悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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わたくしは国に着くまでの時間で作戦を練り始めようと思い、頭を動かし始める

第1目標はルーカスが生きること

でも、国が滅んではだめ

彼はいつか国を担う王としての自覚があるんだ

それに、、

わたくしはやっぱり彼と笑って過ごしていきたいの

第2目標は国を救うこ、、と

わたくしは、、

どちらの国を救えばいいの?

だって、、、

リマネリア王国にはルーカスもいる

それに、笑顔で溢れていた街の人だって、、

それでもステロント帝国にもたくさんの人がいる

どんな人にも家族がいて、大切な人がいるのよ

死んでいい人なんて誰もいない!!

やっぱり戦争はいやよ

いいことなんてないじゃない

それでも、もう始まってしまった

どちらかが勝つか負けるまで終わらない

、、、、本当にそうかしら

もし、戦争を初めてきっかけが国の上層部が腐っていたことなら

そいつらを叩けばいい

でも、そんな都合いいことなんてあるはずないか、


帝国に潜入すれば、わかるかもしれない

もし、理由がわかればなにかがわかるかもしれない

やりましょう

彼のために

わたくしは新しい目標と決意を胸に馬車に揺れた













王国を出てから一日で色々なことが起こりすぎた

だからかもしれない

体がこんなにゆうことを聞かないのは

わたくしは自分の体に鞭を打って動かし続ける

馬車の窓から家が見える

ついた

そう思い少し気が抜ける

みんなも疲れたでしょう

こんな主でごめんなさい

そんなことを朦朧と考えていた

ゆっくりと馬車が止まる

わたくしはゆっくりと降りる

一つ一つの動作が大変ですわ

馬車から降りるとわたくしを囲むようにみんなが立っていた

レデ「 、、どうしたの?」

みんなはつらそうな顔をしていた

その中で1人、わたくしに話しかけた

セロ「大丈夫、、、なんですか?」

少し掠れたが、本当に心配している声

わたくしはいつもみたいに今日は笑わなかった

ただただ真剣にみんなを見つめて

言った

レデ「大丈夫、、とは言えないわ。でも、泣いているよりも行動を起こしたい」

みんなは息を飲んだ

この強さに

この弱さに

レデ「そう思うの」

静かにつぶやく

彼に届くようにと

みんな「「「はい!」」」

今の声は聞こえたか分からないがみんなは忠誠の気持ちを叫ぶ

わたくしはその姿に涙した

やはり、あなたたちに迷惑はかけられないわ

その夜、ある公爵家当主が姿を消した

書き置きをひとつ残して

「ありがとう。大好きですわ」

誰に向けたかも分からない言葉を

ロデリーナ公爵家のレデリーナ嬢がそう

どこに消えたかは誰も知らない





ーーーーーーーーーーーー
みなさん、こんな作品を見てくださりありがとうございます。
投稿もバラバラで、見放さないでくれて本当にうれしいです。
よかったら最終話まで見ていってください
次回もお楽しみに!
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