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反逆の意志
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ロイ「それでりん、いやレデリーナ最初は何をするんだい?」
わたくしはにやりと笑い
レデ「まず最初にやることはこの国の民に反逆の意志を持たせることですわ」
ロイは少し険しい表情を抱く
ロイ「しかし、反逆をするということは民が命を落とす可能性も多く出てしまう。それについてはどう考えているんだい?」
国民のことを第一に考えていらっしゃる
やはり、あなたは王にふさわしい
わたくしはもともと用意していた回答を並べる
レデ「はい、表立ってそのように行動すればもちろんそういう結果になってしまうでしょう」
さて、気づくかしら?
ロイ「つまり、国民には秘密裏に伝えるということかい?でも、どうやって?」
レデ「まぁ、半分正解で半分不正解といったところですね。確かに秘密裏に準備を行いますが、伝え方は簡単で明白ですわ。広場にて、国王の不正や目論見を暴くのですわ!」
わたくしがそう高々に言うとロイ様はまるであごが外れたかのように驚いていた
ロイ「そ、それのどこが秘密裏なんだ!?国民が反逆の意志を持ってるってことが兵士に筒抜けじゃないか!!」
わたくしは耳を軽くふさぎその大声を緩和した
レデ「何も今すぐにってわけではありませんよ。行うのはこれから二週間後。王の不正はこちらが入手済み。だから、ここからはあなたの出番ですわ。ロイ様」
ふふっわたくしの情報網を侮らないでいただきたいわ
ロイ「いつの間に集めてたんだ、、。しかし、私の出番とはいったい、、?」
わたくしは待っていたとばかりに問いかけられた言葉に返す
レデ「ロイ様にはこれからしていただくことは二つ。まず一つ目は兵士たちの説得よ。そうしたら王への反逆の意志もすぐには伝わらない。そして、この国の民同士が争わないで済む。もちろんすべての人を説得しろとは言わないわ。人望がある人をこちらの陣営に入れるのよ。あなたならだれが適任かわかるはずよ。そして、もう一つは広場で国民を説得するのはあなたよ。」
わたくしはまっすぐと彼の方を見て言い放つ
ロイ様は少し悩んだすえ
ロイ「それが今の私にできることなら成し遂げて見せよう。適任なのは、、、。ベル兄さんがいいだろう」
ベル?
彼の兄は二人いるはずだけどそのどちらでもない、、
でも、聞いたことがある気がする
レデ「ベルさんというのはあなたのお兄様なの?」
ロイ「ああ、隠された第三王子だ。、、私よりもずっと勇敢で民を思う優しい人だった」
隠されたといことはきっと王にとっては厄介な存在だったのね
ロイ「今も王たちから隠れて民を守るために兵士に志願し、兵士長まで上り詰めた立派な人だよ」
そう、そんな立派な人が、、
レデ「そのベルさんという方は素晴らしい人なんですね」
ロイ「ええ、ですが最近は何かにとりつかれたようになってしまっているという話なんです、、。」
急に?
なぜ?
ロイ「なんでも、聖女を殺されてからまるでうつろに何かを探しているみたいで、、」
聖女?
でも、この国にはステナとアリナしか、、、
あ、
レデ「わたくしもしかしたら反乱軍と兵士たちを一気に味方につけられるかもしれないわ」
ロイ「それは本当なの!?」
わたくしは頭によぎった小さな可能性につい笑みをこぼしてしまう
小さな運命の赤い糸を手繰り寄せているような
そんな気分になってしまった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
めっちゃひっっっさしぶりですねみなさん!!!!!
息抜きってなんだっけと思いながら書いていったらちょうどよく切れなくていつもよりボリューミーに、、
今回はどうでしたでしょうか!?
楽しんでいただけたら喜びまくります!!
次回もお楽しみに~!
わたくしはにやりと笑い
レデ「まず最初にやることはこの国の民に反逆の意志を持たせることですわ」
ロイは少し険しい表情を抱く
ロイ「しかし、反逆をするということは民が命を落とす可能性も多く出てしまう。それについてはどう考えているんだい?」
国民のことを第一に考えていらっしゃる
やはり、あなたは王にふさわしい
わたくしはもともと用意していた回答を並べる
レデ「はい、表立ってそのように行動すればもちろんそういう結果になってしまうでしょう」
さて、気づくかしら?
ロイ「つまり、国民には秘密裏に伝えるということかい?でも、どうやって?」
レデ「まぁ、半分正解で半分不正解といったところですね。確かに秘密裏に準備を行いますが、伝え方は簡単で明白ですわ。広場にて、国王の不正や目論見を暴くのですわ!」
わたくしがそう高々に言うとロイ様はまるであごが外れたかのように驚いていた
ロイ「そ、それのどこが秘密裏なんだ!?国民が反逆の意志を持ってるってことが兵士に筒抜けじゃないか!!」
わたくしは耳を軽くふさぎその大声を緩和した
レデ「何も今すぐにってわけではありませんよ。行うのはこれから二週間後。王の不正はこちらが入手済み。だから、ここからはあなたの出番ですわ。ロイ様」
ふふっわたくしの情報網を侮らないでいただきたいわ
ロイ「いつの間に集めてたんだ、、。しかし、私の出番とはいったい、、?」
わたくしは待っていたとばかりに問いかけられた言葉に返す
レデ「ロイ様にはこれからしていただくことは二つ。まず一つ目は兵士たちの説得よ。そうしたら王への反逆の意志もすぐには伝わらない。そして、この国の民同士が争わないで済む。もちろんすべての人を説得しろとは言わないわ。人望がある人をこちらの陣営に入れるのよ。あなたならだれが適任かわかるはずよ。そして、もう一つは広場で国民を説得するのはあなたよ。」
わたくしはまっすぐと彼の方を見て言い放つ
ロイ様は少し悩んだすえ
ロイ「それが今の私にできることなら成し遂げて見せよう。適任なのは、、、。ベル兄さんがいいだろう」
ベル?
彼の兄は二人いるはずだけどそのどちらでもない、、
でも、聞いたことがある気がする
レデ「ベルさんというのはあなたのお兄様なの?」
ロイ「ああ、隠された第三王子だ。、、私よりもずっと勇敢で民を思う優しい人だった」
隠されたといことはきっと王にとっては厄介な存在だったのね
ロイ「今も王たちから隠れて民を守るために兵士に志願し、兵士長まで上り詰めた立派な人だよ」
そう、そんな立派な人が、、
レデ「そのベルさんという方は素晴らしい人なんですね」
ロイ「ええ、ですが最近は何かにとりつかれたようになってしまっているという話なんです、、。」
急に?
なぜ?
ロイ「なんでも、聖女を殺されてからまるでうつろに何かを探しているみたいで、、」
聖女?
でも、この国にはステナとアリナしか、、、
あ、
レデ「わたくしもしかしたら反乱軍と兵士たちを一気に味方につけられるかもしれないわ」
ロイ「それは本当なの!?」
わたくしは頭によぎった小さな可能性につい笑みをこぼしてしまう
小さな運命の赤い糸を手繰り寄せているような
そんな気分になってしまった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
めっちゃひっっっさしぶりですねみなさん!!!!!
息抜きってなんだっけと思いながら書いていったらちょうどよく切れなくていつもよりボリューミーに、、
今回はどうでしたでしょうか!?
楽しんでいただけたら喜びまくります!!
次回もお楽しみに~!
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