悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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箱庭を壊す日

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クズはあの後も追い込んだらついに言った

クズ「はぁ、仕方ないじゃないか。こんなゴミ、王太子様に婚約破棄されたら使い道がないじゃないか」

周りの音が消えた

誰もが初めて聞くクズの本音

王様もこっちを見て固まっていた

信じられない顔をしている

王様「それは、、、、本当なのか?」

クズ「当たり前だろ、こんないらない娘、、、、、邪魔に決まってるじゃないか」

クズは当たり前の顔で言っている

だからこそ、周りは凍っている

喋られる雰囲気ではない

パチパチ

わたくしは満面の笑みで手を叩く

誰にもわからなかった私の心を出そう

箱庭を壊すため

自由のために

エデ「さすがです。お父様、、、、惚れ惚れするクズさですね」

今まで見せなかった感情のない顔をしてクズを見つめる

もう2度と目を背けない

もう2度とあの子(私)を見捨てない

クズ「さすが私の娘だ。ゴミだが、多少のことはわかるようだな」

そう言いクズはお腹に深い打撃をわたくしに与えた

痛い、、、、痛い

心が冷えていくのがわかる

小さい頃はもしかしたら愛してくれるかもしれないと思っていたが、そんなことはもう考えない

最後の糸が切れた

わたくしの翼を地とつなぐ糸が

レド「レデリーナ!大丈夫か!?」

レドニクス様、、、

あなたは本当に優しい

だから、わたくしまでも捕まえてしまう

優しい優しいわたくしの王子様

レデ「もちろんですわ。レドニクス様」

そういうとレドニクス様は顔を歪めた

レド「俺のせいか?、、、お前のことを何も考えず婚約を破棄した、、、俺のせいなのか?」

泣かないで

レドニクス様

貴方のせいではございません

ただ、あいつがクズで

わたくしがダメな子だからですわ

不安にさせてるんですね

早く終わらせないと、、、早く

レデ「お父様、今まで私を虐待した罪、、、、逃れられませんよ?」

わたくしは血が垂れた口で言う

クズの周りにはたくさんの兵士がいた

クズ「そうだな、、、、だが最後にお前を殺してからだな」

クズの剣がわたくしを貫いた

あんなに遠かったのに、、、なぜ?

そんな思考が頭から消えた

体の温度が下がっていく

寒い、、、この感覚は何?

初めて受けたこの痛み、、、

何も感じないからか痛みもない

でも、死にたくない

まだ、レドニクス様に好きっていてないのに

レド「レデリーナ!大丈夫か!?」

もうあまり見えない目でみたレドニクス様は泣いてるように見えた

レデ「レド、、、ニ、、クス、、さ、ま、、、」

レド「なんだ!」

レデ「愛、、、、し、、て、、、ます」

レド「お前の気持ちはわかったから、、、、、死ぬなよ。レデリーナ」

レドニクス様は優しいですね

エクス「レデリーナ!死ぬなんて許さないわよ!」

エクス、、、少しの間だけど親友になれてよかった

レデ「エク、、、、ス、、わた、、、し、、と、しん、、ゆ、、、う、、、になっ、、て、、、く、、れて、、、あり、、が、、と」

もう口が動かない

まだ生きたい

レドニクス様をエクスと取り合って

エクスと遊んで、もしエクスが選ばれたら2人の国を支えたかった

もっと、、、、2人といたかった、、、

もう、ねむいなぁ

おやすみ

エクレド「レデリーナ!」
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