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55.生きる言い訳
桃の部屋に月子の姿があった。
桃は、どうぞと言って焼き菓子とココアを出した。
珍しそうに月子は部屋をあちこち見て居た。
桃が受賞したというタヌキの賞で限定発売されたグッズが並んでいる。
「タヌキなんて見た事ないわ・・・。イメージとなんか違う・・・。もっと尻尾が長くない?」
「ああ、それ多分、アライグマじゃないですか?ちょっと似てますよね。特徴としては・・・タヌキは尻尾は短くて、アライグマは長くてシマシマ。それからタヌキは指が四本。アライグマは五本。洗わなきゃならないから指が多い方がいいからかな?」
へえ、と月子は感心して聞いて居た。
桃の研究って、ちょっと軍事産業に転用出来そうなのもあって危ないんですよね、と藤枝が言って居た事があるが、なんとも牧歌的ではないか。
「・・・オルソンさん、これ、良かったら・・・」
月子はそう言って土産の紙袋を差し出した。
週末に公太郎と旅行に行って来たらしい。
種類の違うお菓子が三箱もあって、律儀に熨斗までついて居た。
「わあ、初めて見ましたこのお菓子」
「・・・良かった。ずんだ好きなんでしょ?」
「そうなんです。何だか懐かしい味しますよね。笹かまもありがとうございます」
「そっちがなんだか、680年前からあるお煎餅なんですって」
「ええ?すごくないですか・・・?・・・どうでした?」
「すごく良かったの。・・・松島って分かる?」
「奥の細道の?」
「そう。そこで景色を見て、お寺も見学して。牡蠣も食べたの。それから仙台に行って・・・」
「へえ、いいですねえ。牛タン食べました?・・・このノートなんですか?」
「美味しかったわよ。・・・これはね、御朱印帳。私、集めているのよ。縁結びの神様なんて全国津々浦々行ったから・・・。あなたも集めるといいと思う」
「・・・へえ。これ、書いてもらえるんですか?」
「そうよ。所によるけど、千円とか二千円?今、流行ってるの」
「・・・そうなんだ・・・」
桃はしげしげと眺めて居た。
「良かった。楽しまれたみたいで」
「・・・そうなのよ。楽しかったの・・・。私、今までね、一緒にお寺とか行ってくれる人、居なくて・・・」
「え?じゃ、どこ行ってたんですか?」
「・・・彼氏とは、海外のビーチとか・・・」
「素敵じゃないですか!?」
「・・・そうなの・・・。あ、私のお金でね。私もその方が楽しかったんだけど・・・。なんかもう、そういうのいやだなあと思ってて・・・」
桃が静かに話を聞いていた。
「・・・あのね、来月、公太郎さん、私の両親に挨拶に行ってくれる事になってて」
「ええ?すごい!早い」
「で、年内には、あちらのご実家にも・・・。酒造さんなんでしょう?オルソンさん行った事ある?」
月子が心配そうな顔をした。
「ああ、はい。おじいちゃんと、何回か」
「そう・・・。・・・私、大丈夫だと思う・・・?」
「月子先生に、何か問題があるとは思えないんですけど・・・?」
完璧に近いではないか。
「そう・・・?・・・でもあるのよ、問題。勿論私もあるんだけど。・・・一番は、あなた」
「私・・・?。あの、でも・・・月子先生、私と藤枝さんがお付き合いして居たのは、5年は前の話ですし。・・・実際付き合った期間も数ヶ月っていう情けなさで・・・」
バタバタ付き合って、すぐ別れたと言うのが正しい。
でも、と月子が少し言い淀んでから、口を開いた。
「・・・でも、あなた、赤ちゃんできたんでしょ?・・・でもダメになったって・・・。・・・ごめんなさい・・・」
「・・・ああ、いいんです。本当のことですから。・・・そんなことまで言わなきゃいいのにね。月子先生、心配されるのに・・・」
「違うの。私が、何かあるなら言えって迫ったから・・・。5年て言ったら、結構前よね。でも、あなたもきっと、思い出すでしょ?」
「・・・昔とはまだ言えない期間ではありますもんね。たまにですけどね・・・。でも、本当に初期だったので・・・」
「でも。でもね、例えば、あなたが半年に一度度思い出すとしたら、藤枝さんは月に一度は思い出してたの」
そう言われて、桃は困ってしまった。
それは公太郎も言っていたし、自分だってその部分が無いとは言えない。
でもそれでは、公太郎はどうなる。
留まったまま、動けない。
自分のせいで。
「・・・月子先生。それは・・・」
「・・・そうね。言い訳にしちゃいけない。でも、それでも彼にとったら、大切な生きる根拠であったのよ。あなた込みで。だから、どうしても、私、あなたがいると、心配なの。たまらないの」
月子はつい責める口調になった。
「・・・ごめんなさい・・・」
「いえ。いいんです。・・・藤枝さん、愛されててすごいなあ・・・」
その桃の発言に、無責任ね、と言う顔で月子は桃を見た。
桃は、ココアを飲み干してしまうと、月子に向き直った。
「・・・月子先生。私ね。その赤ちゃん、どっちの子かわかんないんですよ。・・・ええと、呆れた話だけど、藤枝さんと時期カブっちゃって。・・・病院予約して、どうしたらいいかわからないまま、来週行かなきゃって思ってるうちに、出血しちゃって」
月子がめそめそどうしようもない表情から、一瞬、医師の顔に戻った。
「・・・大丈夫だったの?・・・出血が多くて輸血が必要な場合もあるでしょ・・・?」
「大学の保健管理センター経由ですぐに藤枝さんの叔母さんの病院に行って、処置して貰ったので」
「そう。良かった。・・・若い子だとね。結構、そのままにして、感染症になっちゃってって事があるのよね・・・。・・・それ、藤枝さん知ってるの?」
「はい。しょうがないからどっちの子かわからないって言ったんです。でも、誰かに言う時は・・まあ、私の母親にですけど・・・自分の子という事にしておけって。それが一番収まりがいいからって。そんな責任感じなくていいのに。私が不用意だっただけなのに。だからもう、藤枝さん、もう責任感じてなくていいから。・・・私のマイナスなんかよりもっともっとプラス要素の月子先生となら間違いなく幸せになれるもの」
月子はため息をついた。
「・・・あなたそれはね・・・藤枝さんもずるいわよね。・・・でもわかる。・・・きっと、あなたに忘れてほしくなかったのよ。自分が責任感じているうちは、あなたがそう思っているうちは、きっとあなたは藤枝さんを忘れないじゃない?」
「なんの為にそんな・・・。重荷なだけなのに」
「・・・寂しいのよ。自信がないの。・・・いい時はきっと思い出さないけれど。ちょっと悪い時とか、それを理由に何か諦めたり頑張ったりするのよね。ちょっとした生きる意味よ。・・・言い訳が必要なの」
月子はそう言うと、私もそう言うとこあるから分かる、と言った。
「ああ、そしたら、私なんて・・・。藤枝さんの生きる意味や根拠になんてなれない・・・」
また戸惑う少女のような顔に戻って月子はため息をついた。
桃は、こんなに素敵で医師でもある人が、自信が無いなんて不思議な事を言うと思った。
「月子先生との毎日で、私なんか、きっとすぐにかすんじゃいますよ。・・・大丈夫」
大丈夫、と言われて、月子は驚いた顔をしてから頷いた。
ほっとした、と小さく呟く。
月子は白衣を脱いで、椅子に座り直した。
「・・・あのね、私の、問題なんだけど。私、長く・・・その・・・。切れるに切れる事が出来なかった人がいて。最低でしょ。・・・藤枝さんにお話したの。そしたら、許してくれて・・・。私、本当、バカみたい・・・」
どんな話なのかは知らないが、二人でそう相入れたのならいいでは無いか。
需要できる関係ってすごいなあ、と、桃は、幼馴染みの雛とその夫の事も思い出していた。
「私、こんなに・・・だらしないのに・・・申し訳ないわ・・・」
そう言って、月子はしょんぼりしていた。
桃は、なんだかその様子がとても気の毒に見えて、ちょっとだけ意地悪してもいいだろうと思った。
こんなに素敵な女性にだけ罪悪感を与えるなんて。
きっと、公太郎は自分の都合の悪い事を言っていない。
「・・・そんな事ないです。あいつ、自分の事ばっかり良く言ってるのかもしれないけど」
「え?」
「・・・月子先生。あの人だって最低な事実ありますよ?」
「え?」
「あいつ、もともと私の母親と付き合ってたんです」
「・・・ええ?!お、お母様?」
「そうです。フラれて、三日後、私と」
「・・・嘘・・・最低!・・・あの、お母様って、ど、どんな人・・・?」
「ママは、二十二でシングルで私を産んで、そのまま海外あちこちで子連れで出稼ぎで荒稼ぎして、今はアメリカのテキサスでダム作ってるような女です。で、十も年下の彼氏であるハム太郎を振って、歯医者と結婚して妊娠して第二子を二十年ぶりに出産した女」
かいつまんで言うととんでもないが。
月子が驚いて目を丸くした。
そんなの、敵う訳ない・・・。
「・・・しかも名前が閻魔って言うの。ひどいでしょ?」
桃が笑った。
「・・・ちょっとびっくり・・・」
そう言った後、月子がやっと笑い出した。
桃も笑って、困ったもんだと言い合った。
「・・・はあ・・・何だか、ガックリと言うか・・・ちょっとほっとした感じ。変なの」
「ああもう。月子先生、藤枝さんと幸せになるっきゃないですね。猫も一緒にお嫁にもらってくれますか?」
月子が頷いた。
桃は、どうかみりんをよろしくお願いしますと頭を下げた。
桃は、どうぞと言って焼き菓子とココアを出した。
珍しそうに月子は部屋をあちこち見て居た。
桃が受賞したというタヌキの賞で限定発売されたグッズが並んでいる。
「タヌキなんて見た事ないわ・・・。イメージとなんか違う・・・。もっと尻尾が長くない?」
「ああ、それ多分、アライグマじゃないですか?ちょっと似てますよね。特徴としては・・・タヌキは尻尾は短くて、アライグマは長くてシマシマ。それからタヌキは指が四本。アライグマは五本。洗わなきゃならないから指が多い方がいいからかな?」
へえ、と月子は感心して聞いて居た。
桃の研究って、ちょっと軍事産業に転用出来そうなのもあって危ないんですよね、と藤枝が言って居た事があるが、なんとも牧歌的ではないか。
「・・・オルソンさん、これ、良かったら・・・」
月子はそう言って土産の紙袋を差し出した。
週末に公太郎と旅行に行って来たらしい。
種類の違うお菓子が三箱もあって、律儀に熨斗までついて居た。
「わあ、初めて見ましたこのお菓子」
「・・・良かった。ずんだ好きなんでしょ?」
「そうなんです。何だか懐かしい味しますよね。笹かまもありがとうございます」
「そっちがなんだか、680年前からあるお煎餅なんですって」
「ええ?すごくないですか・・・?・・・どうでした?」
「すごく良かったの。・・・松島って分かる?」
「奥の細道の?」
「そう。そこで景色を見て、お寺も見学して。牡蠣も食べたの。それから仙台に行って・・・」
「へえ、いいですねえ。牛タン食べました?・・・このノートなんですか?」
「美味しかったわよ。・・・これはね、御朱印帳。私、集めているのよ。縁結びの神様なんて全国津々浦々行ったから・・・。あなたも集めるといいと思う」
「・・・へえ。これ、書いてもらえるんですか?」
「そうよ。所によるけど、千円とか二千円?今、流行ってるの」
「・・・そうなんだ・・・」
桃はしげしげと眺めて居た。
「良かった。楽しまれたみたいで」
「・・・そうなのよ。楽しかったの・・・。私、今までね、一緒にお寺とか行ってくれる人、居なくて・・・」
「え?じゃ、どこ行ってたんですか?」
「・・・彼氏とは、海外のビーチとか・・・」
「素敵じゃないですか!?」
「・・・そうなの・・・。あ、私のお金でね。私もその方が楽しかったんだけど・・・。なんかもう、そういうのいやだなあと思ってて・・・」
桃が静かに話を聞いていた。
「・・・あのね、来月、公太郎さん、私の両親に挨拶に行ってくれる事になってて」
「ええ?すごい!早い」
「で、年内には、あちらのご実家にも・・・。酒造さんなんでしょう?オルソンさん行った事ある?」
月子が心配そうな顔をした。
「ああ、はい。おじいちゃんと、何回か」
「そう・・・。・・・私、大丈夫だと思う・・・?」
「月子先生に、何か問題があるとは思えないんですけど・・・?」
完璧に近いではないか。
「そう・・・?・・・でもあるのよ、問題。勿論私もあるんだけど。・・・一番は、あなた」
「私・・・?。あの、でも・・・月子先生、私と藤枝さんがお付き合いして居たのは、5年は前の話ですし。・・・実際付き合った期間も数ヶ月っていう情けなさで・・・」
バタバタ付き合って、すぐ別れたと言うのが正しい。
でも、と月子が少し言い淀んでから、口を開いた。
「・・・でも、あなた、赤ちゃんできたんでしょ?・・・でもダメになったって・・・。・・・ごめんなさい・・・」
「・・・ああ、いいんです。本当のことですから。・・・そんなことまで言わなきゃいいのにね。月子先生、心配されるのに・・・」
「違うの。私が、何かあるなら言えって迫ったから・・・。5年て言ったら、結構前よね。でも、あなたもきっと、思い出すでしょ?」
「・・・昔とはまだ言えない期間ではありますもんね。たまにですけどね・・・。でも、本当に初期だったので・・・」
「でも。でもね、例えば、あなたが半年に一度度思い出すとしたら、藤枝さんは月に一度は思い出してたの」
そう言われて、桃は困ってしまった。
それは公太郎も言っていたし、自分だってその部分が無いとは言えない。
でもそれでは、公太郎はどうなる。
留まったまま、動けない。
自分のせいで。
「・・・月子先生。それは・・・」
「・・・そうね。言い訳にしちゃいけない。でも、それでも彼にとったら、大切な生きる根拠であったのよ。あなた込みで。だから、どうしても、私、あなたがいると、心配なの。たまらないの」
月子はつい責める口調になった。
「・・・ごめんなさい・・・」
「いえ。いいんです。・・・藤枝さん、愛されててすごいなあ・・・」
その桃の発言に、無責任ね、と言う顔で月子は桃を見た。
桃は、ココアを飲み干してしまうと、月子に向き直った。
「・・・月子先生。私ね。その赤ちゃん、どっちの子かわかんないんですよ。・・・ええと、呆れた話だけど、藤枝さんと時期カブっちゃって。・・・病院予約して、どうしたらいいかわからないまま、来週行かなきゃって思ってるうちに、出血しちゃって」
月子がめそめそどうしようもない表情から、一瞬、医師の顔に戻った。
「・・・大丈夫だったの?・・・出血が多くて輸血が必要な場合もあるでしょ・・・?」
「大学の保健管理センター経由ですぐに藤枝さんの叔母さんの病院に行って、処置して貰ったので」
「そう。良かった。・・・若い子だとね。結構、そのままにして、感染症になっちゃってって事があるのよね・・・。・・・それ、藤枝さん知ってるの?」
「はい。しょうがないからどっちの子かわからないって言ったんです。でも、誰かに言う時は・・まあ、私の母親にですけど・・・自分の子という事にしておけって。それが一番収まりがいいからって。そんな責任感じなくていいのに。私が不用意だっただけなのに。だからもう、藤枝さん、もう責任感じてなくていいから。・・・私のマイナスなんかよりもっともっとプラス要素の月子先生となら間違いなく幸せになれるもの」
月子はため息をついた。
「・・・あなたそれはね・・・藤枝さんもずるいわよね。・・・でもわかる。・・・きっと、あなたに忘れてほしくなかったのよ。自分が責任感じているうちは、あなたがそう思っているうちは、きっとあなたは藤枝さんを忘れないじゃない?」
「なんの為にそんな・・・。重荷なだけなのに」
「・・・寂しいのよ。自信がないの。・・・いい時はきっと思い出さないけれど。ちょっと悪い時とか、それを理由に何か諦めたり頑張ったりするのよね。ちょっとした生きる意味よ。・・・言い訳が必要なの」
月子はそう言うと、私もそう言うとこあるから分かる、と言った。
「ああ、そしたら、私なんて・・・。藤枝さんの生きる意味や根拠になんてなれない・・・」
また戸惑う少女のような顔に戻って月子はため息をついた。
桃は、こんなに素敵で医師でもある人が、自信が無いなんて不思議な事を言うと思った。
「月子先生との毎日で、私なんか、きっとすぐにかすんじゃいますよ。・・・大丈夫」
大丈夫、と言われて、月子は驚いた顔をしてから頷いた。
ほっとした、と小さく呟く。
月子は白衣を脱いで、椅子に座り直した。
「・・・あのね、私の、問題なんだけど。私、長く・・・その・・・。切れるに切れる事が出来なかった人がいて。最低でしょ。・・・藤枝さんにお話したの。そしたら、許してくれて・・・。私、本当、バカみたい・・・」
どんな話なのかは知らないが、二人でそう相入れたのならいいでは無いか。
需要できる関係ってすごいなあ、と、桃は、幼馴染みの雛とその夫の事も思い出していた。
「私、こんなに・・・だらしないのに・・・申し訳ないわ・・・」
そう言って、月子はしょんぼりしていた。
桃は、なんだかその様子がとても気の毒に見えて、ちょっとだけ意地悪してもいいだろうと思った。
こんなに素敵な女性にだけ罪悪感を与えるなんて。
きっと、公太郎は自分の都合の悪い事を言っていない。
「・・・そんな事ないです。あいつ、自分の事ばっかり良く言ってるのかもしれないけど」
「え?」
「・・・月子先生。あの人だって最低な事実ありますよ?」
「え?」
「あいつ、もともと私の母親と付き合ってたんです」
「・・・ええ?!お、お母様?」
「そうです。フラれて、三日後、私と」
「・・・嘘・・・最低!・・・あの、お母様って、ど、どんな人・・・?」
「ママは、二十二でシングルで私を産んで、そのまま海外あちこちで子連れで出稼ぎで荒稼ぎして、今はアメリカのテキサスでダム作ってるような女です。で、十も年下の彼氏であるハム太郎を振って、歯医者と結婚して妊娠して第二子を二十年ぶりに出産した女」
かいつまんで言うととんでもないが。
月子が驚いて目を丸くした。
そんなの、敵う訳ない・・・。
「・・・しかも名前が閻魔って言うの。ひどいでしょ?」
桃が笑った。
「・・・ちょっとびっくり・・・」
そう言った後、月子がやっと笑い出した。
桃も笑って、困ったもんだと言い合った。
「・・・はあ・・・何だか、ガックリと言うか・・・ちょっとほっとした感じ。変なの」
「ああもう。月子先生、藤枝さんと幸せになるっきゃないですね。猫も一緒にお嫁にもらってくれますか?」
月子が頷いた。
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