悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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事実

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あれから半年がたった

レドニクス様が王になり、エクスが王妃になった

そして、我が領でやっていた農業が成功した

このことを2人に報告すれば、、、

国での食料問題は解決する!

そう思った途端

わたくしに安堵が訪れた

これで、国はもっと安定する

今年はリマネリア王国との輸入がうまくいかない時もありましたが、作物を作っていたおかげで餓死する人がいなくてよかった

早くこのことを報告しなくてわ

そう思いわたくしは急いで執事にお願いして馬車を呼び、王宮へ走らせた

このあと、幸せでいっぱいだったわたくしの心は絶望に染まることなど知らなかった











王宮の執務室前

わたくしは堂々とドアをノッキングした

??「誰だい?すまないが今取り込んでいるんだ」

一瞬帰ろうかと思ったがどうしても伝えたかった

レデ「レデリーナです。レドニクス様」

??「っ!?、、入ってくれ」

なぜかわからない彼らの緊張を受けながらわたくしはドアを開けた

そこにいたレドニクス様はいつもと変わらない顔をしていた

レド「、、、それで今日は何の用だい?」

レデ「我が領でやっていた農業が成功いたしました!」

珍しく声を大きく言ってしまい恥ずかしくなってしまった

わたくしの言葉を聞いた瞬間レドニクス様は勢いよく立ち上がった

レド「それは本当か!!」

その勢いから少し弱気になってしまうぐらい

レデ「え、ええ」

肩の荷が下りたようにレドニクス様はゆっくりと座った

レド「本当によかった。これで国は大丈夫だ」

レドニクス様は心底安心したような顔で言った

国が大丈夫

確かにそうなのだが、何か頭に引っかかった

レデ「、、、何かあったんですか?」

レドニクス様は言いにくそうな顔をした

それでも口を開いて

レド「リマネリア王国にステロント帝国が戦争を仕掛けたんだ」

、、、え?

わたくしは理解ができなかった

戦争が引き起こる?

だってあの国にはたくさんの人がいます

ルーカスだって

!?!?

そうだ、戦争ってことは死ぬかもしれないんです

街の人も、ルーカスも

いやだ、死んでほしくなんてない!!

レデ「え、援軍を出しましょう。大事な輸入国なんですから、、、」

レド「すまないがそれはできない」

レドニクス様?

どうして?

いつものあなたならきっと、、、

レド「レデリーナのおかげで食料問題は解決した。国として助ける理由は無くなったんだ」

そうだった

レドニクス様は国王

もう、自分だけではなく国のことを考える立場になったんだ

わたくしも腹をくくらなくてはならない

レデ「、、、申し訳ありません」

レド「!、レデリーナ!!」

わたくしは執務室から飛び出していた

そして馬車に乗って急いで家に帰った

わたくしは弱い

このタイミングで気付きたくなんてなかった

ルーカスを好きだなんて

食料問題を解決しなければよかったと考えている自分が嫌いだ







ーーーーーーーーーー
ついに始まってしまった、、、
この後どうなるのか!?
次回もお楽しみに!
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