冷たい雨の下

ソウsan

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心身と(しんしんと)

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「今日も雨、いつも空から冷たい雨」
僕は今日もそんな冷たい雨に打たれている。いつからだろう?時々考える。
生まれた時は、少し鉄臭かったけど直ぐに消えた。そこから明るいスポットライトを浴びて暖かいところに行って、色々な人から色々なモノをもらってとても幸せだった。
…でも今は違う。

気が付いたらいつも真っ暗でジメジメしていて、時々光を浴びたけど直ぐにまた真っ暗でジメジメした所へ、そして今…
僕は今日も冷たい雨に打たれている。

昔のことを思い出すたびに僕からも、何処からか冷たい雨が出てくる。
悲しくて、寂しくて、切なくて、辛くて、とても苦しい。
いつまで僕はここにいるんだろう?いつまで僕はここで打たれるんだろう?
そんな事を毎日何年も思いながら過ごす。

そんなある日光がさした。この雨もやっと終わる。僕の心は幸福に満ちていた。
そんな気持ちはものの数分で打ち砕かれた。
僕はガラクタのように捨てられた。

雨は今まで以上に冷たく感じた。
僕はいったい何なんだ?僕がいったい何をした?僕は、僕は、ただ幸せを、ただ幸せをほんの少しの幸せをみんなと一緒に共有したいと思っただけなのに。どうして、どうして、どうして…
いくら考えても答えなんで出ない。叫びたくても声なんてでない。

そして、僕はち果てるだけ。

僕はどうして生まれてきたんだろう。解らない。悶々もんもん考えていたそんなとき、声が聞こえた。

謎の声「復讐したいか?お前をこんな目にしたやつらに!」
僕「復讐?誰に?」
謎の声「復讐したいならくれてやる。その力を」
僕「復讐?僕をこんな冷たい雨空間に閉じ込めたあいつらに!」
謎の声「復讐したいか?……」

声はそのあとはずっと同じ言葉を繰り返していた。
そして僕はその声に応えた。

僕「欲しい。復讐する力が欲しい。幸せなキラキラな思い出がいっぱい、沢山持っている奴らから奪って奪って奪いまくって、全て僕の物にして幸せになってみせる。」
謎の声「ならばくれてやる。お前の苦しみ、お前の怒りの全てをぶつけてやれ!」

僕の目の前に今までなかった黒い扉が現れた。

謎の声「さぁ、扉を開け出てくるのだ。そして、お前の思いぶつけてやれ!」

僕は声の言われるがままに何も躊躇せず扉を開けた。開けた瞬間何かから解き放たれたような感じがした。全てに解放されたような不思議な感覚だった。
そして、僕は僕をこんな目に合わせた奴らに復讐するためにこの世界に飛び立った。


謎の声「また一つこの国に復讐する魂が解き放たれた。」
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感想 2

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みんなの感想(2件)

ねる
2019.06.02 ねる

読ませて頂きました。
意味深な最後だなと思いました。

解除
堅他不願@お江戸あやかし賞受賞

 こうやって集められた魂が無数にあるかと思うとゾッとします。

解除

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