悪役令嬢にも心がある

帝国へ

わたくしはあの日、屋敷から出た

真夜中に誰にもバレないように静かに

お金は現金はあまり持てないから宝石を服に隠してでた

ドレスではなく、ルーカスと一緒に街へ視察に行った時の服装にした

本当はリマネリア王国のを着たかったけどバレたら大変だから自国の視察に行った時のにした

これにも思い出は詰まっていますからね

屋敷の人達が路頭に迷わないように退職金を口座に振り込んでおいた

公爵家の財産の4分の1は消えた

でも、わたくしのせいで誰かが死ぬことは避けたかったから

数十年は生きられるはず

うちで成功した農業の方法は紙に書き写し、専門の人にも協力をお願いしといた

長々しい言葉より、ただ一言自分の思いをつのってきた

公爵領はセルに任せれば大丈夫ね

これで、わたくしが居なくても大丈夫

最悪、わたくしが戻ってこなかったら分家から養子をひきとってとも書いたしね

わたくしは今からただの レデリーナ になるわ

彼のために

わたくしは全てをかけて生きてみせるわ

でも、寝ずにここまで来たから少し目眩がする

どっかで休憩を取らなくちゃ、、、

わたくしはゆっくりと木の幹に寄りかかり、倒れるように寝た

疲労が溜まっていたせいかすぐに夢の中に落ちていった

？？「え、だれ？」

そんな問いも届いてはいない











レデ「ん、、」

わたくしは少し目から漏れてくる明るさで目を覚ます

目が慣れてきて周りを見ると、知らない部屋の中だった

清潔そうなベッドに座り整えられた部屋を見ていた

、、どういう状況ですか？

ドアが開く音がして、かるく振り返るとそこには綺麗な女性がいた

？？「あ、起きましたか！」

わたくしはここに運んでくれた人だと思い、敵意を出さないように話す

レデ「はい、ありがとうございます」

小さな微笑みもつけて
なにが目的だと探ることはやめずに

？？「いえいえ。あ、私は  ステナ・ミリオーレ  聖女です」

聖女？

どうゆうことでしょう？

アリナも言ってましたが、、

ステナ「とりあえず、癒しますね」

そういい、彼女はわたくしの頭の方へ手を近づけた

なにかされると思い避けようとしたら

優しく掴まれた

そして、体に温かいものが流れてくるようだった

少しだるかった体はみるみる元気になった

まるで、奇跡のような力

だから、聖女なのね

わたくしは彼女に身を預ける

この心地よさをもう少しだけ感じていたいと思ったから

わたくしは頭の中に浮かぶ嫌な予想を隅へおいやる

まさか、、ね








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はい！今回はどうでしたか？
最近は息抜きで書いております。
時間もお楽しみに！