悪役令嬢にも心がある

彼女は

アリナ、、

とても綺麗な名前ね

レデ「とても綺麗な名前ね」

アリナ「え？」

気づいたら自分の本音が漏れていた

わたくしは恥ずかしくて少し慌ててしまった

レデ「ご、ごめんなさいね。つい、、」

アリナさんの方を見るとボーッとしていた

わたくしは何か変なことを言ったのかと焦ってしまい

何か話しかけなければいけない！

レデ「何か変なこと言ってしまいましたか？」

さっきまで下を向いていたからか急にわたくしが顔をあげたことに驚いてしまった

ま、またやってしまいましたわ

アリナ「、、、レデリーナ様って素敵です」

彼女は顔を俯けながら言った

何がですか？

わたくしは言われた意味がわからなくて頭を傾げてしまった

アリナ「私の国の貴族様は私達などに目を向けてはくれないのです。」

そう言い彼女は顔を上げた

その時私は息を呑んだ

なぜなら、彼女は泣いていたからだ

静かに、存在を気づかせないように

彼女自身も気づいていないようだった

わたくしはハンカチを彼女に向けて言う

レデ「わたくしは当然のことをしただけです。それに、わたくしの周りにはもっと素敵な人がたくさんいるんですよ？」

そう微笑みかけた

彼女はなにかが切れたように泣き出した

小さい子に抱きつくように優しく優しく彼女を抱きしめた

アリナさんが落ち着くまで
















しばらくすると落ち着いたようで涙が止まった

わたくしに抱きつかれているのに気づいたようで、アリナさんは驚いて慌ててしまった

それに気づいて急いで手を離した

アリナ「ご、ごめんなさい。ドレスも汚してしまい、、、」

気づかなかったけどドレスに小さなシミがついていた

それでもわたくしはにっこりと笑い彼女に言う

レデ「いいのよ。アリナさんもきっと大変だったんでしょう？」

わたくしの言葉に彼女はまた泣きだしてしまった

泣かせてしまったのかと思いわたくしはまた焦ってしまった

今日は焦ってばかりだわ

レデ「また、何か言ってしまったかしら？」

彼女の手をゆっくり握った

アリナ「違うんです、、。優しくされたことがあんまりなくて、それも貴族様になんて、、、」

その時、やっとわかった

この子は何か悩んでいるんだ

吐き出さないと辛いでしょう？

わたくしは握った手を顔らへんまで持って行き笑う

レデ「大丈夫よ、何かあったんでしょう。話してごらんなさい？」

彼女は泣きながらもゆっくりと話してくれた







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ちょっと更新遅れちゃった(≧∀≦)
ごめんなさいーーーーー！！！
あと、しばらく忙しくなります
、、、嘘じゃないよ？
次回も楽しみに！