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ここは?
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ここはどこ?
とても寒いわ
でも、懐かしい
知らない天井のはずなのに、まるでここに住んでいたみたいな
そんな気分にさせられる
見渡すとたくさんの本があり、見たことのないものがあった
いや、私は知っている
この部屋
この世界を
今まで頭にかかっていた靄が晴れていく
乙女ゲーム以外の記憶
天城 舞 (てんじょうまい)
として生きた場所
もしかして!
私は部屋を出て、階段を降りた
??「まい!もう少し静かに降りなさい!」
はぁ、はぁ
そんな疲れを感じないほどの驚き
、、、お母さん
また、会えた
あの日からもう2度と会えないと諦めてたのに
よかった、本当に
少し涙目になってしまったのを誤魔化すように私は朝食を口に詰め込んだ
そっか、学校あるんだった
バックを取り、家を出る
歩きながら私は考えた
もしかしたらあれはただの夢なんじゃないかと
実際に考えてみるとたしかにありえない
そうだ、そうに決まってる
エクスだって、、、、
悪役令嬢だったはずの私とあんなに仲良くしてくれるわけない
レドニクス様ももっと私のことが嫌いなはずだし、婚約破棄はあのときするはずだったもの
そんなことを考えてるとだれかにぶつかった
まい「す、すみません!」
大丈夫かな?
??「こっちもすいま、、、ってまいかよ」
え?
私は顔を上げた
そこには幼馴染の 海道 怜 (かいどうれい) がいた
まい「なんだれいか、誤って損した!」
私は少しニヤリと笑いながられいに言った
れい「ひっでー、それはないだろ」
ふふ、本気にしないでよ
まい「冗談よ冗談」
こんな当たり前の会話が久しぶりに感じた
あの夢のせいなのね
そのまま学校へ2人で向かった
いつもと同じ景色
いつもと同じ生活
いつもと変わんないように時間が過ぎてる、、、、
そのはずなのに、少し違和感を覚える
だが、そんなことを考えないようにしながら家へ帰るため下駄箱へ向かった
開けると一枚の手紙
『屋上に来てください』
小さな文字でそう書いてあった
これってラブレター?
人生初の出来事に私は少し浮かれながら屋上へ行く
屋上のドアを開けると、、、、
れいがいた
まい「なーんだ、いたずらか」
残念だなぁ
少しムッとした顔になった
れい「いたずらって何だよ?」
れいが意味わかんないという顔をして尋ねてきた
まい「ラブレターかと思ったけど、れいならないでしょ」
私は意地悪なれいに説明をしてあげた
れいは少し俯いて夕日に照らされ赤くなった顔でみつめてきた
れい「ラブレター、、、、て言ったらどうする?」
、、、、?
意味がわからない?
れいどうしたの?
私が首をかしげてるとれいは少し苛立ちながら言った
れい「お前が好きだよ!付き合ってくれ!」
うそ、、、でしょ?
信じられない気持ちはれいの表情から消えた
心に浮かんだ最初のものは レドニクス様 だった
どうして、ただのゲームのはずなのにこんなに恋しちゃったんだろう?
まい「ごめん、、、なさい」
そう言うとれいは少し落ち込んだ後笑って
れい「今回は諦めるけど、まだ諦めないからな!俺も」
今回は?
よくわからなかったが急に体が揺れた
なに!?
こわい!
まい「どうなってんの!?」
れい「諦めないからな、レデニーナ」
その言葉を聞くと意識を失ってしまった
とても寒いわ
でも、懐かしい
知らない天井のはずなのに、まるでここに住んでいたみたいな
そんな気分にさせられる
見渡すとたくさんの本があり、見たことのないものがあった
いや、私は知っている
この部屋
この世界を
今まで頭にかかっていた靄が晴れていく
乙女ゲーム以外の記憶
天城 舞 (てんじょうまい)
として生きた場所
もしかして!
私は部屋を出て、階段を降りた
??「まい!もう少し静かに降りなさい!」
はぁ、はぁ
そんな疲れを感じないほどの驚き
、、、お母さん
また、会えた
あの日からもう2度と会えないと諦めてたのに
よかった、本当に
少し涙目になってしまったのを誤魔化すように私は朝食を口に詰め込んだ
そっか、学校あるんだった
バックを取り、家を出る
歩きながら私は考えた
もしかしたらあれはただの夢なんじゃないかと
実際に考えてみるとたしかにありえない
そうだ、そうに決まってる
エクスだって、、、、
悪役令嬢だったはずの私とあんなに仲良くしてくれるわけない
レドニクス様ももっと私のことが嫌いなはずだし、婚約破棄はあのときするはずだったもの
そんなことを考えてるとだれかにぶつかった
まい「す、すみません!」
大丈夫かな?
??「こっちもすいま、、、ってまいかよ」
え?
私は顔を上げた
そこには幼馴染の 海道 怜 (かいどうれい) がいた
まい「なんだれいか、誤って損した!」
私は少しニヤリと笑いながられいに言った
れい「ひっでー、それはないだろ」
ふふ、本気にしないでよ
まい「冗談よ冗談」
こんな当たり前の会話が久しぶりに感じた
あの夢のせいなのね
そのまま学校へ2人で向かった
いつもと同じ景色
いつもと同じ生活
いつもと変わんないように時間が過ぎてる、、、、
そのはずなのに、少し違和感を覚える
だが、そんなことを考えないようにしながら家へ帰るため下駄箱へ向かった
開けると一枚の手紙
『屋上に来てください』
小さな文字でそう書いてあった
これってラブレター?
人生初の出来事に私は少し浮かれながら屋上へ行く
屋上のドアを開けると、、、、
れいがいた
まい「なーんだ、いたずらか」
残念だなぁ
少しムッとした顔になった
れい「いたずらって何だよ?」
れいが意味わかんないという顔をして尋ねてきた
まい「ラブレターかと思ったけど、れいならないでしょ」
私は意地悪なれいに説明をしてあげた
れいは少し俯いて夕日に照らされ赤くなった顔でみつめてきた
れい「ラブレター、、、、て言ったらどうする?」
、、、、?
意味がわからない?
れいどうしたの?
私が首をかしげてるとれいは少し苛立ちながら言った
れい「お前が好きだよ!付き合ってくれ!」
うそ、、、でしょ?
信じられない気持ちはれいの表情から消えた
心に浮かんだ最初のものは レドニクス様 だった
どうして、ただのゲームのはずなのにこんなに恋しちゃったんだろう?
まい「ごめん、、、なさい」
そう言うとれいは少し落ち込んだ後笑って
れい「今回は諦めるけど、まだ諦めないからな!俺も」
今回は?
よくわからなかったが急に体が揺れた
なに!?
こわい!
まい「どうなってんの!?」
れい「諦めないからな、レデニーナ」
その言葉を聞くと意識を失ってしまった
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