悪役令嬢にも心がある

生きた意味

そうだ、国のために動かなくてはいけない

わたくしの愛しい国のために

だから、止まりなさいよ！

自身の目から出続ける涙が鬱陶しくて仕方なかった

その日は恐怖と後悔で眠れなかった











初めてみたこの世界の日の出はとても純粋な光で、まるで彼のようだった

小さな発見も彼に繋げてしまう

もし彼が死んだらわたくしはどうなるの？

？？「お嬢様失礼しまっ！？どうなされたんですか！！」

レデ「っ！？、、、シェナ？」

わたくしは彼女に声をかけられるまで枕を殴っていたことに気がついていなかった

自分の手が赤くなっていても何も感じなかった

シェナ「お嬢様、、、目が腫れていますよ？美味しいご飯がありますから、、、」

そう言い彼女は寄ってきた

わたくしは無理して笑った顔を彼女に向けた

レデ「ええ、行くわ」

無理に動かした体はまるで金縛りにあった後のように麻痺していた

彼女はわたくしの服を着替えさせた後、冷たいタオルをくれた

レデ「、、、ありがとう。本当に」

彼女は目を見開いたがすぐに元の笑顔に戻った

屋敷で働いてくれている彼らを見ると少し元気になった

生きている気がするから

食堂についてすぐにシェナはベルを鳴らした

レデ「今は必要ないわよ？」

シェナ「いいえ、必要です」

ベルによって屋敷で働いている者が続々と集まってきた

わたくしは少し焦ったがすぐに落ち着こうとした

不安定な精神の中で起こる事態に何時もでは起こらないパニックが起きていた

シェナは最上の礼をしてきた

そして、後ろからついてきた人達も

シェナが

シェナ「お嬢様は覚えてはいないかもしれませんが、元当主に私がイジメられた時お嬢様は傷つけられるとわかっていながら私を守ってくださいました。お嬢様がいたから、今私はここで働くことができています。」

とわたくしを見つめながら言った

そんなこともあったわね、、、

次に、庭師として長く働いてくれているトムが

トム「俺が世話した植物を見る人はこの屋敷にはいませんでした。でも、お嬢様だけは庭を見て感想を言ってくれたりリクエストをしたりしてくれました。お嬢様は俺に生きがいをくれました」

と言った

執事として働いてくれているセロも

セロ「お嬢様はこの領を、いえ。この国を見てくれます。お嬢様の下で働くことに誇りを持てました。初めて心から私は人に仕えたいと思えるようになりました。」

その後も続々と言うみんなに圧倒されてしまった

そして最後に

シェナ「私たちはお嬢様に絶対の忠誠を誓います」

そう言い全員が最上の礼をした

その瞬間、何かが切れた気がした

わたくしのしたことは無駄ではなかった

そう言われた気がした

溢れ出る涙を流しながら

レデ「こんな主人でも付いてきてくれるかしら？」

そう問うと

みんな「「「はい、お嬢様！」」」

そう答えてくれた

そうだ、後悔しないために

わたくしは







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毎日投稿って大変なんですね、、、
違う小説がおろそかになってしまう(T ^ T)
次回もお楽しみに！