悪役令嬢にも心がある

迷い人

馬車を走らせた

一刻も早く彼の元へ行くために

早く会いたい

彼に合わなくちゃ！！

そんな焦りを持っている時

急に馬車が止まった

従者のみんなは何やら騒いでた

何かしら？

まさか、追って？

いや、絶対に戻らないわ

彼に会うまでは絶対に、、、、

戻る訳にはいかないの

自然と涙が出てきた

最近もろくなった自分の涙腺に嫌気が差した

そんなことを思っていると、馬車のドアをノックされた

？？「すみませんお嬢様、シェナです」

何のよう？

なにか良くないことが起こったのかしら？

レデ「入りなさい」

わたくしがそう言い、シェナは入ってきた

彼女はとても深刻そうな顔をしていた

やっぱり追手が来てっ！？

そう思った瞬間鳥肌が止まらなくなった

レデ「何か、、、あった、の？」

唇が自然と揺れ

全身から恐怖心が出ていた

シェナ「っ！？、、じ、実は何者かが道で倒れておりました」

道で倒れていた？

それは

レデ「すぐに保護はした？」

シェナ「い、いえまだ」

どうして？

レデ「今すぐ保護をして、手当てをしてあげて」

シェナ「ですが、追手の可能性も、、」

ああ、だから保護をするか迷っていたんだ

わたくしのために

でも、

レデ「そうかも知れないわね。でも、助けられる人は全て助けたいの」

シェナ「お見苦しいとこをお見せしました！今すぐ助けてきます！！」

そう言いシェナは急ぎ足で馬車から降りた

しばらく彼女の手当てのために馬車が止まっていた

本当は一人で走りだして彼の元へ行きたいくらいだけどきっとできない

それにあなたもきっとこの行動をほめてくれるでしょう？

彼にもらった淡いオレンジ色のブローチは彼の髪色そっくりで見ているだけで温かい気持ちが溢れてくるようだった

彼から誕生日プレゼントだと渡された時は驚いた

一度しか言っていないのによく覚えてくれていたと

それに最近は忙しく自分でさえ忘れていたのに

彼に勧められつけた時に

いつもはいじったりするのを純粋にほめてくれて嬉しかったのを機能のように思い出す

そんなことを考えていると胸に空虚感がでてくる

本当に楽しかった

そんな時だった

馬車のドアがノックされた

レデ「誰？」

？？「先ほど、あなた達に助けられたものです」

ああ、こんな綺麗な声の子が倒れていたのね

レデ「はいってきて、、それから名前教えてもらってもいいかしら？」

？？「助けていただきありがとうございます。私は　アリナ　と申します」

わたくしは知らなかった

この子がリマネリア王国と戦争をする国の聖女だということを




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ギリギリになってごめんなさい！
最近忙しくなってきまして、、
それでも許してください！
次回もお楽しみに！