキラ輝いた。
突然の異常事態にランデルとぽよぽよズが素早く前に移動。俺は守ってくれる頼もしい仲間に「大丈夫」と声をかけてチャス・レイモンと対峙した。
確か魔力は無かったはず。見たところ帯剣もしていない。離宮は厳重に警備されていたし、こいつが要注意人物で決して中に入れないよう通達もされていた。しかしどういうわけか侵入者を知らせる者が誰も来ていない。
(腕利きの刺客でも雇ったのか?)
「レイモン伯爵。離宮の入口は騎士団が警備していたはず。どうやってここまで辿り着いた? それから俺になんの用だ」
息一つ乱れぬその男は「やっぱり素敵っ」と体をくねらせて吐息を漏らす。対する俺たちはその姿にげんなりして「うわぁ」と息を吐く。
「どうやって……ごめんなさい。それは秘密なんです。それから二つ目の質問の答えはもちろん貴方に会うため。フィル様、今から婚前旅行に行きましょっ」
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