悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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やらなくては

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突き放された

嫌われた?

いや、あれは彼の優しさでしょう

わたくしは分かっていたはずなのに、、、

どうして?

あなたを助けたかっただけなのに

シェナ「お嬢様、、、1度中へ」

わたくしは少し忘れてしまったみんなの方へ笑顔向けた

レデ「ええ」

みんなは少しつらそうな顔をしていた

「そんな顔しないで」と笑って言いたいのに喉につかえて出てくれなかった

馬車に入ると今まで我慢していた涙が一気に溢れた

ここに着くまでにたくさんの涙が流れた

もう枯れたとさえ思ったのに

まだ流れ続けてしまう

あなたがいてくれればそれでいいとさえ思ったのよ?

お願い、、

もう2度と会えないかもしれない

もうあなたと笑い会えないかもしれない

もう、、、

この世界で生きていくことが出来ないかもしれない

あなたに会って

初めて*愛*を知ったの

今まで恋しか知らなかったわたくしが愛を知った

恋よりも深く、恋よりも離れられない

もう2度とあなたがいないと生きていけない

そう思ってしまうほどに深くて暖かいあなたの存在

もう心に刻んでしまったの

人をこんなに愛したことはなかったのよ?

絶対に死んで欲しくなかった

でも、嫌われてもいいから生きて欲しいとは言えなかった

あなたと愛し合って生きていきたいから

あなたと笑いあって生きていきたいから

だから、あの考えが浮かんだ時も心のどこかで違うってわかってた

でも、それ以上のことが思いつかなった

それに、もしかしたら頷いてくれるかもしれないという淡い思いもあったから

なぜわたくしは泣いてるのでしょう

なぜアリナに「今からでも最善を尽くしなさい!!」そういったのに

泣くことが最善なのですか?

いいえ、違うでしょう

わたくしの名前は レデリーナ 

ロデリーナ公爵家現当主

そして、愛する人を絶対に裏切らない女!!

わたくしは今、自分にできることをしますわ

彼が止まらないなら、わたくしも止まらなければいい

なぜ、こんな簡単なことに気づかなかったのでしょう

残念ながら、わたくしは諦めが悪いのですわ

だから、もう1度2人で笑い合える日まで

突き進んでみせます

いつのまにか涙は止まっていた

レデ「馬車を動かして」

急に声をかけられて驚いた様子だった

それでも

「はいっす!!」

大きな返事をして、動かし始めてくれた

急いで国に帰って作戦を練らなくてはいけないわ

馬車の音が遠くなっていく中、1人泣いている

男がいた

彼の名前は  ルーカス・リマネリア  王太子であり、未来の王だった





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はい、今回はどうでしたか?
ヤンデレかんが前に出てしまいすいません(遅すぎ)
次回もお楽しみに!
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