悪役令嬢にも心がある

反乱軍

宣言した彼女はここにいる誰よりも気高く

誰よりも輝いていた

ステナはまだ何も言わない

わたくしはもう少し彼女のことを覗こうとする

その瞬間、また爆音が聞こえる

今度は反乱軍ではなく騎士が放った

爆弾だった

しかも、反乱軍が打ったのとは違って

明らかにここにいる人全部を殺す勢いで！！

中央にいる人々の多くが倒れていた

反乱軍も

この街にいた

何も悪いことをしていない人も

無差別に

息をしているのかすら不安に感じるほど

体の一部が飛んでいたり

怪我を何箇所にもおっている人もいた

だれもが恐怖を抱いた

味方のはずなのに

私達を守る人達のはずなのに

なのに、どうして

そんな疑問がこの場にいる人によぎる

確かに、反乱軍の多くが今の一撃で怪我をした

でも、同じくらいに

ここにいる国民も怪我をした

私は固まった

いや、ここにいる人みんなが固まった

その中動いた人がたった1人いた

反乱軍の先端に立つ少女

アリサだった

自分自身も怪我をしている中でゆっくりと立ち上がり小さく微笑む

そして、周りの空気が変わる

ここにあるすべてのエネルギーが彼女の元に吸い込まれる感じで

彼女のもとに何かが吸収されてる

魔法が使えない

そんなわたくしでも理解できる

すごい強い力が集まってるのは

彼女に吸収されたエネルギーが一気にはぜた感じだった

淡い光が人々に落ちていく

その光が当たった人がさらに光る

光が治るとそこには

あったはずの傷がなくなってる

まるで、神のみわざとしか言えない光景

反乱軍はアリサにただ忠誠をみせるように頭を下げて

ここにいる国民は皆ありえないと固まり

騎士団は信じられないという表情をしていた

さっきまで怪我をして動けない人や

涙を流す人

その光景が嘘だったように

怪我は消え

涙が止まり

沈黙の後、この空間を壊したのは

国民の歓喜の叫びだった

耳が痛くなるくらい叫ぶ彼らの表情は

まるで、救世主を見つけたような

希望に魅入られた表情だった

アリサは力を使い果たしたのかゆっくりと倒れた

近くにいる兵士の1人が支えてくれたおかげで地べたに倒れることを防いだ

私は安心したと同時に次の不安が出てきた

今、彼女が倒れたら

好機だから騎士団は襲ってくるのではないじゃないでしょうか？

わたくしは焦って騎士団の方を振り返るとまだ固まって動けないようだった

反乱軍はすぐに撤退したようでまるで嵐のように消えてった

彼女らは何を目指しているのかしら

もし同じ場所を目指しているなら

わたくしは






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本当に遅れてごめんなさい(T ^ T)
最近忙しくて、、、

レデ「言い訳はいいですわ。誠心誠意謝罪しなさい」

ひっ！？
ご、ごめんさっぁぁっぁい！！！